いい続け、やり続ければ願いは叶う。

今日は雨模様の東京からスタート。

日曜日にランニングできなかった分を取り返そうと、バックの中にスニーカーを忍ばせて出張に来ましたが、思いのほか強い雨足に心折れて残念ながら断念しました。

憧れの皇居ラン、次回の出張の時までとっておきたいと思います。(^_^;)

出張も今日までおしまい。
しかし、朝早く新幹線に飛び乗って帰ってきたのは,大阪まで、、

昼から夜遅くまで高気密高断熱住宅をマニアックに研究する、新住協というNPO法人の研修会に参加しました。

国からの常識になるであろう住宅の性能を数値で表す計算ソフトの使い方を基礎からおさらいしてみっちりと教えてもらったり、最先端の取り組みをされている設計事務所さんの試行錯誤の検証結果を聞かせて頂いたりと非常に充実したいい研修会でした。

会沢さん、宮井先生いつもありがとうございます。

さてお題目は今回の出張の中でいちばんうれしかった出来事です。

私たちの事業の目的は、建築を通して地域社会の人々に貢献することです。

そのためにやるべきことが山ほどあって一つ一つをこつこつと積み重ねて遥か高い山を登っている最中というのが私たちの現状です。

地域社会への貢献といってもいろいろな方法があり、基本的にはご縁を頂いた1人ずつのお客様に満足いただいて安心した暮らしを営んでもらうことだと思っています。

それを叶える基盤を整えるために絶対に必要なことが、ものづくりの作り手が安心して働ける環境作り。

日雇い制、日給制などの不安定な働き方が常態化している今の建設業界において職人の正規雇用、そして社会的保障をしっかりつける事から地域に貢献できる実力を持つ足がかりになると思っています。

職人の社会的地位の向上は私たちモノづくりの会社がまず実現しなければならないミッションなのです。

うれしかった出来事とは、昨日のクライアントのお店のオープンに駆けつけてくれた、関東方面の現場の塗装工事を全てサポートしてくれている栗田塗装の若き社長が言ってくれた一言。

「俺ね、社長のマネと言われるかもしれないですけど、職人の社会保険と厚生年金の加入をしたんですよ。」

「職人に安心して働いてもらわないとまともな仕事はできないですよやっぱり。」

とのこと。

大工を社員にして莫大な金額の保険料を支払い始めた時、なんてバカなことしてるんだと随分と言われた覚えがあります。

「そんなことしたら利益食われて潰れるで」

とも。

しかし今振り返ると、間違いなくスタッフが現場で積み重ねてきた信頼が実を結んでリピートやご紹介をいただくことで何とか経営が成り立っているのが事実だと思います。

やっぱり結局、企業は人なり。なのです。

そんな私たちがやってきたことを追いかけて、目先のお金にとらわれず工事の品質に磨きをかけようとする若き事業者が現れたことは、本当に嬉しくて、ガラにもなくうるっと来てしまいました。

しかも遠い横浜の地でそれを実践してくれるということで、そしてその職人さんがまたすみれの現場にきて活躍してくれるわけですから、私とってはたまりません。

願が少しずつ叶っていくのを実感した次第です。

クリちゃん社長。

私にお手伝いできることがあれば何でもやりますので、いつでも何でも言って下さい。

今後とも末永くよろしくお願いします。

職人万歳。

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