昨日までの福井までの一泊旅行は思いがけない大雪に見舞われ、行きも帰りもずいぶんと時間がかかってしまいました。
今回の企画はスタッフが全て段取りしたこともあり、私は当日の朝までどこに行くのかさえ知らず、出発の時間も戻ってくる時間も全く知らないままバスに乗り込むという、ある意味のんびりした旅行になりました。(^_^;)
ただ1つだけ私の希望を聞いてもらえたのは、帰り道、少し寄り道をして曹洞宗の大本山永平寺に寄ってもらったことです。
温泉宿での宴会の途中、近くにある名所は?という話題に中居さんが答えてくれたのが、東尋坊と永平寺でした。
このところ禅の思想や哲学について学んでいたこともあり、いちど永平寺に行ってみたいと思っていた矢先だったので、まさかのタイミングにびっくりしてしまいました。
帰り道、そんなに迂回することはないということもあり、何とか立ちよっていただけるように幹事さんにお願いすると、急ぐ旅でもないし、ということで、快く承諾してもらいました。
大本山永平寺は曹洞宗の始祖道元禅師が開いた文字通り禅宗の聖地であり、実際に修行僧が多く修行に励む道場でもあります。
道元禅師や良寛上人など、禅にまつわる小説や文献を読むと、何がなんでも一度は永平寺に行ってみなければ納まりがつかない、となってしまうのですが、今回の訪問は期せずして、というよりは不思議な気持ちになるくらいドンピシャのタイミングで本当に思いがけない天から?(幹事からか、)のプレゼントでした。
ただ座禅を組むだけ。
頭の中の想念を空っぽにして結跏趺坐を結び、姿勢を正すのみ。
どこまでも人間の内面と向き合い悟りを開く事で釈迦と一体になれると説く禅の思想を学ぶことは、人としての在り方を考える時
に大きなヒントになる様な気がしています。
それは、結局、今まで何年も学びを続けてきたマーケティングやマネジメント、コミュニケーション論の根幹となる物であり、もっと言えば理念の構築の元になるべき価値観だと思ったりして、最近とみに興味を持ってその関係の書籍を読んでいるところでして、、
実はお正月用にも随分買い込みました。(笑)
しかし、今回の永平寺訪問は求めたから与えられたのではなく、あらゆる物はあくまで自然に繋がっており、必然としてこのタイミングで導かれたように感じました。
(思いの外)素晴らしい企画を立ててくれた幹事さんに心から感謝します。(笑)
次回も是非とも今回にも増して高尚な旅行の企画でお願いします。
おまけ、
団体旅行のお・や・く・そ・く。
中国からの研修生の王くん張くん、良い笑顔です。
左官の大西さんと、135kgのフッディー、ご満悦でーす。(笑)
旅の想い出でした。。
すみれ建築工房の目指すサイクル
創業時から変わらない私達の“想い”
それは作り手側から見た業界の悪習を断ち切りたいと言うその1点に尽きます。
しっかりと社会保障をされた職人が早く出来た事が儲かることではなく、完璧なものを作ることで評価されるシステムを作り上げ業界のスタンダードにしたい。
それがすみれが社員大工での施工に拘る理由です。