越後にて、一期一会を思ふ。

JUGEMテーマ:読書


今日は朝一番のプロペラ機に乗って新潟に来ています。
日本の屋根?美しく冠雪を抱いた山並みを眼下に見ながら、広い様で狭い、遠い様で近い、そのくせまだまだ知らない世界が際限なくある日本という国の奥深さを感じながらのゴトゴトと良く揺れるフライトでした。
思わず、目を奪われた山並み。

新潟へはモチロン仕事でして、現場の完工の確認を兼ねて新しくオープンするクライアントのお店にお祝いも兼ねて向かっています。
あとは、新潟での工事を無事に済ますことが出来た感謝を、お手伝い頂いた業者さんや職人さん、そして何から何まで相談に乗って頂いて、お手伝い下さった株式会社大建建設の高橋社長と高橋部長へのご挨拶と共に伝えたいと思っています。
本当にお世話になりました。
繁忙期のど真ん中でもあり、また消費税増税前の需要が爆発している様な忙しい時に無理なお願いばかり聞いて頂いて、随分と骨を折って頂きました。
このご恩は決して忘れる事無く、倍にしてお返し出来る機会を持てるように祈っております。
本当にありがとうございました。
神戸の片田舎で地元に住まれてる方に対して住環境の提供を生業としている地域密着の工務店が、全国津々浦々まで出向いていって工事をさせて頂いているのは考えてみればちょっとおかしい感じがします。
どう考えても私のチカラで全国に活躍の場を広げている訳ではなく、それもこれも不思議なご縁を頂いて、そのご縁を紡いで来ただと思っています。
たしかに、一つひとつの頂いた仕事に真摯に向き合って信頼を勝ち取ってきたからでは有りますが、顧客に恵まれすぎるくらい恵まれて来たことは間違いないと思うのです。
結局、自力ではなく、他力。
他力本願を良く説かれたの親鸞上人の言われた『願』を叶えるという意味からすると、少し意味合いは違うかも知れませんが、自分の力の小ささを良くわきまえて、他力に任せ切るのではなくご縁を大事に紡いでいくことしか道はないのか、と思ったりします。
今回、新潟という土地にご縁を頂いたのをきっかけに、以前から興味を持っていた良寛禅師について少しだけお勉強してみました。
まさに一期一会の出逢いの賜物です。
特に良かったのはこれ、
 

良寛 下 (学研M文庫)

少々長編ですが、道元禅師の教えを体現すべく、托鉢行を通して魂を磨く意味を考え続けたその生涯を通して分かりやすく禅宗の本来の価値観を学ぶことが出来る小説となっています。
我適彼朝野、士女各有作。
不織何以衣、不耕何以哺。
今穪釋氏子、無行亦無悟。
徒費檀越施、三業不相顧。
厳しい修行を生涯続け、禅宗の本分を一心不乱に身を以て極めようとした人生を過ごしながら、捨てて来た世俗のしがらみに対して衆生の苦しみをも捨て、目を向けず、その苦しみを救うことに何の力もないことを悔やみ、負い目を感じ続けたというエピソードは天地程の違いはあるにせよ、私を含む誰しもの人生が修行の道場であるならば、常に心に留め置かなければならないことの様に思いました。
目の前の苦しみを見逃して、なんの理想、なんの理念が成り立つのか。
しかし、目の前のことばかりに囚われてしまっても、道を進むことは侭ならず、、
世の中も、人生もそんなに簡単な物ではない様ですが、心に火を点して今日を精一杯に生きることを心がけたいと改めて感じた次第です。
良書でした、おススメします。

おまけ、
年の瀬も迫った、忙しい時期では有りますが、今週末は現場見学会とイベントを開催します。


1日目は工事中の現場で構造(作る途中のプロセス)を見て頂いてから、現場から移動して、完成して既にお住まいになっているオーナー様宅へ訪問させて頂いて、高気密高断熱、即ち省エネ住宅での住み心地や、電磁波をカットされた部屋での生活の生の声を聞いて頂きます。
2日目は構造や断熱、そして電磁波を集めて地球に返す、オールアース住宅の肝である導電性スパンボンドの施工をご覧頂きながら、住宅に置ける電磁波の発生のメカニズムと、その対策について現場で施工している現物を見ながらご説明することになっています。




実際の家づくりのプロセスと結果を両方見て、体感して頂ける稀な機会となっておりますので、これから新築、もしくは大規模なリフォームをお考えの方はご参加頂ければきっと、参考にして頂ける部分があるかと思います。



予約制となっておりますので、ご興味がある方は↑のフリーダイヤルへ電話、もしくはコメント、メールにてお気軽にお問い合わせ下さいね。
スタッフ一同、ご参加を心よりお待ちしています。


すみれ建築工房の目指すサイクル

 

創業時から変わらない私達の“想い”

それは作り手側から見た業界の悪習を断ち切りたいと言うその1点に尽きます。

しっかりと社会保障をされた職人が早く出来た事が儲かることではなく、完璧なものを作ることで評価されるシステムを作り上げ業界のスタンダードにしたい。

それがすみれが社員大工での施工に拘る理由です。





お客様に安心と安全そして心地よい環境を提供して、また次の仕事へと繋げていく。

それは工事を通してひとりずつのお客様の幸せの実現を果たして社会に貢献することを事業の目的としているから。


自然の摂理に逆らうのではなく、アタリマエの連続で自然な流れを作って行く。

だからこそ、業界の流れに逆流しながらも大工職人の内製化を守り、社員大工による自社施工に拘っています。

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