むやくたの法則。

7月15日 快晴。

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今日は朝から但馬へ、

以前からずっと行ってみたいと熱望していた『但馬に住むからこそできる豊かな暮らし』を提案するというライフスタイルマーケティングを自ら実践されている同業の先輩経営者の会社の訪問です。

マーケティング理論の大家コトラーが、モノではなくコト。『何を』ではなく『どのように』に焦点を当てるライフスタイルを提案することが重要だと提唱されてからずいぶんなります。

私が知りうる限り、建築業界でそれを最も実践されている最先端の社長で、私が勝手に兄貴のようにリスペクトしている方のところです。
学びと言うよりも確信を頂きに行きました。

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気合いを入れて、というか、嬉しくて、というか、張り切りすぎというか、、、

集合時間1時間前に着くというギリギリが好きなだ私には珍しい行動に出てしまいました。(笑)

おかげさまで以前から一度行ってみたかった植村直己冒険館に立ち寄ることができたので結果オーライということです。(笑)

 

冒険館に入ってみると、あの衝撃の遭難事故から30年との事でした。

その当時、子供心に冒険家と言う職業の人は冒険の内に人生の幕をおろすのか、と思った覚えがあります。

その凄い足跡を見返してみて、確かに昭和を代表する英雄だったのだと改めて、、

ご冥福をお祈り致します。

今日のメインである企業訪問のことについては書き残しておきたいことが山ほどありますが、少しまとめてまたの機会に。

 

植村直己が残した言葉『夢』
植村直己が残した言葉『夢』

さて、お題目はこのところ事務所にいる時間の殆ど?を使っているといっても過言ではない半年に一度の社員との個人面談での話の続き。

一人あたり1時間(以上か、)の時間をとって個人的な課題、社内にある問題点を聞いてその全てに改善、解決の道筋をつける作業でも有るのですが、その中で私が思いもよらない素晴らしい提案をしてくれたりもあります。

昨日の夜の部では、主体性を持って自ら提案して周りのスタッフを巻き込んで行動に移したい。という意見を聞いてびっくり。

職人の意識改革なくして工務店の安定経営無し、と言うのが私の持論ですが、それを社員に逆に示されたような素晴らしい意見が次々に出て来て正直すこしうるっとしてしまいました。

しかし、じゃあ、具体的にどのように進めて行く?

と掘り下げて行くと、難しいですねー、とけっこうすぐに(笑)壁にぶち当たってしまいます。

あまりにすぐに考え込んでいるので、問題解決のための法則を伝授しておきました。

 

「あいさつと言う字がかけるか?」

と聞くと、大体の人は惜しいところまで書けますが、最後まで正確にかける人って結構少なかったりします。

「でもね、オレはかけるんだぜ。」

と、半分自慢げに言ったのですが、それは物覚えが良い訳でも、頭がカシコイ訳でもなく、

『分解して覚えているから、それだけ。』

と言う風に説明をしました。

要するに、『むやくた』やと。

あいさつと言う字は両方とも手へんくらいは知ってるとおもうし、その横はム、矢、く、タ、が立て並びになってるだけや、むやくたと覚えればいつでも挨拶って漢字は書ける様になる。

まとめてみると難しそうなことも分解して考えれば一つずつは簡単な事が多く、頭を抱え込まなくても大丈夫。

「出来る事を積み重ねたら、大きな目標もクリア出来るんとちゃう?」

と具体的な方法論を話してみると、「ほんまですね!」とすっかり自信を持った様子でした。

あとは行動に移せるか、どうかだけ。

頭の中のイメージとして問題解決が図れたら行動を起こすのも簡単ちんだと思います。

自ら主体性を持って目的を共有する職人が集まる施工集団へ、そろそろ新しいステージに登りそうな気がします。

ひめーくん、大ちゃん、よろしくな!

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