4月1日 雨
伊川沿いの桜が今日の日を待つかの様に一斉に花を咲かせてくれていました。
天からは恵みの雨、最高の新年度を迎えれたと思います。
世間様では新たな期の始まり。
すみれにもこれから一緒に現場で働く新しい工務部のメンバーが2名、新入社員の初出社ということで、工務部一同集まって、入社式を行ないました。
まずは、先輩との顔合わせ。自己紹介や大まかな業務の流れを説明してから新たに社会に足を踏み入れた若者の前途に幸あれ、と毎月お朔日に御世話になっている総社までお参りに。
私はご縁を頂いた感謝を柏手を打ちながら胸に思いました。
お朔日参りを済ましたあとは、新入社員へのオリエンテーションを夕方までみっちり。
新社会人に対する私のエール。
確かに、そうゆう趣旨ではあったのですが、結果は、「社会は思ったよりややこしく、面倒で、しかも厳しい」ことを認識してもらう時間となったかも知れません。
社会人になることとは、
仕事とは、
すみれで働くコトとは、
我々の事業の目的とは、
等々、、
私、もしくはすみれの中で定義している事柄を説明。
そして、それは世間一般の考え方や定義とはずいぶん開きがあるかもしれないが、そんなことは気にしなくていい。
我々は事業の目的という大きな方向性を持って、独自の価値観、独自の方法論で理想を実現するんだ、と、延々と熱く語り続けました。(苦笑)
入社に際してどうしても、理解してもらいたかったのはやっぱり経営理念。
【すみれ建築工房の経営理念】
建築業を通して地域社会に貢献する
ここでも、地域社会って誰のこと?という問いと共に、その説明をずいぶん噛み砕いて話しました。
『地域社会』の一番身近なのは、実は君たちだ。君たちの幸せに貢献することが我々の事業の目的の最前列にあり、スタッフの苦しみの上に、何の顧客満足もない。安心して働く職人こそが本当にしっかりした工事を行なえて、顧客の期待に応えることが出来るはずだ。
といつもの持論を展開、その為には、と我々が目指す業界全体の職人の雇用体制を変えるべく使命を伝えました。
【すみれ建築工房のミッション】
職人をはじめとしたモノづくりに関わる人達の社会的地位向上を叶え、業界の悪習を断ち切り、作り手が安心して働ける社会を作る
新しく仲間になった二人もきっと、この難しいミッションを一緒に遂行してくれると思います。
最後に、と、伝えたのは、これから社会に出て『自分の人生』を作り上げて行くにあたり、どうしても覚えておいて欲しい4つのこと。
-
過去と他人は変えれない。
–変えれるのは自分と未来。
-
継続のみが力なり。
–続けることで世界が変わる。
-
種を撒かずして芽はでない、花も咲かない
−人は自然の摂理の中で暮らしている
-
習慣が人格を作り、人生を作る
–良い習慣を身につけ、悪しき習慣を捨てる
オリエンテーションの最初から、最後まで終始言い続けた、「アタリマエのことを、アタリマエにすることを目指しているし、してもらいたい。」というのを具体的に4つにまとめただけですが、
「これが出来れば、君たちの人生はきっと成功することが出来るはず。この世の中で、アタリマエのことをアタリマエに出来る人は極々少数であり、やりたくても出来ない、出来ないと諦めている、もしくは、そもそもアタリマエのことに気付かない人が大多数を占めている。
出来なくても、それはある意味あたりまえと言ってしまわなければいけない程、誰もが行動に移せず、挫折して、妥協をくりかえしているのがこのややこしい世の中、社会なんだ。
でも、君たちは大きなチャンスを手にしている。社会への一歩を踏み出した今、このタイミングからこの4つのアタリマエにしっかりと取り組むことが出来れば素晴らしい大人に成長することが出来るはずだよ。オレが保証する。」
結局、いつもスタッフに話している内容と一緒では有りますが、繰り返し、しつこく説明をさせてもらいました。
早速、明日から始める『習慣』もそれぞれにコミットしてもらいましたので、今後の二人の成長に期待しつつ、厳しくも温かな目で見守りたいと思います。
レンくん、リカちゃん、入社おめでとう。
このややこしく、面倒で、矛盾に満ちている、しかし、素晴らしい社会にようこそ!
仕事を通して君たちの人生の礎をかたち作れるお手伝いをしたいと思っています。
気張って行こうぜ!