9月26日 曇
とうとうやって来たXデー。
今朝、中国人実習生の王君と張君が3年間の実習期間を終えて祖国に帰って行きました。
彼らを採用する為に中国を訪問してからの3年半の年月が頭の中を走馬灯の様にグルグルと回り、長かったような、あっという間だったような不思議な想いに駆られました。
『お世話になりました。」
『達者でな!」
と、すみれ事務所のメンバーと目に涙を浮かべながら別れを告げ、彼らが乗り込んだ車が曲がり角を過ぎるのを見送って、「行っちゃったね、」と振り返ると反対から軽バスのすみれの作業車がおもむろに近づいて来て、工務スタッフ佐藤君が窓からひょっこりと顔を覗かせました。
さ:「あれ、もう行っちゃいました?」
私:「今行ったところやで、」
さ:「あら、」
私:「いやー、このタイミングは無いわー」
一同:「苦笑」
佐藤君、別れを惜しんでしんみりしていた空気を一瞬にして吉元新喜劇的なベタに笑える雰囲気に変えてくれました。ま、ウケを狙っていた訳でも無さそうでしたし、本人は最後の別れを出来なかったのが非常に残念そうでしたが、、(笑)
とにかく、中国に帰った二人のこれからの人生に幸多かれと祈るばかりです。
王君、張君、頑張って!
今日のトピックス①
昼からは三田の駅前でNPO法人ひょうご安心リフォーム推進委員会の活動で出張セミナーを開催しました。三田市と三田市防犯協会の後援を頂いていたお陰もあり、派手な宣伝をした訳ではないのに大勢の方にご参加頂きました。
『あんしんリフォームポイントとお部屋のお手入れ&空間演出』という内容で今回も消費者の皆さんに盛りだくさんの情報を提供しました。アンケートの回答を見てみると、参加頂いた方にはとても喜んで頂けた様です。地味すぎる啓蒙活動ですが、安心してリフォームを出来る環境づくり、少しずつですが整って行ってる実感をすこしだけですが持つ事が出来ました。
今日のトピックス②
猫アレルギーの佐藤君から「目がかゆくてどうしようもないんです!」と厳しいクレームが出ておりますが、倉庫で子育てに励む野良猫のお母さん、すっかり我が物顔で偉そうに倉庫に帰ってきます。(苦笑)子猫ちゃん達が早く育って出て行ってくれるまで佐藤君にはなんとかごまかして、温かく見守ってあげる事にしました。(笑)
昨日は第25回職人起業塾の開催日。
話は変わって、、昨日は毎月一度、すみれ本社3階のセミナールームで開催している職人起業塾を開催しました。半年、一年と欠かさず参加させる人、ポロポロと欠席もしながらも何とか継続出来ている人、最近サッパリ見かけなくなってしまった人と参加される方も様々ですが、それでも毎回新しく参加される方が数名おられ、今回は何故か初参加の方が5名!トータル26名の方にご参加頂いて熱気ムンムンの開催となりました。
マーケティングの勉強会という目先の売上げ、実業には全く影響する事が無い、いわば実務と離れた理論を学ぶ場にこれだけの方が熱心に通われて来られるのには感心することしきりです。
ご参加頂いた皆様、夜遅くまでお疲れさまでした&ご参加ありがとうございます。
平成生まれの経営者参上!
