『どーでもいいこと』の重要性。

9月25日 曇り

今日は朝からとんでもない大問題が発覚!

工務のイッペーくんが嬉しそうな顔をして倉庫へと呼ぶので行ってみると、10尺の長い脚立の上に登ってください、とのこと。

すみれ倉庫
すみれ倉庫

で、あの一番上に積んである段ボール箱の中を見てみてください。

とのこと。

なにかいやーな予感を感じながら脚立を登ってそ〜っとハコを覗いてみると、、、

居候の子猫達
居候の子猫達

生まれたてのニャンコがゴロゴロと、いや、ミャーミャーと群がっておりました。(笑)

「きゃわいいニャー、」と、つい、いつもの癖でネコ語?が口に出てしまいましたが、よく考えると、そんな悠長な事を言ってる場合じゃなくって、勝手にこの調子で倉庫に家をつくってどんどん家族を増やされてしまうととんでもない事になるのは必至。そのうち倉庫を乗っ取られてしまいます。

大問題です。

しかも、どう見てもスミレのアイドル猫『ニャロ』の兄弟、もしくは甥っ子姪っ子なのは(見た目で)一目瞭然なだけに無下に扱うのも出来ない訳で。。

ほら、こんな感じですから(笑)

いつになく懐くにゃろ
いつになく懐くにゃろ

ま、善後策はそのうち考えるとして、とりあえず子猫達がもう少ししっかりするまで見守りたいと思います。(笑)

 

 

昨日の『理念と経営』の勉強会にて

毎月一度、雑誌『理念と経営』に取り上げられる卓越した業績を上げられている企業事例をもとに、その考え方やシクミについて考え、自社に当て嵌め、振り返ってディスカッションを行なうこの勉強会では毎回非常に多くの気付きや反省を頂いております。
それは単に自分のアウトプットをするだけではなく、参加されている他業種の経営者さん達の意見を聞くことで自分とは違う視点、違う切り口に触れる機会を頂けるのが非常に大きいと思っています。

そんな昨日のディスカッションの中でふと気付いた事は、「話題に最近こんなニュースがありましたよね、」と引用されるものが多くのメンバーで共有しているということです。

居酒屋チェーンのわ○みの経営状態の噂、老人介護施設で起こった事件の数々、コムスンの経営破綻の理由、美しかった女優さんの若くしての急逝、元女子プロレスラーのタレントが毎年健康診断に行ってたのに乳房全摘の手術をしたこと、タイの大きな病院で受ける人間ドックが安くて最新の設備が整っている事や千葉の病院の窓からの景色が美しい事、昔ながらの保険会社は誰彼構わず入社させて親類縁者の契約を取ったら切り捨てられる事、ect….

冷静に考えると、どれもあまり自分の事業にとって関係ないし、個人的にもあまり興味がないことばかりです。いわば、どーでもいいこと。

しかし、情報を得て知っているという事はそのニュースを見て、記事を読んでいる訳で、皆がそのどーでもいい事に結構な時間を割いてしまっているという事になります。
「これってもったいないよなー」と、正直思いました。

 

 

時は金なり。

今の世の中、時間とお金は同義語と言っても過言ではありません。
Time is money!とよく耳にしますが、銀行にお金を支払って買うのは、『期限の利益』と言う名の時間ですし、支払い期日がどーでも良かったら、お金の価値等一切なくなってしまいます。
そんな風に考えると、どーでもいい情報を得る時間というのは大きなコストがかかっているとも考えられます。

 

 

じゃ、やめりゃいいじゃん。

と、一瞬思いました。そのようなどーでも良い事ではなく、もっと仕事に役立つ、もしくは個人的に興味がある情報だけに絞り込んで、それ以外は全てスルー、有益な(だと思える)情報収集のみに徹する方がずいぶんと効率的です。

しかし、そんな風に情報が入って来る門戸を狭めたら、昨日の勉強会でのディスカッションの様に「あ、そうそう、それ知ってます!」と言うように盛り上がる事も無ければ、引用する事例の幅も狭い訳で、面白くも何ともありません。
本来、面白くも何ともない仕事、人生をしたい訳ではない以上、簡単に割り切ってしまう訳にはいかないのは明白で、世の中、そんなに単純には出来ていませんね。

 

 

無用の用

『老子』は「埴をうちて以て器を為る。その無に当たりて器の用有り」
と言っています。粘土をこねて器を作る。器の中にある空間は一見無用に見えるが、その空間があるから器が作れるのだと。また、有用な土地があったとして、その周りの無用な土地を掘り下げたらその土地は果たして使えるか?と問答の中で説いたとのことです。

『荘子』も「人は皆有用の用を知るも、無用の用を知る莫きなり(人はみんな明らかに役立つものの価値は知っているが、無用に見えるものが人生において真に役立つものだとは知らない)」と言っており、古来より私と同じ様にどーでもいい事への対処に人類は悩み続けて来た事が伺えます。(笑)

 

まとめ

結局、どーでも良い事ってそれなりに意味を持っていて、全く無意味ではない事は明らかで、限られた時間の中で優先順位をつけて時間のコントロールをしながら適度にどーでもいいことに時間を割くのが正解のような気がします。

そして、どーでもいい事の多くがその本質は他人への関心に他なりません。
「愛の反対は無関心」というマザー・テレサが言ったとされる有名な言葉がありますが、どーでもいい他人事への関心は実はちょっとした『愛』なのかも知れません。(笑)
また、どーでもいい他人様の話も自分に置き換えて考えてみるとか、大きな時代の流れ、流行などを感じ取るようにするとか、その中からなにかしらの学びを得る気概を持つ方がきっと無駄度は下がると思われます。昨日の勉強会に参加されていた経営者の皆さんの様に、うまく引用に使う事で自分が話す内容についての理解度を深めてもらう事ができることもあるのではないでしょうか。

色んなジャンルの事を知ってて引き出しが多い人ほど魅力的見えるというのも、あると思います。

ま、私個人としてはTVを見たり、ネットニュースを読みふけるのは極力控える様にしたいと思いますが。(笑)

 

おまけ、

毎月すみれ本社で開始している日本式、職人、建築会社経営者向けマーケティングの勉強会の参加者の声を沢山頂いているので、コツコツご紹介させて頂いてます。
今月はいよいよ本日、19時から開催です。飛び込み参加もOKなので近くにおられて時間があれば連絡下さいねー。
ちなみに、参加費は無料、懇親会は飲み食べ放題3000円!ですよ。(笑)
イベントの詳細はこちらです→第25回職人起業塾

職人起業塾参加者の声⑧

マーケティングをはじめ、沢山の難しい言葉が出てきます。難しい塾です。

それを、学のない私にも理解できるような塾であります。

しかし、いくら勉強してマーケティングを覚えても行動しなければ絵に描いた餅、食べることはできません。

マーケティングの事はまだまだ分かりませんが、塾長がよく話される、今しなければならない、緊急性のない大事なことを、自分から進んでするようになりました。

肝を教えるのと同時に、一番大事な心の奥にある自分のやる気を起こさせてくれる塾です。

塾長!ありがとうございます!

神戸市 リフォーム会社経営 T様

*******転載ここまで*******

T本様、温かなメッセージにも似たレビューをありがとうございます。

緊急性の低い、しかし、未来にとって重要なことを日々弛まぬ努力で着実に推し進めていきましょう!全てのものは二度作られる、餅もまずは食べるイメージを持たねば食べる事は出来ません。
絵に書いて、それを実際に実行して確実に成果を手中に収めていきましょう!

引き続き宜しくお願いします。(^ ^)

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください