緊急事態宣言発出に際して。

令和3年1月13日晴れ

小春日和。

強烈な寒波も少し弱まった水曜日。今日も早朝から朝活のビジネスミーティングに参加すべく夜明け前のまだ真っ暗な時間から外に出ましたが、先週末からの冷え込みに慣れていたのか、少し寒さが緩んでいるのを感じました。ミーティングに参加しながら窓の外を見ると、日の出とともに青空が広がり、暖かな日差しが差して日中は随分とうららかな小春日和っぽい1日になりました。本日はとうとうというか、やっぱりというか、私たちが住む兵庫県でも緊急事態宣言が発出され、予定していたイベント事をどうするか、出張の予定を変更するか、そして事業所としてどの様な対応をするのかをスタッフに対して改めて発信、共有するなどの対応に追われることになりました。

緊急事態宣言発出についての対応

私が緊急事態宣言発出に際して社内に向けて伝えたのは、基本的に井戸知事が公的に出した要請に基本的には従うということです。感染拡大をこれ以上悪化させたくないのは誰もが同じ想いだと思いますし、私も同じです。ただ、不要不急の定義は人それぞれであり、そこは各人の判断を尊重するのを基本姿勢としており、何でもかんでも全て止めてしまうのは決して良い事ではないとも思っています。なので、リモートワークの割合や少人数でのイベント開催や参加、日常業務については細心の注意を払いながら、経済活動を継続させていくべきだと社内グループサイトに書き込んで一斉に配信しておきました。私達、株式会社四方継の基本姿勢として以下に転載しておきます。

緊急事態宣言際発出についての株式会社四方継としての見解

明日からの緊急事態宣言際発出についての弊社としての見解を以下に記します。解除されるまでの行動選択の基準にしてください。基本的には知事の公式な要請を受け入れます。

緊急事態措置徹底要請(知事メッセージ)(令和3年1月12日)
兵庫県は、年明け以降の感染拡大状況を踏まえ、今月9日、京都府及び大阪府とともに国に対して緊急事態措置実施区域への追加を要請し、今月13日から、緊急事態措置実施区域に指定されます。したがって、今月14日から以下の取組を行うことにしました。県民の皆様、特に若い方々には、緊急事態宣言下であることを強く認識していただき、県民のいのちを守るため、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向け、さらなるご理解、ご協力をお願いします。

営業時間の短縮等

  • 飲食店は、20時までの営業、酒類提供は19時までとすることを特措法に基づいて要請します。

  • 劇場、集会場、運動施設、遊技場などの施設は、20時までの営業、酒類提供は19時までとすることについてご協力をお願いします。

  • 営業時は、業種別ガイドラインを遵守し、感染防止対策宣言ポスターの掲示、新型コロナ追跡システムの導入をお願いします。

外出自粛等

  • 緊急事態宣言対象地域をはじめ、リスクのある場所への出入りを自粛、20時以降の徹底した不要不急の外出の自粛を強くお願いします。

  • 毎日の検温、マスクの着用などの健康管理や換気を徹底してください。

  • 発熱、息苦しさ、味覚の異常など症状のある場合には、出勤、通学等を控えるとともに、すぐにかかりつけ医などに電話相談してください。

テレワーク等の推進

  • 人と人との接触機会を減らすため、在宅勤務(テレワーク)やテレビ会議などにより「出勤者の7割削減」をお願いします。

イベント開催要件の見直し

  • イベントは、人数上限5,000人かつ屋内にあっては収容率50%以下、屋外にあっては人と人との距離の十分な確保をお願いします。

この井戸知事からの要請で我々に関係するのは、外出自粛、テレワーク、イベントですが、体調管理に留意するのはもちろん、対面で会話する際のマスクの着用は現場であっても心がけてください。テレワークについては公共交通機関利用者がほとんどいないので7割減には応じる必要はないと判断します。3階のTUGIスタジオの活用等で今までと同じ様に距離をとって業務を行なってください。少人数のイベントについては予定通り開催します。何が不要不急かの判断については分かれるところですが、必要か否かは人それぞれですので、個々の判断にお任せします。

株式会社四方継 代表取締役 高橋剛志

コロナに対しての私の対応はこの様なものなので、結局、普段通りの生活とあまり代わり映えしませんが、それでも経営者が多く集まるお祝い事のイベントを一件延期を決定するなど、忙しく各所と連絡を取り合う事になりました。

急を要して重要なこと。

緊急事態宣言で真っ先に大きな影響を受けるのは飲食業の方々だと思います。昨年の年末に三宮の一等地、北野坂にある有名なビルで10数件の退去が決まっていると聞き及び、神戸の夜の街は灯が消えてしまうと本気で危機感を覚えました。年末年始のの書き入れ時もガタガタで、これまでなんとか持ちこたえていたお店も時短要請というより休業要請に近い今回の処置はかなりヤバイし、あまり萎縮せずに出て行ってあげないとまずいのではないかと思っています。なので、少人数の会合などは出来るだけ、キャンセルする事なく予定通りに粛々と行いたい、むしろ(感染しない様に細心の注意を払いながら)積極的に利用したいと思っています。大体、マスク、手洗い、ソーシャルディスタンス、そして普段から運動や食事で免疫を高める様に心掛けていたら、(20年以上風邪さえ引いてないし)コロナに感染することなど無いはずです。知り合いのお店を支援する方が急を要して重要な気がします。

失敗するしかない政府の対応。

今回の関西での緊急事態宣言発出を遅すぎたと言われる専門家の方が多くおられます。また、死亡率から見ると例年のインフルエンザとたいした変わりがないので、特定感染症から外して全く普段通りの生活をした方が良いと言う意見もあります。難しい舵取りを迫られる菅総理は、結局何をしても批判にさらされるわけで、コロナの感染拡大とともに内閣の支持率が下がるのは当然のこと、こうなることを見越して次期総理だと目されていた岸田氏が見送って、派閥に属さない菅氏が火中の栗を拾う覚悟を決めて総理大臣になったのではないかといるかってしまいます。翻って、それは私たち経営者にも同じことが当てはまります。何が正解かはわからない、それどころか正解自体がないのが今の時代なのかもしれません。自分が正しいと思える信念や心情、感性に従って選択、行動していきたいと思います。

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