6月15日曇りのち晴れ
まずまずの良い天気での1週間のスタートとなりました。
今日も月曜日らしく、複数の現場の着工前のプランの変更調整や、リフォームをお考えのお客様宅に見積ををお持ちしたり、新築現場のコンクリート打設後の現場確認など、忙しく走りまわりました。
ほんと忙しいことはありがたいことです。
感謝します。
夕方は、先週末開催した.神戸市の運営する住まいの窓口、スマイルネットさんとの提携のDIYセミナーが非常に好評ですっかり勢いづいている「ひょうご安心リフォーム推進委員会」の運営委員会に出席。
大好評のセミナーのニュースはこちら→http://www.yomiuri.co.jp/adv/job/release/detail/00018989.html
地域に安心してリフォームできる環境を整えようという理念を掲げて地道な活動を続けている地味なボランティア活動ではありますが、セミナー事業の本格的な始動で確かな手応えを得て理事の皆さんも俄然やる気になっております。
来月はすみれの地元、西神中央でも同じセミナーを開催することになっておりまして、忙しい最中ではありますが、なんとかがんばって準備をしたいと思います。
私の担当は、電磁波測定士として、オールアース工法による電磁波カットが計画通りにできているかという測定です。
一般的な住宅では、宅内に配線されている電線からはすべて微弱な低周波の電磁波が出ており、すみれの新築では長時間過ごす場所などでその負荷が体に影響を及ぼすないように対策を講じています。
検査結果は非常に良好、後は実際に生活する前に家電製品を入れた後再度チェックをして安心して暮らせるお住まいに仕上げたいと思います。
お施主様にも立ち会っていただいて測定の数値を見ていただき、目に見えない不安が解消されて目に見えて安心ということを実感していただきました。
その他の仕上げの部分についてのお施主様による検査も同時に行っていただきましたが、プラン担当のみまっちと現場担当のコムさんと細やかに打ち合わせを繰り返しながら進めてきただけあり、これといって気になるところはないと言っていただきました。
とは言え、まだ残工事もありますので、すべて終わった後に再度じっくりと見ていただいてすっかり納得できる住まいに完成させたいと思います。
完工間際のこの現場、実は仕上工程に入ってからあまり行けてなくて、現場に行くのは久しぶりでした。
出来上がってくると、奥様のインテリアに対する細かなこだわりが随所に見られ、ずいぶんといい感じになっておりました。
一般的に、住宅を立てるにあたり、ご主人は気密や断熱、構造強度など目に見えない性能に非常にこだわりをもたれる方が多く、今回も私たちが取り組んでいる電磁波に対する住宅性能にも高い評価をしていただきました。
それに対し、奥様はやっぱり見た目の雰囲気やデザインに強いこだわりを持たれることが多いです。
今日も完工検査のなごやかな雰囲気の中でそんな話題になり、
ご夫婦の間で、「デザインで家族が幸せになるか」というご主人と、「住宅性能にこだわってほんとに幸せになるの」という奥様との軽い?意見の対立がありながら新築と言う人生の大事業を進めてきたとのお話がありました。
デザインと性能、どちらも気持ちの良い環境を作るのには欠かせないものであり、どちらかに偏りすぎると家づくり終えた後、長い時間をここで過ごすうちにその歪みが現れてくると思います。
デザインと性能は間逆のようで実は同じ目的を目指している相反しながらも一体のものだと思っています。
家づくりと言う、時間もコストも限られた中でお互いの価値観を認め合いそれを融合させながら1つの形に作り上げていく作業と言うのは、単に住まう場所を作るということではなく、改めて家族が大事にするべき事を共有し分かり合える希少な体験ができる場なのかもしれません。
とにかく、海が一望できる素晴らしいロケーションに立つゼロエネルギーの超省エネ住宅でありながら、電磁波の対策をして自然素材の内装の健康的なスペックで、奥様のセンスがきらりと光る素敵なテクスチャーを盛り込んだ住宅は、やっぱりご夫婦の愛の結晶だと思うのです。
お施主様が話されていた、お互いの主張を認めながら進めていくのが大変だったーという言葉はなんだかとてもまぶしくて、羨ましく思いながら聞いていました。
そんな家づくりのお手伝いができたことを本当に嬉しく思います。
そして、私たちすみれとお施主様とのお付き合いは今始まったばかり、これから長いお付き合いをさせていただきながら、ご家族が幸せに暮らされるのに、これからも引き続き微力ながらもお手伝いができれば幸いです。
H様、ご縁をいただきまして本当にありがとうございます。末永くよろしくお願いいたします。