夕方、というかほぼ夜の19時スタートのこの勉強会、結構遠方からもご参加頂いておりまして、私自身、大阪までしょっちゅう研修に行く事を考えると、西宮、大阪からご参加頂くのはまあ、違和感無く分かりますが、京都から毎月となると少し話が違います。そして姫路の山深く、宍粟郡からも2社のご参加を頂いておりますし、なんと今回は和歌山から!これには少し驚いてしまいました。しかも、電気通信業の職人経営者のこの方はなんと!平成生まれ!わたくし、初めてお目にかかり、時代の流れを感じて若干感動してしまいました。
しかも、弱冠25歳のこの青年社長、この年齢にして非常にしっかりとされていて、理念も、在るべき姿もしっかりと持っておられ、理論構築をやってしまいたい、とこの度ご参加頂いた様です。
25歳からマーケティング理論を学び、理論構築を進めて行けば、私の歳になった時にはどんなに凄いことになっているのでしょうか、、空恐ろしい、というか、将来が非常に楽しみな若者です。(笑)
根本的問題解決に向き合う方法
今回の勉強会の事前課題(事前に連絡した課題について発表して頂いてます。)は、
『パラダイム転換で売上げ(利益)が変わった経験について。』
パラダイムシフトってそんなにしょっちゅうあるものではありませんし、視点が大きく変わったからと言っても実際のビジネスにそれが反映され売上げに貢献するって、そうそうあるものではありません。しかし、この度改めて皆さんの体験を聞いてみると、なかなかどうして、出てくる出て来る。(笑)皆さん凄い経験をお持ちでした。
印象的だったのは、売らねば、契約を取らねば、と必死になっていた時には消費者に相手にされず、売り込むことを諦めて、相手の為に何が出来るか、どんな貢献が出来るか、にシフトしたら飛躍的に売上げが伸びたという事例が多かったこと。同じような体験を6人程が話されていました。
これって、実はビジネスの入口で誰もが苦悩する集客、受注の問題に対する根本的な問題解決です。ビジネスモデルの構築には、数多く、山の様に積み上がる問題を解決して行くことが不可欠で、そのアプローチも表面的な対処を繰り返してしまうと、問題の先送りとなってしまい、いつまで経ってもビジネスモデルとして完成する事はありません。問題は根本から解決を図るべきなのですが、それを可能にするのが、パラダイム・シフトであり、それまでと見方や在り方をガラッと変える事で、根本的な解決策が見えて来ると思います。
他人と過去は変えられない。
「変える事が出来るのは、自分と未来だけだ!」とよく聞く言葉ですが、まさに真理。
その理屈からすると、問題の根本的解決の為には自分も根本的に変わる=パラダイムシフトとなるのは当然と言えば当然ですね。
至極当たり前の事ではありますが、何か問題が起こった時、その原因が自分のパラダイムにあるのではないか?と自分に問い質すことってそう簡単ではありません。
ずいぶんと意識して気をつけていないと、人はつい、他人の問題点や目先の対処に走ってしまいがち、そして(経営者は特に!)パラダイムについて他人にダメ出しをされることなどまずありません。(私は勉強会で経営者さんに良くツッコミを入れます、笑)基本的には自分でチェックするしか無いのですが、これがなかなか、、(苦笑)
パラダイムチェックの習慣
誰もチェックも進言もしてくれない自分のパラダイム、常に自分のパラダイムは顧客に取って価値のあるものか?回りの人に受け入れられるものか?原理原則に沿っているか?をチェックする習慣を持つべきだと思っています。
その為に、非常に有効なのはやっぱり読書だと思うのです。
偉業を成した先達の人生を覗き、その思考を知る事は自分のパラダイムが理にかなっているかを図る非常に分かりやすい指標になると思いますし、間接体験として何人もの人生を生きる事が出来れば自ずと視座は養われるのではないでしょうか。
そんなこんなで、2時間程で読めてしまうようなハウツー本やビジネス書と言った類いの本ではなく、小説や伝記と言ったもっと面白いものを読む事を強くおススメします。
懇親会で話題に上ったこんな本とかね。
お奨め本のレビュー。→『海賊と呼ばれた男』https://shokuninshinkaron.com/?p=4046
結局は先達が皆さん言われた様に、『謙虚な心を忘れないこと』なのかも知れませんが、とにかくパラダイム・チェックに留意して根本的解決、取り組んで行きたいと思います。
おまけ、
毎月すみれ本社で開始している日本式、職人、建築会社経営者向けマーケティングの勉強会の参加者の声を沢山頂いているので、コツコツご紹介させて頂いてます。
昨日も非常に多くの参加者と一緒にスパークしました。(笑)
職人起業塾参加者の声⑨
株式会社 デンツ 青山 哲久様
開講当初から早々にご参加頂き、その後2年近く足繁く通って頂く中で、ご自身のビジネスもずいぶんと変容、進化を遂げられたのは傍から見ている私も実感として持っておりまして、マーケティンマインドを体得された方のビジネスの急激な広がり方に改めて感心する事しきりです。
また、人数が20名を越えるまではまだグループコーチングとして参加者全員に対して深堀をしていた事を思い出し、今の大人数を回す為にざーーーっと流れてしまう勉強会の体制に若干の反省をしながら読ませて頂きました。。
青山様、当分の間、深堀はご自身でやってみて下さいませ。(笑)
勉強会の振り返りもブログでぎっしりとアップされておられるので、きっと大丈夫だと思います。
ちなみに、振り返りとしてご紹介頂いているブログはこちら→http://blogs.yahoo.co.jp/denjiha_bbb/39607190.html
(電磁波対策の師匠としても)引き続き宜しくお願い致します。