年末に(ありがちな)トラブル発生!#結果は状態に由来する

令和2年12月29日 晴れ時々曇り

まだまだ師走。

今年も残り3日、世間様は流石に年末年始のお休みに入られてすっかり静かになって来ました。我ら株式会社四方継でも早いメンバーは26日を最後に休暇に入った者もおり、今年のお正月休みは例年よりも長めの正月休みをとられる人が多い様です。私といえば今日も平常営業。朝からギッシリ予定が詰まっており、来年工事予定のお客様との打ち合わせに立ち会って、設計チームと大筋の方向性や計画等を共有しました。今年はコロナの影響で打ち合わせや着工を延期した案件が多くありましたが、年末近くになって一気に話が進んだ案件が多く、来年は随分と忙しくなりそうで、社員大工により施工しか工事を行わない私達としては交通整理に少し苦慮しそうな勢いです。世の中の景気がどんどん厳しくなる中、本当にありがたい事だと感謝する事しきりです。

命の危険を感じるトラブル。

そんな年末いっぱいまで走り回る中、今日は肝を冷やす事件がありました。宝塚のお寺の庫裏のリノベーションに伺った帰り、高速道路を車を走らせていると、車の前輪あたりから異音を感じ、ヤバイと思った瞬間、タイヤがバーストしてハンドルを取られました。18歳で車の免許を取得してから今まで、長年、車を運転して来てタイヤのパンクトラブルに遭った事はなんどもありますが、高速道路で時速100km近くで走行中にタイヤがパンクした覚えは皆無で、流石に少し焦りました。ハザードランプを点けながら完全にタイヤが破れた状態で路側帯までなんとか走り、車を緊急停車させてタイヤの交換を行い、なんとか戻って来ましたが、怖かったのは走行中にタイヤがパンクしたことではなく、路側帯でタイヤ交換を行っている際に横を通っていく車がかするのでは?と思うくらいすぐ近くを高速で走り抜けていくことで、緊急停止している事を認知してくれていないのでは?と思う車が多くいた事です。やっぱり、高速道路で停車する際は数十メートル手前で発炎筒を焚いて注意喚起するべきだと今更ながら感じました。

画像はイメージです。

車を運行する事業所の常識。

今回の高速道路でのアクシデントでは、大した事故にはならなかったし、タイヤ交換で時間がかかった分、夕方からの予定に少し遅れたくらいで事無きを得ましたが、もし、高速道路でタイヤ交換をしている際に後続の車がよそ見をして、突っ込んできていたらと考えたら冷や汗が出ます。そして、そもそも考えてみたら、営業車の運行前の点検など、長年行った覚えが無いことに気がつきました。若かりし頃、運送会社で働いていた頃は、毎日ではありませんが、それでも車の状態のチェックを定期的に行っていましたし、タイヤの摩耗くらいは把握して、時期が来れば早めに交換していましたし、それが当たり前でした。現在、私の事業所には2tダンプや軽トラックなど、10台ほどの車両があります。この年末に清掃、洗車くらいはしておりましたが、タイヤやオイル、ファンベルトの点検くらいは行ったかというと怪しいもので、今一度、全員に注意喚起すると共に、年始には一斉点検をしてから送り出したいと思います。

ハインリッヒの調査結果。

建設業界で繰り返し注意喚起され続けている労働災害における経験則の一つであるハインリッヒの法則では、1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常(ヒヤリ・ハット)が存在すると言われます。確かに、このままなんの改善をしないままにしておくと、走行中の車のトラブルが続出する可能性もあり、それが29回も繰り返されると確かに重大事故になるのは想像に難くありません。そして年末年始は思わぬトラブルが起こるもの、もうすぐ新しい年を迎えるにあたり、非常に良い気づきを得られる出来事でした。私の座右の銘と言っても過言でない「成果(結果)は状態に由来する」原理原則に則れば、普段の定期的な点検、整備こそまず行うべきこと。事故は起こってからしか原因を考えないものですが、事故を絶対に起こさない意識を持って、習慣に落とし込むことが出来れば予定を狂わし、人を悲しませ、喜ぶ人が誰もいないトラブルを回避する事が出来るはずです。忙しく、時間のなくなる時にこそ心がけたいものです。


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