絶好の上棟祭日和
9月5日 大安吉日晴天
今日はいい日和という事もあり、先日上棟した大きな屋根のsumikaの上棟祭を執り行いました。
昨日までは曇りがちでいささか天候が気になっていましたが、気持ちのよい青空下、
「千歳棟~万歳棟~永々棟~」と高らかにかけ声をかけて滞り無く上棟の儀、終えることが出来ました。
いよいよ、工事もこれからが本番、安全面には十二分に留意しながら、快適に楽しく暮らしていただける空間の実現にスタッフと一緒に精一杯の努力をしたいと思います。
T様、引き続き宜しくお願い致します。
質の向上、効率化は段取りから
昼からは、今をときめく建築業界の効率化を革新的に推し進める、クラウドを使ったコミニケーションツールの提供をされているダンドリワーク社の加賀爪社長に来社いただき、改めて導入に向けての説明をいただきました。
職人に軸足を置いて、段取りよく業務を進めれるようにすることで、目に見えない無駄を省く、利益率の向上を果たすをシステムとして人気を博し、今年になってから爆発的に導入企業を増やされております。
私たちすみれが目指している職人の社会的地位の向上と方向性を同じくする理念を持たれていることから以前から導入したいと申し上げておりましたが、この度ようやく具体的に進めることができました。嬉しい限りです。
建築現場が抱える2つの問題
建築現場で発生する問題は様々ですが、その問題の根っこの部分を探ってみるとコミュニケーションの欠落が殆どだと思っています。
そして、コミュニケーション不足、欠落してしまうのには大きく2つの要因があります。
心の問題。
そもそも、技術職、特に職人稼業をやってる者に、コミュニケーションが得意だ!と言う人は非常に稀であり、どちらかというと、コミュニケーションべたを自認するする人が殆どです。
どちらかというと、コミュニケーションを取るのが面倒、出来れば避けたい。と思っている人と円滑なコミュニケーションを取るなんて根本的に無理があります。
意志や情報の伝達が自分にとっても、周りの人にとっても、そしてお施主様に対しても重要なことなのだという事をしっかりと認識しなおして、意識を変えることがまずは何より必要です。
カタチの問題。
昔、織田裕二主演のドラマで、「事件は現場で起こっているんだ!」と言う名言がありましたが、事務所の中で顔を突き合わせている訳ではない、『現場』という離れた場所にいる人、そして入れ替わり立ち代わり大勢の職方がその一つの現場に携わり、協力して建物を造って行く建築の仕事は現場だけではなく事務所にいる設計、そしてお施主様を含めた全員で情報を共有することが求められます。
旧来からの手法、電話、FAXだけではなかなかうまく行かなかったのは誰もが認めるところでして、私たちももっといい方法は無いかと、長年試行錯誤を繰り返してきており、簡単に、そして確実に全員と情報の共有が出来る手段を確立する事は長年の悲願でもあります。
以上の二つの問題の解決を果たさなければ、私たちが理想とする完璧な施工を担保することが出来ない訳で、これまでもそれぞれについての努力を積み重ねてきました。
建築現場、職人のIT化の可能性
今日の加賀爪社長のプレゼンを聴いて、この度のダンドリワークの導入はそのカタチ作りを飛躍的に改善することに繋がると確信しました。
ダンドリワークの詳細はこちら→http://www.dandoli-works.com
クラウドを利用して、スマフォやタブレット等のモバイルツールを使って、と職人にはハードルが高そうに聞こえますが、しっかりと職人が使うことを大前提として作り込まれたシステムは非常にシンプルで、これならきっとITに苦手意識の強い職人たちにも受け入れられると確信しました。
もっと確実に、もっとスムースに、もっとお施主様の想いを現場でカタチに出来る様にすみれのスタッフはもとより、工事に携わる全ての職方と不断の努力を重ねて行きたいと思います。
加賀爪社長、宜しくお願い致します!
おまけ
打ち合せの後は加賀爪氏と久しぶりに痛飲。(笑)
瀬戸内海の幸、堪能しながら情報交換と共に、同じ理念の実現に向けて、お互いに協力し合えることを確認出来ました。おっそくまでお付き合いありがとうございました!(笑)