座右の銘に従うからこそ座右の銘。

12月1日 雨

お朔日は少し早めに起床します。

近所の総社に愛犬チャックと一緒にお参りとそのすぐ側にあるゴルフ練習場に行くのが毎月の日課。

ですが、生憎の天気に行くか、行くまいか迷っているうちに時間が過ぎていき、雨が途切れた隙をついてチャックと走り出しましたが、すぐにまた降り始めた強い雨脚に撃沈、すぐにUターンしてしまいました。。。

とは言いつつ、習慣に対する執着が人一倍強い、『納豆の日』(7月10日)生まれの私は出直せずにはおられませんでしたが、、(笑)

12月 総社
12月 総社

雨だから、という事ではありませんが今日はほぼ一日事務所に籠り、緊急性が無いが為にズルズルと先延ばしにして来た事をいくつか片付けることが出来ました。

しなくちゃ、しなくちゃ、と思いつつ出来なかった事を片付けるのは思いの外気持がすっきりするもので、今年最後のおついたちにふさわしい一日になった気がします。

さて、お題目はそんな中、とある経営者紹介サイトのインタビューを受けた時に閃いたこと。

仲良くして頂いている会長からの紹介で、と来られた初対面の方に改めて

「座右の銘は何ですか?」

と言う質問を受けました。

対して私は、

「ありきたりかも知れませんが、『一期一会』です。」

と答えました。

「良く耳にする言葉ですよね、」

とその担当者が言われたので、その意味を聞いてみると、

「人との一度の出逢いを一生の出逢いの如く大切にし、また感謝をすることだと思います。」

とのこと。

もちろん間違ってはいないのですが、私が座右の銘として常に意識し続けているのは少しばかり違った意味があります。

茶の湯の世界で一期一会のおもてなしをするには平素から茶室のしつらえを万全にしておかなければ、急な客人に満足なおもてなしは出来ないと言われます。

「野にある様に、」と言われる、床の間にごく自然に季節の茶花を毎日活けるには、一年間通して花畑の手入れをしてこそ出来る。

言い換えると日々の精進なくして、一期一会のおもてなしなどあり得ないのです。

起業した頃、なんの取り柄も無い自分に出来る事を考え抜いた挙げ句、地道にコツコツと小さな歩みを進める事しか出来ないと悟り、自分との約束を守る事、成長の為の毎日の習慣を持つ事に執着して来た私にとって、『一期一会』はまさしく常に席の右側に置いて自らの言行を戒める言葉です。

そのようなことを改めてその担当者に説明する事で、ふと閃いた気付きがありました。

それは、このところ一生懸命に考え続けていた来年の経営方針、指針の内容です。

今期は、海外での法人設立や施工、キャルファームさんにご指導頂きながら農業=食への取り組みを始めたり、主宰する勉強会の規模を広げてみたりとずいぶん新しい事にチャレンジをしました。

来年をどうするべきか、と考えていたところに、今日のインタビューで自分の口から出た『座右の銘』を自分で聞いて、現在の自社に必要な事は、毎年新しい事にチャレンジするばかりではなく、自らの座右の銘に従って、今まで行なって来た取り組みを今一度見直し、琢磨と継続をする事が重要ではないか、と思ったのです。

小さな倉庫兼事務所から現在の本社ビルに移転してちょうど十年。

この機会に来年は足元を固める一年としたいと思います。

おかげさまで、お朔日にふさわしい非常に良い気付きを頂く事が出来ました。

他人様に自分の事を聞いてもらうものですね。

伊達さん、ありがとね。(笑)

おまけ、

最近、寝室でずっと右横にいるのは悪さがエスカレートして止まらないこヤツ、(笑)

ニャロと
ニャロと

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