5月25日快晴
久しぶりにいい天気の1週間のスタートになりました。
月曜日はやっぱり朝から現場へ。
着工に変えた工場の改修工事の現場打ち合わせや、進行中の鉄筋コンクリートと木造の混構造の新築現場、完工を控え佳境に入ってきた店舗工事の最終デザインの煮詰め等、真夏のような日差しの下真っ黒になりながら走り回りました。
【TEDxKOBEへの参加】
さて、お題目は昨日行われた(念願だった)TED×KOBEに参加しての振り返りです。
Dive into diversity と言うテーマで行われた、YouTubeやネットニュースでお馴染みのあのTEDがなんと神戸で開催され、これは逃せない!と参加させてもらいました。
Technology Electronics Design の頭文字をつなげてTEDと言うらしいこのイベントはそれぞれの分野を融合させた新たなアイディアを発表するアメリカ発祥のプレゼンテーションのイベントです。
Participantという見学者もそのアイディアを共有し、共に考えるというスタンスをとっており、非常に幅広い分野からプレゼンターが登壇するということで以前から随分注目しておりました。
日本でも東京や札幌などで開催されており、その度YouTubeでチェックをしておりましたが、まさか神戸で開催されるなんて夢にも思っておりませんでした。
偶然に、締め切り後の追加募集のFacebook広告を見かけて急いで申し込むと、滑り込みでParticipantの選考に合格。
今回念願叶って参加することができました。
【リアルなdiversityの感覚を共有する場】
参加しての感想は、Dive into diversity (多様性の海に取り込め!)と言うテーマの通り、様々な人の様々な考え方、アイディアを見たり聞いたりすることができ、数年前の故・スティーブン・コヴィー博士の講演を聞いてからずっと胸に残っていたdiversityっていう考え方、世界観がリアリティーを持って目の前に広がっている、そんな感覚を覚えました。
【胸に残ったコンセプト】
多彩な人達の多様性に富んだメッセージ、胸に残ったコンセプトを備忘録として書き残しておきたいと思います。
単なる箇条書きなので、何のこっちゃさっぱりわからんと思いますが、私自身のための忘備録のなでご容赦ください、あしからず。おまけに敬称略でスミマセン。。。(笑)
金谷 一朗:シンプルでなければならない、シンプル過ぎてはいけない。
山上 遊:トイレは循環型社会の入口
竹田 真木生:昆虫との共存は人類を救う
Haioka:テクノロジーと日本の伝統との融合が今の日本のありのままの姿。
松下 麻理:社会的問題の解決の糸口は隣人を思いやる事から、Be Kobe!
リリアン テルミ ハタノ:在日外国人に対する教育制度の問題は日本全体の問題である。
須本 エドワード:多様性を認め、育てることで新たな才能や可能性が開花する。
山寺 純:自転車で社会を変えることができる。
池嶋 亮:大人たちが遊びの時間を持つことの重要性。
そして最も強烈に印象に残ったのは、人との違いは強みとなる。ということ。
両足が義足の片山 真理さんがいじめられ続けた少女時代に、人に近寄られないようにと義足に絵を描き出してから表現者へと変貌とげ、たくさんの人にアーティストとしてメッセージを届けるようになったと言う話は、彼女の圧倒的な存在感を伝える歌声とともに圧巻でした。
【リアルにLIVEに参加してみての感想】
TEDのプレゼンテーションを色々とYouTubeでチェックしてみると、総体的には様々な事例や複雑に絡み合ったエピソードを紹介して、そんな中から共通項として存在しているシンプルな真実や原理原則を抽出して、プレゼンテーターはその真実を皆さんで共有して社会の中で育んでみませんかという提案をされることが多いように思います。
今回、リアルにそのステージに参加してみて感じたのは、単なる概念化だけではないってことです。
実際のアクションに直結するような気づきや提案をイメージや空気感と共にいくつも受けとることができました。
これがバーチャルとリアル違いなのかもしれません。
セッションの後のアフターパーティーも非常に楽しく、ご縁をいただいてお知り合いなった方々も個性的な人ばかり。とにかく刺激的な一日でした。
不思議なご縁に心から感謝します。
来年も(たぶん)開催されるとの事、神戸の皆さん、是非一緒に多様性の海に飛び込みましょう!