2月9日 曇り時々雪
神戸は雪雲に覆われて、小雪がちらつく寒い一日でした。
寒いって堪えるなー、というか、暖かいってそれだけで素晴らしい事なんだと、台湾との気温のギャップを身体で感じて、暖かい=幸せって事もあるよね、と改めて感じて、あたたかな家作りのご提案をもっとしなければ、と(このところ店舗専門で走り回っておりますが、)もっと住宅事業に力を入れて特に断熱リフォームを推し進めようと思い返しました。
てか、リフォーム担当スタッフに頑張ってもらう様にします。(笑)
とにかく、あまりに寒いので今日は事務所に籠もりっきりで(溜まり切った)デスクワークに励みました。
昨日は台湾滞在最終日という事で、朝から事務所の片付け、トイレ掃除、ゴミ出しなどチャチャチャと済まして少し早めに空港へ。
空港でも春節を迎える準備に入っていました。
あっという間だった今回の訪台、なんか忙しく、暖かいところで走っときましょ、と思ってスニーカーを持って来ていたにも拘らず、結局ランニングの時間が取れなかったり、想定外のイレギュラーもあったり、思う様に行かない事もいろいろありしましたが、全ては必然、人生に無駄な時間など一切無い。振り返ってみればどれもが結果オーライだった気がします。(笑)
一番良かったのは最終日の夕食にいつも付き合ってくれるMAIさんと李経理の家族とご一緒して頂けた事かな、いやー、ご挨拶出来て良かったです。
皆様、これからも宜しくお願い致します〜。
しかも、ごちそうさまでした。
帰りの空港では一昨日のブログに「買うと決めました」と書いた台湾で有名なシングルモルトウイスキーの『KAVARAN』を見つけて『一貫性の法則』に従って、やっぱり買ってしまいました。(笑)
何でも、そのシングルモルトウイスキーの熟成方法にはバーボンの樽に寝かしたものと、シェリーの樽と、ワインの樽がある様で、それぞれの香りが違うとの事。これって、そう言えば一昨日、バルヴェニーの説明を聞いたときも同じようなはなしを聞きました。
うっかり調子に乗って3種類を買うところでしたが、荷物になるし、安いものではないので、テイスティング用のサンプルがサービス?でついているというシェリーケースをチョイス。
後は、アルコール度数60度近いウイスキーをいつ、どのタイミングで飲むのか、と言う問題が残りますが、、
日曜日に撮り溜めた『花燃ゆ』でも見ながら寝酒にチビチビやりたいと思います。(笑)
さて、お題目は、しょっちゅう海外に出張に行くにも拘らず、今まで一度もウイスキーを買った事が無かった私の購買行動を大きく変えた『一貫性の法則』について。(単にウイスキーブームに乗りたいミーハーなだけ、という噂もチラホラ、、笑)
一貫性の法則とは、一度起こした自分の行動を肯定したいという人間の根源的欲求であり、また、一度判断をして選んだ道はやすやすと変更をせず、当初の選択を守りたたがる人の習性の事です。
そして、それを美しい、正しい、と感じる価値観を持っていること。
一貫性のある行動。
一貫性のある人。
一貫性のある人生。
どれも手本とされるがごとく、素晴らしいと!賞賛を集めます。
しかし、一貫性を守り、招いた結果が良い事ばかりとは限りませんし、ダーウィンの進化論では変化に適応せず一貫性を持続する種は滅びる事になってしまいます。
また、結果によっては一貫性よりも、変化して後に大きな功績を上げる方がモチロン大きく評価される事も珍しくありません。
『軍師官兵衛』では主君へ誓いを貫き通した石田三成はかわいそうなくらいに悪者にされていました。一貫性など全く評価されていなかったようです。(T T)
要するに、人は意識する、しないに拘らず、一貫しようとする習性を持っているということ。そしてそれはいつも正しいとは限らないという事です。
この事を理解して一貫性の法則を意識するといろんな事に使えるようになります。
前向きな使い方としては、何かの目標を設定したら、口に出すとか、紙に書くとか、人に聞いてもらうとかする事。誰かに対してコミットすることによって、実現しようという一貫性の法則が働き目標達成の可能性が高まります。
KAVALANの件だけではなく、このブログは一貫性の法則の塊のようなもので、毎日書くといった以上毎日書く!(笑)と言う様にセルフコントロールには絶大な効果をもたらします。
逆に、一つ間違うと、誤った選択をダラダラと一貫性の法則の惰性に任せて継続してしまう危うさを内包しているなー、と(円安のせいもあり)思いの外高かった(苦笑)ウイスキーのお会計をしながら思った次第です。
世の中はすべからず表裏一体、私自身一貫性を保ち、『習慣』に落とし込むのが人一倍好きな分、凝り固まった『一貫性』への価値観、冷静に見直す事を心がけようと思います。(笑)