絵に描いた餅、2500万円也。

今朝も随分冷え込みました。
神戸では珍しい連日の氷点下に朝の散歩に行くことに対して少しナーバスになってしまいましたが、「早くつれてけ、」とばかり愛犬チャックに見つめられるとそんなことも言っておれず、渋々いつもの河川敷へ、(^_^;)
早く暖かくならんかね、、
気持ちが落ちていたもう一つは、今朝目覚めたら、あろうことかガスメーターのエラーで火が使えないというアクシデントに見舞われて家族全員が不機嫌だったこと。
そもそもの原因はストーブを付けっ放しで寝てしまった私に有ったようで、厳しい非難に晒されてしまいました。
深く、反省しています。(T_T)
さて、お題目は午前中に見積書を提出に行って、即日発注のご連絡を頂くことが出来た鉄骨造の新築案件のこと。
K社長、気持よくご発注頂きましてありがとうございます。
実は、この先様は以前ビル一棟の改修工事で受注寸前で(たぶん価格差で、)他社に負けてしまった残念な事が有りました。
今回、また新しい案件が有るからとお声掛けを頂いて伺った際に、以前の工事は結局見積り金額を大幅にオーバーすることになってしまった、とポツリと仰っておられましたが、何となく納得をされていない印象を受けました。
建築というのは、絵に描いた餅で高額な金額の契約をしなければなりません。
車や貴金属の様に購入に踏み切る前に実物の仕上がりを確認することは不可能にも関わらず、何千万円とする様な買い物をして頂くわけで、しかも、あろう事か完成する時には予定していた金額よりも高くなってしまっていたりすることも珍しく有りません。
他の業界では考えられないような話ですが、長年建築の仕事に携わっていると、それがアタリマエの様になってくるから恐ろしいです。
逆から見ると、出来上がりを見て、こんな風になると思っていなかった、とクレームになるリスクも大きいという事になるのですが、、
なんておかしな業界だろう、と思いますが、一旦作ったモノを見て頂いて、気に入らなかったらやり直しますね、という風に出来ない現実もあり、発注者と請け負う側との認識を合わせる為に図面やパースを書いたり、テクスチャーを見て頂いたりとするのですが、本当に大事なことは論理的に突き詰めていくことではなく、もっと根本的な人と人としての信頼関係を構築することではないかと思っています。
約束した通りの物が出来たからといって、そのプロセスは関係ないでしょ、という訳にはいかないと。
そして、超高額な商品を取り扱っている以上、本来なら販促に莫大な費用がかかって然るべきなのですが、宣伝広告に多額の費用をかけることは結局、お客様への負担を増やすことにしかならない事を考えると、信頼関係を元にご縁を広げて、それを丁寧に、真摯なモノづくりを積み重ねていくことで紡いでいくことが、本来の建築会社在り方ではないかと思います。
やっぱり、重要なのは施工力、現場力といわれる絵に描いた餅を現実の世界に再現する力ではないかと思うのです。
明日は九州、また一つオーナー様の夢がカタチになっているのを確認しにいって来ます。
暖かかったらいいな、(笑)
 

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