影響の輪とマーケティング。

2月21日 晴れ

2.21 青空
2.21 青空

今朝の神戸は気持いい青空が広がりました。

今日は久しぶりに事務所に籠った一日。午前中はデスクワーク、昼からはいよいよ来週に上棟が迫った『海が見えるsumika』の新築工事の図面読み合わせということでお施主様と一緒に関連の職人さんに集まって頂いて細かな打ち合せに参加したりと終日、建築実務に勤しみました。

 

昨日は月に一度、私が主宰している勉強会、『職人起業塾』を開催してまして、今回も20名を越す多くの方にご参加頂きまして、大いに盛り上がったグループコーチングとなりました。

第十八回職人起業塾
第十八回職人起業塾

昨日のテーマは『影響力の輪』ということで、マーケティングとは影響の輪を広げて行くことだという私の持論の根本的な部分を参加者のこれまでの体験談を通して説明させて頂きました。

ドラッガー博士は「マーケティングとは販売を不要にすることである」と言われましたが、その意味は、マーケットに対して待っているだけで勝手に買いに来てくれる信頼を得る事だと思います。

それは、スティーブン・R・コヴィー博士が提唱された、『人格主義』から始まり、原理原則に則った選択を繰り返すことで『影響の輪』を広げて行く事に他なりません。

それがある一定のレベルを超えると『影響の輪』は身近な人、知り合いの人からの信頼を得るという枠を飛び越して地域社会や市場からの信頼を勝ち得る様になり、販売行為を不要にするのだと思っていて、それが近江商人の三方良しに代表される日本的なマーケティング理論だと考えています。

そして結局は、自らの『在り方』を正す。そこに尽きるのでは、と。

 

第十八回職人起業塾
第十八回職人起業塾

ただ、自分の中で『在り方』や『生き方』を問い直し、姿勢を正すだけでは全くビジネスに結びつかないのもまた事実であり、それを実務に落とし込み、外から見える様にして、実際の結果でキッチリと成果を上げて価値を顧客にお渡しするまでのオペレーションを整えなければなりません。

簡単ではないのはモチロンの事、やるべき事は山ほどあり、しかも全てやり切らねばならないという高い山を一歩ずつ登って行くような気の遠くなるような方法論かも知れません。

しかし、日本一高い富士山も一歩ずつ登って行けば確実に頂きに立つ事が出来る様に、地道な努力を重ねて行けばきっと辿り着けると思っています。

『職人起業塾』ではその遠い道程を9つのステップに分けてマイルストーンとして一つずつワークとして深堀しながらブラッシュアップしています。

私たちのような、モノ作りの担い手として建築業界で必要不可欠な存在であるにも拘らず、売る商品を見せる事が出来ない、自らを売り込む事が苦手な職人こそ、(最近、士業の方の参加が増えているのも同じ理由ですね、笑)現場で結果を出しながら、将来の不安を払拭出来るようなシクミを持てる様に努力を重ねなければならないと思います。

ご参加頂いている皆さん、今回も(遠方からのご参加も含め)大勢ご参加頂きましてありがとうございました!(懇親会も盛り上がりました!)

やる事はいっぱい、道程ははるか遠く大変ですが、とにかく頑張っていきましょうか。(笑)

第十八回職人起業塾
第十八回職人起業塾

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