職人進化論。

2月2日 曇り時々晴れ

メリケンにカモメ
メリケンにカモメ

2月が始まりました。

明日は節分、明後日は立春。

まだ寒い日は続きますが、暦はもうすぐ春。

そして、二十四節気の節切りでは立春を新しい年の始まり、根拠はありませんが、何となく、良い事が起こりそうな予感がします。(笑)

 

そんなことを思いながら週の立ち上がりを迎えていたら、午前中に来社頂いた顧問の川西社会労務士が、『高橋社長の気の回りが2月から一気に良くなりますよ。』と断言してくださいました。

川西先生とのジョイントベンチャーで立ち上げる新規事業の打ち合せということで、これ以上無いいいタイミングだったのではないかと思います。(笑)

 

新規事業と言っても、別段特別に新しい商売を始める、と言う類いのものでは無く、以前からずっと継続して来た職人向けの支援事業を「整理して使いやすいコンテンツにまとめましょう、」という事で、昨年行なった『職人の為のマーケティング基礎講座』を社内研修で行なってみたい、というオファーもいくつか頂いていることもあり、そろそろリリースする準備を整える事に成りました。

 

すみれの事業の目的を叶える為のミッションに、『職人の社会的地位の向上』というものがあります。私の悲願でもある訳ですが、それを実現する為に現在もコツコツと小さな取り組みを続けている取り組みの一つに、『職人の知的労働者への転換』があります。

簡単にいうと、今まで職人として求められてきた専門的な技術力だけではなく、職業人として価値を作れる力、平たくいうと、稼げる技術を身につけるべきだと言うことです。

 

良い仕事をしても、誰にも気付かれず評価されなかったり、

抜群の仕事をしても顧客の要望に沿えてなかったり、

手間をかけて良い仕事をすると費用が掛かる事が説明出来なかったり、

そもそも取っ付きにくいという理由で敬遠されたり、

 

卓越した技術を持っていても、思う様に仕事が無いという職人は世の中にゴマンといて、その人達は若い世代に「こんなに儲からん仕事はやめておけ、」と言われます。

建築業界だけに限らずですが時代は刻々と変化しており、その変化に適応出来るものだけが生き残れる。ダーウィンが進化論が示した理論は旧態然とした慣習が多く残る建築業界にも当てはまると思います。

 

深刻な職人不足に陥る寸前の建築業界において、これからの職人に求められるのは、(技術力はモチロン必要ですが、)職業人として他業種の人達がアタリマエの様に習得している常識的なスキルです。

その中で特に重要なのは『伝える力』と『聞く力』、要は『コミニケーションスキル』だと考えていますが、その基本スキルの次に身につけるべきは『マーケティング力』だと思っています。

一般的にはアタリマエ、でも長い間、ガラパゴス島の様に閉ざされた環境にあった建築業界ではこんなスキルを身につける為に勉強をするなんて非常識極まりなかったのです。

現在、現役バリバリで活躍している職人さんの殆どは50代〜60代、あと10余年で続々と引退されます。これは需要と供給のバランスだけの話ではなく、大きな問題がいろいろと派生して起こる事が予想される中、これから大きな転換期が来る事は間違いありません。

今から職人は進化しておかなければならないと思うのです。

そんなこんなで、職人上がりの私が咀嚼した世界ナンバーワンのマーケターの理論を、『職人の職人による職人の為の飯が食えるシクミ作り』で基礎知識として広げて行ける取り組みをしていきたいと思っています。

今日の打ち合せでアウトラインが固まりましたので、もうすぐです。

お待ち頂いている方は楽しみにしておいてくださいね〜。(笑)

光る海が見える現場
光る海が見える現場

 

おまけ、昨日は娘と久しぶりの映画デート、

『亀ちゃんの亀ちゃんによる亀ちゃん(ファン)のための映画』を見て来たついでに話題の、

壁ドン!

壁ドンされるおっさん^^;
壁ドンされるおっさん^^;

アホですね。(^^;

 

 

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