神戸も雨。
このところ、どこに行っても傘を手放せない日が続き、ずっと雨雲につきまとわれている気がするのですが、これはもしかして、
天の恵みを一心に集めているのではないか?なんて勘違いをしてしまってます。(笑)
いよいよ年末の週末、という事もあり今日で仕事納めの会社も多い様ですが、私はまだまだ片付けれていないタスクがてんこ盛り、、
ありがたいことです。
今日も朝から、三宮のビル街のど真ん中の改装工事の打ち合わせに飛び出して、
その後、神戸の一等地にオフィスを構える、システム会社のようで、システムではなく、儲かるシクミを売る会社のData kitさんの事務所移転に伴う工事の確認に向かい、
「いやーん、いい感じー」
と、(5分間高橋メソッドを使い)すっかりスリムになって、美しさに磨きをかけらてた石橋部長の満面の笑みを見てから、神戸の西の端へ、
少しだけ顔を覗かせた青空は寒さを一層増す様でしたが、田畑にはやっぱり青空がにあいます。(笑)
来年から新たな取り組みに大きく乗り出すキャルファームの大西さんに私たちがお手伝い出来ることのご提案に伺いました。
そして、じつは、我々すみれも来年から新たなチャレンジをすることになっており、そのご指南とご協力を大西さんにお願いすることになっています。
提案しあい、協力しあい、と、神戸に根を張って事業を行う者同士、理想的な関係を築いて行けそうな今回のこの取り組み。
非常に楽しみにしています。
大西さん、宜しくお願い致します。
さて、お題目は久しぶりの書籍紹介。
直木賞受賞作品で、海老蔵さん主演で映画化、と茶の湯という地味に思われがちな世界を華やかな表舞台に連れて来られた作品です。
茶の湯の流派は違いますが、以前から大変懇意にして頂いている、作家で茶の湯の師範でもある小早川護先生はこの小説全体を通して一貫して感じるのは『エロス』だと表現されましたが、私も読了してみて、なるほどな、と至極納得した次第です。
時間を巧みに操り、戦国自体という登場人物ひとり一人が小説になる様なきらびやかな登場人物がたくさんいる時代にあって様々な切り口から今までだれもが意識していなかった(であろう)利休像を鮮明に映し出す表現は、読了してもう一度後ろから読み返したい衝動に駆られました。
そして、そこにある匂い立つような『エロス』。
禅の思想が根底に流れる茶の湯と対局にあるそれを見事に違和感無く織り込んだのは作者の鋭い美への感性だと思いました。
読んでから観るか、観てから読むか?と昔出版社のCMでありましたが、是非映画とセットで楽しみたいと思います。
茶の湯をたしなまれる方は特に、ですが、そうでない方にも、超、おススメです。
すみれ建築工房の目指すサイクル
創業時から変わらない私達の“想い”
それは作り手側から見た業界の悪習を断ち切りたいと言うその1点に尽きます。
しっかりと社会保障をされた職人が早く出来た事が儲かることではなく、完璧なものを作ることで評価されるシステムを作り上げ業界のスタンダードにしたい。
それがすみれが社員大工での施工に拘る理由です。