7月16日 曇天 台風接近、強風
台風が今夜未明にはどうやら関西を直撃するとのこと。
嵐の前の静けさというか、生暖かい空気に何となく不穏な雰囲気も感じつつ、、
大自然の大いなる力にはどうしようもないことは重々理解しながらも、大きな被害がないことを祈りたいと思います。
そんなことを思いながらも、子供の頃から染み付いた感覚なのか、何時まで経っても子供っぽいからなのかは分かりませんが、どうも風の強い日はワクワクしてしまうのが正直なところで、、
もし、今回の台風で甚大な被害を被られるような方が出たりすると、弁明のしようも無いのですが、どうもじっとしていれない気分になってしまいます。(苦笑)
今日の午前中は知的資産経営報告書作成のミーティング。
三佳先生をはじめとする行政書士の先生三名にご来社頂き、SWOT分析を中心に自社の持つ強み、弱み、そして外部環境よりもたらされる機会と脅威について久しぶりに掘り下げる機会を頂けました。
SWOT分析というと、もうかれこれ10年近く前になりますが、日本のマーケティング界の草分けというか、大家だった故・水口健二先生が主宰されていたマーケティング戦略塾に参加した際に一生懸命に取り組んだ記憶があります。
その際、営業系のリフォーム会社の経営者や営業職の方が中心の研修会にあって自社の強みを『職人、現場力』だと異色の発表をして、水口先生に、「いいぞ、すみれ!」と、励まされ、勇気づけられたことは今も鮮明に覚えており、その後の私の事業の方向性を固めるのに非常に大きな影響を受けました。
きっと、今も天から職人会社を強みとして切磋琢磨を続けている私たちを温かく見守ってくれていると思います。
夕方からは、台風で電車が止まってしまわないかとドキドキしながら大阪へ。
月に1度の勉強会、「理念と経営を考える経営者の会」に参加してきました。
こんな荒れた天気の中、わざわざ勉強会に行かなくてもと言う話もありますが、緊急性の低い重要な事を続けるのはやっぱり少しの気合が必要で、ここは踏ん張りどころと考えて荒れ模様の天気の中参加してきました。
行動を起こせば行起こしただけの事はある、今日も自社の理念を振り返り、他の参加者の方の考え方を聞いて深い気づきと学びをいただきました。
以前から興味があった盛和塾で開催される中国から招聘される講師の講演会のお誘いもいただけ、収穫の多い勉強会となりました。
もうすぐ中国に帰国する実習星の王くんと張くんを誘って参加させていただきたいと思います。
さて、お題目、今日はスティーブン・R・コヴィー博士の三回忌です。
ちなみに、『影響忌』と言うのは、私が勝手につけた忌日です。(笑)
3年前、突然の訃報に世界中が驚き落胆した日。
世界で最も多くの人に読まれた自己啓発の書と言われる「7つの習慣」を読んで人生を大きく変えることができたと思っている私は、たった1回きりしかコヴィー博士のセミナーに行けてないですが、15年以上前の起業した時から、そして今も心の師と仰ぎ、コヴィー博士が提唱した原理原則に基づいて影響の輪を広げていくことに留意しています。
コヴィー博士が残された偉大な功績を私なりに振り返って端的に一言にまとめるとやはり「影響」の根源をひもとかいたことだと思います。
セールスマンのバイブルと言われるロバートチャルディーニ博士の表された「影響力の武器」とは真っ向から反対側のアプローチで、自分も周りの人も、そして世の中全体が良くなるようにと日本古来から伝わる近江商人の商いの鉄則を非常にわかりやすく『習慣』と言う『継続した行動』を通して、世界中に 広められた功績は本当に偉大だと思い、今も尊敬してやみません。
人格主義と言う少しこそばゆいような言葉に込められた、『あり方』を見つめ直すとこから、考え、行動を始めることで、ビジネスも、プライベートも、人生全体を素晴らしいものに出来るというコヴィー博士の教えをこれからも頑なに守りつつ、影響の輪を広げる活動に励みたいと思います。
とはいえ、なかなか完璧に実践出来たと思えないその高みに対して、この日を私自身の戒めの日と(勝手に)させて頂いています。
コヴィー博士、あの世から見守っていただければ幸いです。