4月7日 曇り 花冷え
出張3日目、今朝は朝早くの新幹線で横浜から彦根に移動。
花冷えって良く言ったもんだ、と思わずつぶやいてしまうくらい、寒い朝でした。
彦根駅に降り立つと、どうやら彦根城では桜祭りの真っ最中のようでした。
一昨年も、この時期に彦根で店舗の工事をしており、その際に彦根城を訪れた時は、桜祭りの前日で、蕾しか見れなかった記憶が有り、「お掘りの周りの桜はたいそうきれいなんですよ。」と、クライアントのTさんに聞いていただけに残念な思いをしたのですが、今回は散り始める手前、満開もピーク。
満開の桜を愛でながら彦根城内を散策してみたいもの、なーんて思ったりしましたが、残念ながら夕方まで予定はギッシリ、ということで、着工現場での打ち合せの後は、サクッと大阪に向かいました。。。
そのうち、タイミングが合えば、『彦根城の桜祭』いってみたいと思います。(笑)
さて、お題目は昨日お邪魔したNSJ(日本自然派住宅研究機構)での学び。備忘録として残しておきたいと思います。
2日間の開催の1日目だけにしか参加出来ませんでしたが、非常に勉強になりました。
新横浜で集合した後は鎌倉へ。
湘南で活躍されている株式会社ecomoさんの事業所と工事中の現場の視察をさせて頂きました。
全国のリフォーム事業者の勉強会である『Jack』や、住宅の電磁波環境の改善を目指す、『日本電磁波協会』等、今までいろんな団体でご一緒しているN社長の取り組みには以前から非常に興味シンシンで、一度ゆっくりと話を伺いに行ってみたいと思っていました。
ecomoというエココミュニティーモールを運営されており、エコショップ&オーガニックレストラン、ベーカリーショップを併設、オーガニック野菜の市場、ヨガや子供向けの絵画教室等々、月に50回以上!のワークショップを開催されているとのこと。
まさに自然派志向の方のコミュニティーモールであり、近隣の方々からはすっかり認知されているようでした。
それもそのはず、これらのショップはそれぞれ細部に渡り拘りにこだわって、全てに凄いクオリティーを保ってサービスされています。
定番のオーガニックランチを頂きましたが、地元の農家さんが丹誠込めて育てられた野菜本来の味をしっかりと活かし、素材の旨味を最大限に引き出されておられました。
また、ベーカリーショップは国内産の小麦のみを使用してモチロン天然酵母による発酵、なんと食べログのパン屋さん部門一位の人気店だそうです。(驚)
関東の言葉で言うと、、「ぱねエ」と言うのでしょうか、、とにかく凄い。
そして何よりも凄いのはこれを建築会社が運営している、ということ。このビジネスモデルを目指して5年間とのことですが、現在では新築の受注の8割がこのコミュニティーから派生しているとのことで、ここまで来るともう、素晴らしいというしか言葉は有りません。
私たち建築会社は単なるハコを提供しているのではなく、そこに住まう人々の幸せで楽しい暮らしの『場』を作らなければならないと思っていて、それはいわば、ライフスタイルを確立して頂く為のお手伝い、となるのですが、重要となるのは、『住まい方』『暮らし方』の価値観の共有だと思っています。
そんな観点から建築事業を見ると、ecomoさんの取り組みが如何に本質を捉まえているかが見えてきます。
そして、設計、施工される住宅は、その地域の方の趣味、志向をしっかりと汲み取った『湘南スタイル』にプロとしての性能、デザインの提案を織り交ぜているとのこと。
私たちが目指す工務店像の理想ですねー。
そして、モチロン設計、デザインにも非常に拘られており、細部のディテール、無垢材の使い方、天井高を抑えたフォルム等々、なるほど!と唸らされることばかり。
N堀社長、この度は本当に勉強させて頂きました。
ありがとうございました。
また、NSJの皆様、ご縁を頂いた太郎さん、本当にありがとうございました。
今後とも末永く、宜しくお願い致します。
もう一つ、ecomoさんが取り組みをされている、(以前から気になっていた)旬期月齢伐採、新月伐採のお話を改めて天竜TSドライシステムの榊原さんにお聞きしてきましたので、それはまた改めて書いてみる様にします。
やるべき事、やらなあかんこといっぱいです。。(笑)
おまけ、
湘南風情。