12月15日 曇り時々晴
気付けば12月も半ば、もう来週と再来週で今年もおしまい。
何となく気忙しい一週間の立ち上がりとなりました。
今日は姫路の北、福崎まで現場打ち合わせに行きました。
昨夜の総選挙では接戦で盛り上がった兵庫11区、工事の話しよりもそっちの方が若干盛り上がりましたが、、
ま、ひょんなきっかけで来年には仲良くして頂いている同業の友達と一緒に仕事ができる事になりそうなので、楽しみです。
夕方帰社してからは工務部のメンバーと月次の報告会とミーティングと社内勉強会。
珍しく、社員限定でマーケティングの基礎講座を行ないました。
マーケティングの理論に基づいてのセミナーは受講者の属性を絞るとより具体的な事例を元に話しが出来て、とても分かりやすいものになると、今更ながら気付いたり。
いつもは門戸を解放していろんな方に参加して頂いて様々な視点からの意見を聞く場を作っていますが、少し枠組みを変えてみるのも悪くないと思いました。
来年の課題にしたいと思います。
ミーティング終了後はいつもの焼き鳥で食事会。
勉強会の流れもあっていつになく真面目な話題で盛り上がりました。
勉強会のテーマの一つに、大きな方向性を見定める。というのがあり、散々ビールを飲んだ後に、スタッフから、
「ところで、すみれの方向性ってどこに向かっているんですか?」
という質問が有りました。
常日頃から発信しているつもりですが、改まって面と向かって聞かれるって、あまり機会も無いもので、(散々ビールを飲んだ後ですが、)真面目にちゃんと答えておきました。
私は、無一文でしかも全くの無学で起業する事になりました。
とにかく、目先の売上げを確保する事に必死で、闇雲に働く毎日を過ごしてきました。
『問題』なんてとめども無く湧き出て来るし、そもそもなんの戦略も戦術も持た無いままのスタートは運を天に任せて目の前の事を一生懸命やる!だけしかありませんでした。
ライフワークバランスなんて思いもよらないし、そもそも家庭さえも省みず、、
そんな自分の30代の頃の事を振り返って、後悔をしている訳ではありませんが、もったいない事をした、とは思っています。
で、職人ももっとまともな暮らしをしながら、将来に希望を持ってもらいたい、と思い、『職人の社会的地位の向上』を私の事業のミッションとして掲げる様になりました。
その為にマーケティングの理論を学び、実践に落とし込み、検証を重ねて来た訳ですが、モチロンうまく行った事もそうではない事もたくさん有りました。
その同じ轍を踏まない様に、職人にマーケティングの基礎知識を身につけてもらう勉強会を開催している訳です。
だからといって、全員に独立起業してもらいたい訳ではなくて、社に残ってキャリアを積んで経営に携わってもらう選択肢もあるわけですが、とにかく『自分だけが良ければいい』『今利益が上がればいい』『目先の問題が片付けばいい』というような持続・継続性の無い仕事に対する考え方を捨てなければ、経営者としても、経営幹部としても、社員としても先は無いと言う事を理解してもらわなければならないと思っています。
職人が生き生きとやりがいと将来に対する夢を持って働けるビジネスモデルを作り上げる。
その事によって喜んでくださる顧客が圧倒的に増えて、近江商人の提唱した『三方よし』の永続性の商売になっていく。
売り手よし、買い手良し、世間よしのスタイルが私たちの目指す地域社会への貢献の道筋だと、(若干熱い目に)語っておきました。
ついでに、3つの会社の次期社長を絶賛募集中と言う告知と共に。(笑)
珍しく、すみれの社内の風景でした、