お朔日参りに行く理由。

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お朔日。

気付けばもう5月。
一月は行く、二月は逃げる・・・と言いますが、今年の4月は疾走していっちゃいました。(笑)
いつから行く様になったのかはハッキリ覚えておりませんが、すっかり毎月の習慣として定着してしまった、お朔日参りに今朝も近所の総社まで行って、今月もひと月の無事と先月の感謝を小銭をちゃりんと投げ込んでお参りしておきました。
今月も、ひとつよろしくおたの申します。

習慣と言えば、最近めっきり読書の量が減ってしまっているのですが、(一応、)毎日寝る前には本を広げて読む習慣はずっと若いときから続いております。
目が見えにくくなったという、目蓋を閉じてしまうのに分かりやすい条件が整って、何ページも読めずにいびきをかき出す事も多いですが、ささやかな毎日の楽しみの一つです。
いつもその時の気分で何冊かの本を並行して読むのですが、最近読んで非常に面白いと思いもっぱら単独で読んでいるのがこちら、

ウイリアム・H・マクニール博士の『世界史』
たぶん、誰かに奨められて購入したのだと思いますが、長い間本棚の片隅に積まれていたのを最近手に取って開けてみると、これがなかなか面白い。
学生時代にに習った歴史とは全く違う観点で、古代文明の成り立ちから、技術的な発明が人類にもたらした大きな影響、そして宗教を中心とした思想的な変遷を文字通り世界をぐるっと俯瞰して著者独自の仮説や断定を織り交ぜながら現代まで続いて行きます。
学術書でも小説でも無いいわば、『読み物』とでも言うのでしょうか、淡々とした語り口で史実を並べて考察を加えるだけの本がこんなに面白いとは思わなかっただけに、読み出してすっかり虜になりました。
ただ、老眼がはじまっている年代には文庫本では字が小さすぎるのが玉に傷です、笑。
この本を読んで、人類の文明って宗教と共に有ったというか歩んで来たのだと改めて思いました。
人間の思考の根源というか拠りどころって、自分ではどうしようもない事を司るものに対する畏怖し、祈り、願いみたいなものに頼りながら徐々に進化を続けて来たのではないかと。
実際に現在の世界での紛争って宗教に関わるものが殆どな訳で、そう言う意味から言うと宇宙に旅行に行けるくらい文明、技術が発達しても古代から人間の根っこは変っていないのかも知れません。
日本は世界でも稀に見る宗教が無い国、と言う風に言われます。
確かに、無宗教、もしくは冠婚葬祭のときだけしか宗教と関わらない人が日本人の大半を占めるような気もします。
ちなみに、私もその一人。。
しかし、彼岸や盆にはお墓参りに行って仏に手を合わせますし、お朔日には神様に参ります。
無宗教と言いながらも、実は日本に根付いている宗教って神仏一如という言葉どおり、国民の殆どが薄く、広く、そして本当は深く心に持っているのかも知れません。
日本人が世界から絶賛される倫理観を持っているのはその宗教観に根源を持つのではないでしょうか。
世界史を読みながらそんな風に思いました。
神道に傾倒する事も無いのに毎月お朔日参りをする自分自身を振り返りつつ、、
とにかく!小説でもなく、自己啓発本でもビジネス本でもハウツー本でもないこのジャンル、想像するよりもずっと面白いのでおススメします。(笑)
 



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おまけ、五月のスタートは、ほんに五月晴れのいい天気でした。感謝。

 

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