6月22日晴れ
今日も朝から現場へ、すっかり予定を狂わせる想定外のハプニングなどもあり、月曜日らしい慌ただしい一日となりました。(涙、)
昨日の日曜日は『父の日』
淡~い期待なんか持ちながら、おもむろに夕食は家族で食卓を囲もうかしら、なんて思っておりましたが、(結構こう見えてもシャイで(^_^;)意地っ張りなところもある私は、)結局、知り合いに誘われるがまま、私と非常に近い活動を展開されている『建設職人甲子園』の特別例会に(なんで父の日やねん、とぼやきながらも)参加させて頂きました。(苦笑)
建設職人甲子園とは、
建設職人甲子園とは、建設業界で働く様々な業種の職人達が一堂に会し、自分達は何の為に働き、何を目指しているのかを明確にするプロセスの中で共に学び、共に実践し、そして共に輝こうという、日本の産業の土台を支えてきた職人の復権、そして最近特に深刻な問題として脚光を浴び出した職人不足を解消する足がかりとする素晴らしい取り組みです。
要は職人の社会的地位の向上を目指す。と言うことで、完全に私達すみれが掲げるミッションと理念を同じくします。
ただ、そのアプローチが私たちはマーケティングと言うシクミを切り口にしているのに対して、『想い』をプレゼンテーションというカタチにする切り口にしておられるのが少し違うくらいで、やろうとしている方向性はほぼ同じ。
なので、父の日でも断われ無い。。ってことでした。
職人学校という会社形態
特別例会に講師としてこられたのは、少し前に500人もの観衆を集め、国土交通省や厚生労働省からの後援も取り付けで開催されて大成功を収めた、建築甲子園東京の理事長であり、大工と並んで若者の入職者がいないと言われる左官業で若い人材を育て、現在80人もの職人を抱えて施工会社を営まれている東京の左官の雄、株式会社メガステップの小山社長。
苦悩しながらも1つずつ問題解決を積み重ねて職人学校ともいえるような施工力、技術力を担保したビジネスモデルを構築してきたプロセスを熱く語っておられました。
すみれでも昨年から工務部員が自主的に集まって施行部会での勉強会と情報共有の場を作る、と言っておりますが、もっとリアルに技術面を磨く時間も必要なのか、なんて思ったり。
とにかく非常に勉強になりました。父の日(の家族との食事)を圧してまで参加させて頂いて良かったです。(←くどい、笑)
職人の復権は学ぶ事から
小山社長のお話の中で印象に残ったのは、『やり方の前に在り方』という言葉。
職人起業塾でも一番はじめに考えてもらう課題と全く同じところを出発点にされているのには、共感を通り越して親近感を覚えました。(笑)
職人だから学ばなくてもいいのではなく、職人だからこそ、学ばなければならない。
今までの職人が学ぶべき事というと、施工、実務に関する事ばかりでした。ビジネスの根幹となる部分、なんの為に仕事をするのか、それを通して何がしたいのか、というマインドセットを学ばずして、どんなにいい腕を持っていたところで顧客からの信頼や喜びの声を聞く事はありません。
そこに気付き始めた人が全国に大勢いると言うのが小山社長の講演を通して良くわかりました。
若者が定着しない業界となって久しい建築の世界、息も絶え絶えになりつつ有るように見えている職人という職業の復活の狼煙が全国のあちらこちらで上がり始めているようです。
志を同じくする人達がこんなに沢山いるのだと、改めて感じ、大きな勇気を頂きました。
職人起業塾からの提言
明日は、TOTO大阪ショールームで、京阪神木造住宅協議会の研修会の講師を務めます。
50名程の工務店経営者を中心とした人達に対してお話をさせて頂く内容はズバリ、『職人起業塾からの提言』です。
【モノ作りの本質は作り手を守り育てること】私たちのミッションとして掲げる『職人の社会的地位の向上』は職人の正規雇用と教育こそがお客様にお渡しする工事品質、現場満足を達成し、地域で信頼を得る企業になるとの信念です。その活動の一環である職人向け勉強会が京阪神木造住宅協議会の研修に採用され代表の高橋が講師を務めます。職人時代の夜明けが近づいて来ているのを感じます。
Posted by 有限会社すみれ建築工房 on 2015年5月25日
張り切って、熱い想いを語ってみたいと思います。
ご参加頂く皆様、宜しくお願いします!
おまけ、昨夜も夜中遅くの帰宅となってしまいましましたが、朝起きると枕元に何やらおもむろにプレゼントらしきモノが置いてありました。
カードには、(交換条件的な)お願いと、苦言。(^^;
とにかく、単純に嬉しいモノです、ありがとう♡
はよ帰ってビール飲も。(笑)