台風の上陸が濃厚となった7月9日曇り。
雨よ、降るな、と祈りながら朝から現場に向かいました。
週末から着工する現場の地盤改良工事の準備として建物の縄張りと杭位置の墨出し、汗をかきながら一心に草抜きをしていたら、高橋さーん、とどこからか声が。
顔を上げてみると、大阪で大活躍されているおしゃれ工務店のイクラくんが車の窓から顔を出してにっこりしながら、「何をやってるんですか?」
私の担当は草抜きだったんですが、何となく照れて建築屋っぽく「墨出しです。」と答えておきました。(笑)
イクラ君、何となく意外そうな顔でしたが、こんな感じでいつも地道に職人として働いてますよ。(笑)
そのすぐ後にNPO法人ひょうご新民家21でいつもお世話になっている鈴森パパとバッタリ会ったりもして、街中の現場の威力を知りました。早く足場にイメージシートを張りたいものです。(笑)
さて、お題目はずいぶん前に読んで大きな影響を受けた本の続編が出ていたので久しぶりに書籍のご紹介。
こちら、
前に読んで大きな影響を受けたと言うのは、
こちら、
本書を読み進めるうちに家庭や職場での人間関係を深め十分な成果を出せる環境を作る方法を学べる。全米ビジネス書ベストセラー
という素晴らしい本でした。その時の私のレビューは2007年ですから、ずいぶん前のことです。
https://shokuninshinkaron.com/?p=40
『箱』という概念を使って自己欺瞞に陥る心理的な状況を非常に分かりやすく論理的に説明してくれて、自分の在り方が如何に周りに影響を及ぼすかを理解させてもらった貴重な一冊です。
自己欺瞞とは、デジタル大辞泉の解説によると、
じこ‐ぎまん 【自己欺×瞞】
自分で自分の心をあざむくこと。自分の良心や本心に反しているのを知りながら、それを自分に対して無理に正当化すること。自欺(じき)。
自己を欺き正当化する過程で必ず、相手や周りの環境を悪者に仕立て上げるという作業がセットで付いており、これが人間関係を悪くする大きな原因になっているということでした。
今回、続編という事で日本に舞台を移し、以前より身近なエピソードで綴られたストーリーは、ワークとして考える様になっており、前ほどの衝撃は無かったにしても、自分自身を振り返るとてもいい機会になりました。
この著者であるアービンジャー・インスティチュートという研究所はこの箱の理論を実際に世の中に広めれる様に世界中でセミナーを精力的に行なっております。その日本支部発行のメルマガを長年に渡って購読してきた私はこの7年間、ずっと自分の『箱』について、『自己欺瞞』について意識して来たつもりでした。
しかし、続編を読んでいる最中にまだまだそこから完全には抜け出せていない自分を発見、もっと意識して自分の心と行動の整合性を持つ様に心がけようと決意を新たにした次第です。
自己欺瞞との戦い。永遠に続くのでしょうが、以前に比べて格段に良くなったことにも気付きましたので穏やかな気持ちで続けていきたいと思います。
とにかく、オススメの良書ですので(特に人間関係でお悩みの方は)是非ご一読を。