夏の終わり。

8月20日晴れ時々曇り

今日は夏休み恒例のちびっこ支援、「夢をかなえる木工教室」を本社3階のテラスで開催しました。

 

【すみれ暮らしの学校】〜夢を叶える木工教室〜
【すみれ暮らしの学校】〜夢を叶える木工教室〜

夢を叶えると大げさな題名をつけているのは、決まった制作物を作ってもらうのではなく、子供たちが作りたいものを事前に図面に書いて送ってもらい、実際にそれを作るサポートをすると言うまーまー大変な木工教室だからです。(笑)

 

【すみれ暮らしの学校】〜夢を叶える木工教室〜
【すみれ暮らしの学校】〜夢を叶える木工教室〜

私が、1年に1度だけ大工に戻る日でもあり、今までお付き合いいただいているお客様先の子供たちの成長を見れて、家を建てたおっさんを忘れないように思い出してもらう日でもあります。

【すみれ暮らしの学校】〜夢を叶える木工教室〜
【すみれ暮らしの学校】〜夢を叶える木工教室〜

回数をを重ねるごとに、子供たちのオーダーもグレードアップしていき、今年はなんと丸い座面に四方転びの脚の椅子と言う大工の技能試験に出てくる課題のようなものや、家の形をした貯金箱で煙突からお金を入れて引き出しがついているというような指物風的なもの、昨年作った机に合わせたジャストサイズの椅子などなど、サポートする我々もあたふたするほどの大作や力作が生まれました。(笑)

【すみれ暮らしの学校】〜夢を叶える木工教室〜
【すみれ暮らしの学校】〜夢を叶える木工教室〜

そして、私たちが受け取るのはこれ以上ないキラキラの子供たちの笑顔です。

今回も最高の報酬を多くのちびっ子達からいただきました。

ご参加いただいたちびっ子達、親御さんの皆様、本日はありがとうございました。

来年、ちびっこ達のより一層の木工スキルの向上を目指して、またのご参加心よりお待ちもうしあげます。(笑)

【すみれ暮らしの学校】〜夢を叶える木工教室〜
【すみれ暮らしの学校】〜夢を叶える木工教室〜

 

何はともあれ、この木工教室が終わると私の夏のイベントは一段落、夕方吹き始めた浜からの涼しい風に夏の終わりを感じてしまいました。

いろんなことがあった今年の夏ももうすぐおしまい、忙しい秋がやってきます。

そんな振り返りを込めた9月にお届けする『すみれ便り』というニュースレターに寄せた私のコラムを一足先にご紹介しておきたいと思います。

 

****ここから転載****

暑かった夏も漸く峠を越して、伊川沿いでは朝夕、海からの涼しい風が吹くようになりました。

とはいえ、まだまだ日中は残暑厳しい日も有りますが、皆様、お変わり無くお過ごしでしょうか?

私にとって、またすみれにとっても今年の夏は色んな事がありました。嬉しかったこと、楽しかった事、辛く悲しかった事、苦しかった事が、

入れ替わり立ち代わりにやって来て、人生を『禍福はあざなえる繩の如く』と古の人は言われましたが、まさにその通りだと思うことも。

同じような例えとされる『人生万事塞翁が馬』との中国の格言や、いい事と悪い事は同じだけ起こるとされる『振り子の法則』は洋の東西を

問わず、広く言い伝えられているようです。また、ガリレオガリレイが発見した振り子の等時性では、振り子の長さが同じならば、大きく揺れる

時も小さな振れ幅の時も結局振り子が刻む時間は同じ。なにか人生にも通じるものがある様に思ってしまいます。

人間誰しも、悪い事、悲しい事を好き好んで受け入れたいとは思いません。出来ることならいい事、楽しい事ばかりが起こって欲しいとと思いがち

です。しかし、残念ながら人生はそんなに都合よく出来ていないようで・・・。

そんな時、ある本に書いていた事を思い出す様にしています。それは、『福に取り憑かれた男』という福の神の話で、主人公に憑いた『福の神』

は彼に次々に大きな難題を降りかけます。書店の経営者となった主人公は売上げの低迷、駅前に大型競合店の誘致と次々に難問を仕掛け

られて、挙げ句に店を畳むことを決意する始末。それだけを見ると、一見まるで『貧乏神』に取り憑かれているようですが、貧乏神は逆に

目先に簡単に小銭を稼がせてくれる様で、福の神は「もうダメだ、」と思うくらいの難関を次々に与え、それを打破する決意をすることで、

人生の成功に向けての本質的な行動を喚起され、人生を自分が求めるカタチの成功に導いてくれるというストーリーです。

厳しく、辛い状況が大きい程、成功へのきっかけを掴むステップになると、まさに上述した「振り子の法則」そのものです。

 

そして、福の神に憑いてもらえる人には条件がとのことです。それは、

1. 人知れず良いことをする。

2. 他人の成功を心から祝福する。

3. どんな人に対しても愛を持って接する。

以上の3つとの事で、この3つの条件を人生を通して貫くことが出来る人には、福の神が憑いて、(ありがた迷惑にも思えますが、)

無理難題を山の様に持って来てくれるそうなのです。

少し見方を変えると、『在り方』を正し、誠実に、真摯な生き方を選択することから始めて、目先の利益に囚われる事無く、少しずつ、しかし確実に周りの人からの信頼を得ていくべし。という、私が毎月社員や同業者向けに主宰している塾でいつも提唱している原理原則に沿ったマーケティング理論と全く同じことを書いています。

とはいえ、実際は、辛く悲しい出来事を、「チャンスがやって来た。ラッキー」とは思えたりはしませんし、そこでニタリと笑うのはおかしいです。

しかし、どんな問題も、どんな悲しいことも、乗り越えなければならないのが人生であり、また誰もが乗り越える力を持っていると思っています。

『福の神』の存在を信じながら、真摯に誠実に人生に向き合って生きたい。そんなことを思う夏でした。

****ここまで転載 〜すみれ便り 2015 9月号「福の神」〜****

終わりゆく夏を惜しみつつ、また秋には秋の楽しみがあることを期待しながら日々過ごしたいと思います。

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