2月20日晴れ
今日も日中は打ち合わせと現場回りで神戸の街中を走り回りました。
神戸の中心地にある中華街、南京町では昨日から春節祭が華やかに催されておりすごい人混み。
その南京街のど真ん中で、なんとか春節祭会期中のオープンに間に合わせようとようと毎晩の様に夜を徹して店舗工事に奮闘中の姫井君、さすがに少し顔に疲れが滲んでました。(笑)
まぁ、ゴールが見えたということであと一踏ん張り頑張ってもらいたいと思います。
三宮で工事中の店舗の方も、仕上の工程に差しかかっており、
担当のいっぺーくんを始め、各職方皆さん頑張ってくれておりました。
昨夜は、久しぶりに自宅で食事をとりながら滅多に見ないテレビを見てみました。
いつも決まってみるのは、「時論公論」と「クローズアップ現代」と「プロフェッショナル 仕事の流儀」のNHK夜の三部作。
「仕事の流儀」は日本を代表するホテルのコンシェルジュのドキュメンタリーでした。
相変わらずの良い内容で、密着取材を受けたそのコンシェルジュの締めの言葉、
「あなたにとってコンシェルジュとは?」という質問に対する答え、
「趣味ですね。」
という言葉が印象的でした、極めている人は仕事だ、プライベートだという分け方をせずにボーダレスなんだな、と改めて。
その方が部下に叩き込んでおられた『攻めのおもてなし』というコンセプトにも非常に考えさせられるものがありました。
クローズアップ現代は増え続ける振込み詐欺の被害者にスポットを当てると言う今まで日の目を見なかった難しい問題に切り込んだ、これもなかなかの内容。
「騙されるものがバカ」と思ってた人が騙されたときの精神的な苦痛はなるほど深いものだとこれも改めて考えさせられる内容でした。
問題は、いつもの「時論公論」(笑)
基本的にポジティブブログを標榜しているので、悪口は言いたくないですが、この後の二つの番組は十分見るに耐える内容なのに、なぜこの番組だけが上っ面を滑るような論調で時事問題を論ずるのかがホントよくわかりません。(苦笑)
テーマは水素エネルギーを使った社会への移行という題材でしたが、燃料電池を使うメリットデメリットや問題点を(簡単すぎるくらい簡単に)わかりやすく説明するところまでは悪くありませんでした。
しかし、最後の総括で「日本は技術立国から営業立国への転換を図るべき」と締めくくられたのには少し驚きました。
要するに、技術革新はほどほどで、そんなことよりも売り込むスキルを身につけて、外国に勝て!と。
さすがにこれにはビックリしました。(笑)
エネルギー問題の解決は、循環型社会への移行を目指すべきと言うのが基本的な考え方だと思っています。そして、地球の資源は有限であり、その底がそろそろ見え始めていると言うのは今どき世界的な常識です。
それは、成長戦略ありきで海外に打って出て利益を勝ち取るという方向とは基本的に真逆です。
日本に求められるのは欧米型の営業スキルを身につけて経済戦争に勝ち、外貨を稼ぐことではなく、世界中がどこも成し得ていない先進国に於ける循環型社会を作り上げる、その理念とあり方を示す事だと思います。
それは元来欧米型のフロンティアスピリッツに代表される、未開の地を開拓し、そこから資源と富をを都市に供給するという地球が無限に広がっているという思想、価値観からの大きな転換であるはずです。
TV番組で改まって論ずるのであれば、あまりに短期的な対処ではなくその辺りの遠い未来まで見据えた見解を示して頂きたいものです。
そもそも、水素を作るのに電極による水の分解が必要なのに循環型エネルギーと言えるかどうかも疑問ですが。。。
Facebook上でいつもお世話になっている石井吉徳教授の説では単なる幻想だと一刀両断です。(^^;
石井教授の投稿から拝借。
勘違いしては駄目、FCV、燃料電池=FC、水素ステーションなどと、石油文明後は水素社会は幻想、水素ガス資源というものが自然にはないからです。図は資源エネルギー庁だそうですが、よくよくご覧を、
再生可能エネルギーから水素を作る、という話もあるが、それは無駄、もったいない、そうではなく地方分散、地産地消が自然エネルギー社会の基本理念です。
私の今年の理念、モットーは「地球は有限、資源は質が全て」です。それは以前からの私のHPご参照、
http://www1.kamakuranet.ne.jp/oilpeak/
最新のそれは脚本家:倉本聡さんとの対談録「愚者の質問」をご覧ください、互いに本音を語り合ってます、
http://furano-shizenjuku.com/sub8.php 、http://www1.kamakuranet.ne.jp/oi…/pdf_files/kamuimintara.pdf …