急遽、台北にいます。
昨夜の便で遅くについて、一人で食事に出掛けました。
たまには街中の地元の人に人気なお店に入って見ようと思い、男性一人客が多い小鍋レストラン?に入ってみました。
四川風の鍋はとても美味しくて、やっぱり台湾での食事に外れはないわー、などと一人でほくそえんでおりました。
が、しかし、、
到着が遅かったせいで、どうやら閉店時間が迫っていたようで、私がひとりご機嫌に鍋をつついている廻りではまるで誰も客がいないかの様に淡々と店じまいが始まりました。
フリードリンク(だったはずの)お茶もさっさと片付けられて、最後は喉を詰めて、お茶を買う為に逃げ出す様に夕食を終えました。(涙)
私にはまあまあ衝撃的な体験でしたが、ま、これがここでは普通なのでしょう。。
常識、非常識の境って結局、判断する人の主観によるものであり、考えられない様な出来事も結局自分の思い込みだけだったり、逆に正しい、よかれと思って行なった事がとんでもない程いやがられたり、迷惑だったりする事も。
今回の台湾での初めて事業はそんな気付きで一杯となりました。
アタリマエのことをアタリマエに。
創業から今までの長い間目指して、社内でも合い言葉の様に信奉してきた考え方ですが、よくよく考えると、アタリマエとは即ち常識の範疇のことであり、自分が気付かないうちに主観に寄った独りよがりの価値観を押し付けていることがあるのでは、と(今更ながら)ふと思いました。
そう考えると、今回の台北の現場でのトラブルは私の中途半端なアタリマエの概念が細かなチェックや説明を出来なくした原因なのかも知れません。
あたりまえやろ、
という言葉程、独善的で威圧感のある、全ての論理的検証を無に返してしまう言葉はないのかも、、
アタリマエとは、お天道様が東から昇り、西に沈む様に万人に問えば万人がYESと答える事。
そんな自然の摂理から少しでも外れるとただのごり押しにしかならないという事をようく胸に刻んでおきたいと思います。
辛苦。
謝謝。