日本の一番長い日@HIROSHIMA

8月15日 終戦記念日 快晴 広島にて

広島の朝
広島の朝

昨夜は広島の横川駅近くでの仕事を終えてから、今日の墓参りの前乗りに来てもらった家族と広島駅で合流して、海沿いの街で新鮮な岩牡蠣と名物の穴子と、鮨を堪能。

久しぶりの家族揃っての旅行気分での食事となりました。

原爆ドーム
原爆ドーム

その後、平和記念公園近くのホテルに宿泊、朝は3人揃って平和記念公園、原爆ドームまで散歩して、記念碑に手を合わせてから、山根町国分寺への墓参り。

国前寺
国前寺

久しぶりとなる家族揃っての小旅行、幸せな時間を過ごす事が出来ました。

平和記念公園にて
平和記念公園にて

戦後70年を迎えた終戦記念日。

最近、幕末や明治維新の小説を読んだり、ドラマを見ながら思うのは、結局、日本は世界を席巻した大きな流れに抗えなかったという事。

18世紀の産業革命以降、イギリス、スペイン等の西欧の国々は世界中を開拓し、植民地化して富を集中させてきました。その余波が極東の日本にまで伸びて来たのがペリーによる黒船来襲であり、それまで太平の世にあぐらをかき平和を満喫していた日本人も半ば強制的に目を覚まさなければならなくなりました。

明治維新が起こり、富国強兵の旗印のもと産業を興し、国力を蓄え、軍備を整えて日清戦争、日露戦争と当時の日本よりも遥かに大きな国体の諸外国と戦い、独立国家としての面目を保ってきましたが、結局はアメリカに完膚なきまでに叩き潰され、統治下に置かれてしまいました。

サンフランシスコ条約後、日本は主権を回復したことになっていますが、実際は今も微妙な立場にあるままではないかと、私個人としては思っています。

今日は、そんな日本の歴史の中で最も大きな出来事があった日、世界で初めて原爆が落とされた地、広島で墓参りをした後、家族で映画を見に行きました。

 

 

日本の一番長い日

淡々とした語り口で、強いメッセージが込められていた訳ではありませんが、今私たちが享受している平和は当たり前の様に簡単に手に入った訳ではなく、大きな犠牲のもとに形作られた先人達の命の上にあることを再認識するには十分な作品でした。

平和記念公園に掲げられた碑文、

『安らかに眠ってください。過ちは繰り返しませぬゆえ』

この想いを、全ての日本国民が共通の想いとして持たなければならないと改めて感じた次第です。

70年前の今日あった出来を題材にした映画を、広島の地で家族と見る事に、大きな意義があったのではないかと思います。

 

日本人に限らず、全ての国の戦争で亡くなられた方々に、追悼の意を捧げます。

安らかにお眠り下さい。

これは僕らの叫びです。 これはわたしたちの祈りです。 世界に平和をきずくための。
これは僕らの叫びです。
これはわたしたちの祈りです。
世界に平和をきずくための。

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