大事なことは非合理にあり

7月3日 雨。

今日もまたまた京都へ。

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久しく行くことが無かったのに、ご縁が一つあると立て続けに行く様になる不思議なことが起こるのはいつものことですが、それにしても一日おきに京都に行くとはなかなかないことです。

今日は新住協関西支部のメンバーさんと某寺院の改修工事を見学させて頂けるという貴重な機会を頂けて、一般公開をしていない国宝の現場に足を踏み入れさせてもらいました。

普段、私たちが作っている建物で和風建築と言われるものは殆どありませんが、私に限らずだと思いますが、日本古来の伝統工法で作られた建築物を見るとやはり美しいと感じます。

大鐘楼

あまり見ることがありませんが、今回の様に屋根をめくって露わになった小屋組を見てみると屋根の形状を美しく見せるのと、深い軒を出す為にもの凄い労力と費用をかけていることに改めて驚きます。

何重にも重ねて複雑に組まれた架構はただ屋根の外観を美しくすることだけに組み上げられている訳で、間取りや動線など建物としての使い方とは関係のないところに如何に大きな価値を置いていたかということ。

 

それが日本で伝統的に守られて来た美意識ということなのでしょう。

大方丈

建築に携わるものとして、和風建築に限らず、間取りや使い方、コストなどの合理的なことばかりではなく、デザイン、美しいか否かの価値観にも目を向ける必要があるのかと、改めて思った次第です。

大事なことは合理性の外にあるのかも知れません。

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