3月25日 晴れ
寒の戻りって言うのでしょうか、神戸の少し北に位置する丹波では3月も下旬だと言うのに大雪が降っている様子、、
SNS上でいつも勉強させて頂いている東大の石井 吉徳東京大学教授が提唱される、地球は温暖化ではなく、寒冷化に向かっている、という説が真実味を帯びて来たように思います。
暑いのはいやですが、寒いのはもっと苦手、困りました。。
今日はすみれ事務所は定休日、私はひっさしぶりに事務所でデスクワークに勤しむ一日となりました。年度末、そして新しい期を迎えるにあたってやらなければならないコトが結構溜まってますので、アポ無しの一日は助かりました。(笑)
さて、昨日に引き続いて、住宅ローンの話の続きです。
関係ない人には全く面白くないと思いますが、一応、わたくし建築会社で住宅ローンアドバイザーをやっているものですから、ラーメンネタばかりではなく、たまには真面目なブログも書いてみようと思います。
未だ、正式な発表はされていませんが、すみれで新築工事をして頂く殆どの方に利用頂いている『兵庫県産木材利用特別融資』の適用金利が4月から0.8%なることと、フラット35も史上最低レベルの金利で推移していることをふまえて低金利の今こそ、住宅を取得される方にしっかりとした資金計画をして頂きたいと考えて家を建てられる方の立場に立った住宅ローンの選択のコツをアップしておきたいと思います。
2回目の今日は、
【住宅ローンの借入金は自分で決める!】
20年、30年と長期間に渡って多額の返済をすることになる住宅ローン。
殆どの人は生命保険にもしもの時は保険で家の返済が出来る様に加入します。
まさに命がけ。。
そんな一生の一大事の住宅の購入ですが、住宅ローンの借入額を自分で決められる方は実は少ないのが現状です。
「まず、いくら借りれるか調べてみましょう。」と、銀行に打診して返って来た返答の金額に合わせて資金計画を立てて行く。
なにか、おかしいですよね。
そもそも、「いくら借りれるか?」よりも、「ちゃんと返せるか?」の方がずっと重要です。
住宅ローンの資金計画は『いくら借りれるか?』よりも、
『いくらなら無理なく返すことが出来て、出産や子供の成長などのライフイベントにかかる費用に備えて貯蓄が出来るか』
をしっかりと担保しなければならないはずです。
銀行に聞いたところで、子供の進学や車の買い替えや家族旅行の行き先や回数のことなど考慮してくれるはずが有りません。
せっかくの新築住宅を手に入れたとしても、ローンの返済に精一杯で、生活を切り詰めてロクに家族旅行にも行けない、子供の進学で私立には行かせれないわ、なんて事になってしまっては何にもなりません。
人生において一番楽しい大事な時をローンの返済だけに費やしてしまうようなことになってしまっては元も子もないのです。
そうならない為には、いくら借りれるか?では無く、自分達が無理なく支払える返済額はいくらか?を考えるべきです。
その金額は少し冷静になって計算すれば分かると思いますが、こんな表を使うと一目瞭然。
この方の場合、子供が大学受験の時が大変で、家計は空っぽになっておりますが、何とか収支は合っています。
しかし、住宅ローンの金利が変動して少し支払いが増えると家計はマイナスに転じてしまう可能性がありますね、住宅ローンの選択に考慮が必要です。
このようなプロセスを踏んで、毎月支払う金額を決めることが大事だと思います。
ちなみに、、
いくら借りれますか?と、銀行さんに聞いた場合、大体、年間の返済比率を年収の35%で月々の返済額を決めて、金利3.5%設定での計算で元本+金利の総返済額を導いて、金利を引いた額が融資される金額になっています。
【住宅の取得は目的ではなく手段、そこでの楽しい暮らしこそが目的】
幸せで楽しい暮らしをつくるんだ!という意識をしっかり持って、家を建ててから新しく始まる生活を具体的にイメージしながら、慎重に資金計画と、このせっかくの機会なのでご家族とのライフプランを立てて頂きたいと思います。
上記のシート、ご希望の方にはEメールにてお渡ししておりますので、使ってみたいと思われた方はお気軽にご連絡下さいね〜。
お問い合せフォームはこちら、
http://sumireco.co.jp/question.php
次回は、面倒に思えて、実は簡単な住宅ローンの金利計算を元に、固定金利、変動金利の比較と選択の方法を説明したいと思います。