いやー、今日はいろいろと勉強になりました。
午前中は今年最後のコーチングセッション。
今年の振り返りと来年への展望をしっかりと整理することができました。
昼からはマーケティング事業部のミーティング。
私がイメージした通りの成果が上がらない理由を担当者に実際の顧客の声を聞いて深掘りし、大いに反省をする時間となりました。
顧客にオファーを受け取っていただくためには大まかなプランやしくみだけではなくディティールが大事ということなのだと思います。。。
夕方からはひょうご新民家21と言うNPO法人の研修会に行ってきました。
講師はなんとムシのプロフェッショナル。
奥村さんという方で気候変動やハウスシック法の施行によって住宅建材が健康に留意された事による影響で住宅にとっての害虫が非常に繁殖しているという話でした。
人の健康にも優しいものは、虫にも優しい。
当たり前のような話ではありますか健康に留意した住宅にしたがため、その家の中でシロアリやキクイムシなどの虫が繁殖するなんてやっぱり気持ち悪いものです。
てか、仲良く一緒に住むなんてやっぱり無理ですよね。
今日はその被害の実例、そして対策を事細やかにレクチャーしていただきましてずいぶんと認識を新たにすることができました。
建築業界の常識は虫の業界では非常識。
我々が当たり前になっていることがすべて正しいとは限らないということをもう一度再認識する良い機会となったとともに、自分たちがやっていることが大きく間違っていないことも再度確認することができてとても良かったです。
ただ、シロアリやキクイムシの大きな自然のサイクルの中では重要な役目を担っている重要な生き物であることもしっかりと認識して、ただ駆除すれば良い、という短絡的な考え方だけではなくて、上手に共生する道を探るべきだとも思いました。
しかし、まぁ、この忙しい年末に研修会に顔を出し、その後の忘年会にも顔を出してということが続くとこんなことやってていいのかと(若干)思ったりもしてしまいますが、常に学び続けることをスケジュールに組み込んでいる以上、守っていくことはとても大事なのだと改めて感じた次第です。
当たり前のことを当たり前に行うというのは非常に難しいという話があります。
楽天の三木谷会長が少し前に記者会見で言ってました。
それ自体も意識をしないとなかなかできないことではありますが、当たり前になっている事を常に疑い続けるということはもっと難しく重要なことなのかもしれません。
当たり前なだけに疑いにくいということを含めて。
我々住宅業界にいるものはお客様の一生に1度の買い物を担うという重責がある以上、常に最新の技術、最新の情報を得ながら研鑽を続けていかなければならないと思っています。
今日のコーチングでも今年の1つのテーマとしてその部分の研究を進めたということが振り返りとしてでていましたが、今年1年間で整理できたことが結構たくさんあるように思います。
今日もまたその一日となりました。
出会いに感謝。
そしてご縁に感謝するばかり。
奥村さん本日は本当に有り難うございました。
ああ、お題目ですが、外資系の農薬会社にて第1線で活躍されていたという奥村さん曰く、
モンサントの遺伝子組み換え種子と農薬のセット販売のビジネスモデルはネット上で問題視されている通り、非常に危険である。
また、住宅の防蟻薬剤として長年使われ続けているネオニコチノイドの害はヨーロッパ諸国が禁止するのが妥当な位、環境に対する負荷が大きい。
ときっぱりと言い切ってくださいました。
反対側の立場にいた方の意見はやっぱり貴重、重みが違いました。
どうもTPPはいただけないようです。
よろしければ見てみてください。
映画『モンサントの不自然な食べもの』
http://www.uplink.co.jp/monsanto/about.php
すみれ建築工房の目指すサイクル
それは作り手側から見た業界の悪習を断ち切りたいと言うその1点に尽きます。
しっかりと社会保障をされた職人が早く出来た事が儲かることではなく、完璧なものを作ることで評価されるシステムを作り上げ業界のスタンダードにしたい。
お客様に安心と安全そして心地よい環境を提供して、また次の仕事へと繋げていく。
それは工事を通してひとりずつのお客様の幸せの実現を果たして社会に貢献することを事業の目的としているから。
自然の摂理に逆らうのではなく、アタリマエの連続で自然な流れを作って行く。
だからこそ、業界の流れに逆流しながらも大工職人の内製化を守り、社員大工による自社施工に拘っています。