断熱、気密の次は、IAQ(Indoor Air Quality)

3月12日 晴れ

今日は娘の高校受験の日ですが、私は名古屋。

オールドレイクゴルフクラブ
オールドレイクゴルフクラブ

残念ながら、出張で不在にしており、相変わらずなんにもしてやれない、というか朝の出掛けに「頑張って!」と声もかけることも出来ないダメダメオヤジですが、せめてと思い、LINEでメッセージだけは送っておきました。

夕方、「ありがと、頑張った」との返信があり、とりあえずは一安心、健闘を祈りたいと思います。

昨日からの名古屋、春日井市のPanasonic エコシステムズ株式会社への出張は最近になって建築業界内で非常に注目を集めている、『IAQソリューション』についての研修です。

panasonic 換気環境ショールーム
panasonic 換気環境ショールーム

『IAQ』とは、Indoor Air Qualityの頭文字を約したもので、平たく直訳すると「室内の空気環境の質」となります。

要するに住宅における室内の空気環境を快適にする技術や商品を勉強させて頂きに行きました。

パナソニックエコシステムズ社は世界シェアの12%を占有、国内でも三菱社に続きNo2の規模を誇ります。流石、世界に名だたる日本を代表するグローバル企業だけのこと有って、研修設備、工場、ショールームそれぞれ、素晴らしい設備を整えておられました。

経営の神様が作った会社だけのことはある、としきりに納得してしまいました。(笑)

全てはご紹介出来ませんが、要点だけかい摘んでみると、

まずは、人間が吐き出す2酸化炭素と水分が室内環境に及ぼす影響、

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一般的な住宅の寝室でも、就寝中に換気をしなければ、厚生労働省で定められている基準より大幅に二酸化炭素の濃度が高くなってしまうという実験データーです。

次に、二つの部屋にそれぞれ給気と排気を取り付けて、住宅の換気システムの違いによってどのような差が生まれるか、というのを見れる様にした実験室。

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第一種換気(吸排気共機械による強制)の場合は窓を開けても変わらずに空気が流れるが、第三種換気(排気のみ強制、給気は自然に外気が入る開口のみ)は排気側の室の窓を開けると(アタリマエですが)給気側の換気が全く出来なくなる空気の流れを見ることが出来ました。

面白かったのは、子供室のシュミレーションルームに有った換気の度合いで、子供の集中力の高まりが統計で出ていたという表。

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換気の際に室内の温度に外気の影響受けない様にする全熱交換器のシクミや実際の性能を確認出来る、住宅の高断熱、高気密化で注目が集まっている商品についてもマニアックなご説明を頂きました。

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換気と言えば、住宅だけではなく、すみれで多く設計・施工を手がける店舗にとっても非常に重要です。新しい天井埋め込み型の換気扇ではダクトの負荷を自動的に計算して排気量を調節して、計画通りの換気を担保する商品の展示も有りました。(知らなかった!)

 

その他、昼から夕方までみっちりと工場見学なども含めて研修をさせて頂きました。

換気とは関係ないですが、工場見学で一番関心したのは、金型の成形する技術。

金属の塊を削り出して作っているものだとばかり思っていたら、3Dプリンターと同じ技術(金属光造形)で中の冷却用の水が通る穴を直線ではなく3次元に自在に水管を設置出来るとのこと!

3Dプリンターという夢の造形技術がこんなにも実際の現場で実用されているとはびっくりです。

大きな3Dプリンターの装置が勝手に家をつくる様になる日ももうそんなに遠くないのかも知れません。

驚きました、、

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とにかく、断熱、気密性能がある程度進んだ現在の住宅建築に於いて、今後私たち実務家の研究のメインとなるのは空気になるのは間違いないと確信した次第、お客様に最善のご提案を出来る様にスタッフ共々勉強を重ねて生きたいと思います。

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おまけ、

研修のついで?に開催されたP社とD松社、同業の経営者の皆さんとのゴルフコンペではなんと(ハンデに恵まれて)優勝!

今までご指導頂きました先輩ゴルファーの皆様と、キャディーさんの的確なアドバイスに心から感謝致します!

ありがとうございました。

心謝!

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