今日は今年最後の茶の湯のお稽古でした。
年末の慌ただしい日常をしばし離れ、ゆっくりと流れる時間の中に体を預けて心を落ち着かせる時間を持ちました。
遅々としてなかなか上達しないお稽古事ではありますが、続けるということを守るだけで、それなりに少しずつ身に付いてくるものもあるもので、今年の1年間を振り返ると確実にやってきただけのことがあると思ったり、、
できの悪い弟子を根気よく教え続けてくださる先生や、諸先輩には感謝するばかりです。
続けること。
毎年、年の瀬が近づいてくるとやっぱり1年間の振り返りをしたりします。
今年の成果はどうだったか?
という自分に対する問いはもちろんありますが、もう一つ、決まって毎年いつも問い掛けるのは続けることができたか?という問いです。
曲がりなりにも経営者としてスタッフやお客様そして取引業者様に対しての責任を担っている立場を改めて考えると今の私はあまりにも無知で無力だと思うのです。
もっと溢れる才覚を持ち、あらゆる問題をサクサクと解決に導いてご縁をいただいた周りの人たちを幸せに導きたい、いや、導ければいいなと思うのですが、非常に残念ながらそこまでのスキルや才能を持ち合わせておりません。
そんな私にできること、それが(自分で決めたことを)続けることだと思っています。
努力あるのみ。です。。(苦笑)
人より才覚が劣る分、補うのはそこしかないのかと。
夕方から参加した「理念と経営を考える経営者の会」では私が前から尊敬して止まない、ステージケアの真田社長の会社に訪問させていただきました。
魂の経営者(私は勝手に言っている)の真田社長は老人のためのホームヘルパーによる介護事業から障がい者の若者に対する就労支援まで、すべての人がいきいきと高いクオリティの生活が実現できるように、という理念のもと精力的に事業を展開されています。
あらゆる人にすばらしい可能性が秘められている。という今日の社長のお話は正直胸が熱くなりました。
結局私たちが目指すべきものも同じでは無いのかと思ったのです。
その勉強会の場で、今年を振り返り、感想を漢字一文字で表すとという話題になり、私が出した答えは、
省みる
の「省」と言う漢字でした。
省みたからといってすべて是正できたわけではもちろんありませんが、今まで気づいていなかった自分の弱点と言うか、悪しき習慣にずいぶん目を向けた年となったのは間違いないと思います。
そんなことを思うことも毎月コツコツと学びの習慣を守り続けてきたおかげ様、今の環境をありがたいと感謝しつつ学びを無駄な時間に終わらせないように来年につなげたいと思います。
勉強会でご一緒いただいている皆様、今年1年本当に有り難うございました。
来年も精進してまいりますので、何卒よろしくお願いいたします。
深謝。