8月28日 曇
北海道旅行に行く直前に入って来た義父が倒れた、との報を受けて、遅ればせながらやっと病院に行く事が出来ました。
三木市民病院と小野市民病院が一緒になって建てられたという北播磨医療センター。
最新の設備と優秀な医師が多く在籍しているとのことでしたが、行ってみるとなるほど、納得のマンモス病院でした。
心配していた義父の様子はというと、命に別状は無いと言いながらも現状は半身不随となっており、私の事はしっかりと認識して、「元気になってまたうまい酒をのみましょ」と言う言葉に苦笑いをしてくれましたが、思う様に話すことも難しい状態で、大病を患っている、という現実を受け止めなければなりませんでした。
あんなに元気だったのに、ある日突然寝たきりとなり、介護が必要な状態になってしまう。
しかも、この事は決して特別な不運な事とかでは無く、年齢を重ねることで誰もが遅かれ早かれ確実にそのような状態になるのだと改めて認識する事になりました。
今はとにかく、リハビリを通して出来るだけ身体の自由を取り戻してもらえる様に祈りたいと思います。
夜は、月に一度、理念と経営について考える時間を持つ勉強会へ。
先日、富士山に一緒に登ったタナヒロさんの初参加や、久しぶりの登場となった青貝社長、すみれスタッフのコムさんと、常連のメンバー合わせて10名と、今回も賑やかにヘヴィーなお題について、アウトプット、ディスカッションを行ないました。
テーマの一つに『ダイバーシティーマネジメントのススメ』というものがありました。
ダイバーシティーの定義をコトバンクで調べてみると、
朝日新聞掲載「キーワード」の解説
「多様性」を指す英語。性別や国籍、年齢などを問わずに多様な人材を活用することで生産性を上げ、企業の成長と個人の幸せを同時に目指す概念。60~70年代に米国で生まれた。国内では、数年前から企業の人事管理部門が注目、執と専門部署を立ち上げている。05年施行の「次世代育成支援対策推進没に基づき、今年度から子育て支援に積極的な企業に「くるみん」と呼ばれる認定マークを付与するなど、行政も後押しする。
( 2008-10-10 朝日新聞 朝刊 生活1 )
となっています、
ここでは『多様な人材を活用』と言う風に定義されていますが、私の理解は少し違います。
本来は、
人材の活用の前に、まず『多様な人を認め、その多様性の中に強みや特徴を見いだして本人に活用してもらうことで生産性をあげて、企業と個人の幸せを目指す。
という事だと思っています。
多様性を認める事で生まれるのが、コヴィー博士が提唱した『第三の案』を見いだす能力です。
5年程前に今でも大きな影響を受けているスティーブン・R・コヴィー博士が来日された際のセミナーに参加してその考え方に触れ、そして衝撃を受けて今までながい時間をかけて取り組んで来たテーマでもあります。
本当のWIN-WIN、(日本式に言うと三方良し)のビジネスモデルを目指す上で欠かすことの出来ない概念であり、このブログで繰り返し書き残している、あるべき姿の一つでもあります。
そんな決意を書いてた以前のブログ、
人生を変えた1冊の本、その続編。~第3の案~
で、実践に取り入れている記録、笑
第三の案の実践。
カンタンにまとめてみると、
一人で出来る事はたかが知れている。
人に手伝ってもらうにはその人を認めることから始めるべき。
人を尊重するならば、その人が望む働き方が出来る環境を整えるべき。
人はそれぞれ違い、それぞれの特徴を強みに変える事で自分が持っていない力を発揮出来る。
という事なのだと思います。
そして、今回の義父の件で思い知らされた、人はいつか必ず何らかの障がいを持つ様になるのが自然の摂理だという事を含めて、多様性とは、男女、学歴、スキル、キャリアだけではなく、身体的な差異も認める事が非常に重要なのだと改めて学びなおした次第です。
今回も良い学びを頂きました。
ありがとうございました。