10月8日 晴
相変わらずの好天の中、今日は大阪からスタート。
関西はこのところ毎日が最高の天気ですが関東方面はまたまた発生した台風が接近しているとのことですが、大丈夫でしょうか。
弱り目に祟り目的な大きな被害がないことを祈りたいと思います。
たまにはリフォームのこと。
昨日、お客様宅に外装リフォームの完工確認と、集金に伺いました。
外壁の塗り替えがメインの工事で、久しぶりに伺ってみると(スミマセン、笑)すっかりくすんでいた築30年の木造モルタル塗りの住宅がピカピカになっており、お施主様は非常に喜んでおられました。
長年住み続けた家って年数が経つ事に愛着が湧いてきて、リフォーム後の家を見るお施主様はまるで我が子を見るような優しい眼差しになられます。きれいになった我が子に目を細めておられるのを傍目に見て、リフォームの仕事っていい仕事やな、と改めて思いました。
リフォームを通して提供しているもの
外回りをぐるっと回り、施工の確認をした後、家に上がらせて頂き、コーヒーをご馳走になりながら雑談をひとしきり、、
私、「この度はありがとうございました、外壁塗料の保証は10年ありますし、実際は20年は持つと思いますので、当分安心してくださいね。」
お施主様、「10年持ったらもう十分、私たちそんなに長生きしないから、大丈夫よ、笑」
私、「いやいや、最近皆さんそんなことを言われながらも長生きされますよー」
お施主様、「ほんまやねー、でもまあ、今回の工事でもう安心やし、後も何かあったら、あんたにお願いしたらええもんね」
私、「はい、任せておいて下さい!」
とまあ、リフォーム屋さんにありがちな会話では有りますが、会話をしていて改めて思ったのは、私たちは外壁リフォームを販売しているのではなく、安心を提供しているのだという事です。
安心、安全、信頼は現場力から。
そして、そこに繋がっているのは、やっぱり、実際に現場で工事を行なった職人のクオリティーと真面目な姿勢、そして施工中にも細かな連絡、説明をしながらお施主様に安心して頂きながら工事を進める姿勢です。
「おとなしい、真面目な職人さんに来てもらってよかったわー」とお施主様から言われる事が信頼を得る大きな要件であるのは間違い有りません。
ちなみに、すみれでは自社職人による責任施工を事業の特徴としてご案内しているのですが、全ての工事が自社の社員ではありません。
大工工事に代表される所謂建築工事は自社の職人で行ないますが、それ以外は協力業者さんと一緒に工事を進めます。
電気、ガス、水道等のそれぞれ許認可や資格が必要な専門業種はモチロンのこと、塗装、内装、板金、塗装、左官等々多くの職人さんに協力をお願いしてお施主様が思い描いた理想の住まいを作って行く事になります。
それらの職人さんも、お施主様からすると、依頼した先=すみれの職人さんとなる訳で、いくら社員の工事が良かったとしても、現場に出入りしている職人の一人が粗相をしたら、いっぺんに全体の信頼を失ってしまいます。社員だけではなく、協力業者さんの工事に対する意識も非常に重要になります。
目指すのは未来の受注
私たちのような地域に根ざす小さな企業は顧客からの口コミが生命線、工事現場で結果を出せなければ将来は有りません。
そして、お施主様の信頼を失って困るのは現場に携わる全員、そこには社員、協力会社の区別は無い訳で、絶対に工事を終えた後、お施主様に満足してもらえる様にするんや、という強いコミットメントを数多くの職方全員で共有しなければなりません。
最も必要な事は、『なんの為にこの工事をしているのか』という問いを全職方が持ちながら一つずつの工程を進めて行けるかにかかっているのだと思っており、すみれではその意識の共有をすべく、半年に一度、全職方に集まって頂いて勉強会をしています。
今年から運営委員会が発足してより活発な活動になりつつあるこの会では、参加する全員で協力して、『明るい未来』を創るシクミづくりを目指しています。
職人不足解消への布石は根本的な問題解決。
建築業界、特に工務店業界では近年、職人不足が大きな問題となっておりますが、その根本は将来の売上げ、利益を読めない事に有ると思っています。「若い衆を育てんとあかんねんけどな~」という左官の親方は、「でも、ずっと仕事があるかわからんしな、、」となかなか一歩を踏み出しませんが、見ていると年がら年中忙しそう。(笑)
しかし、いくら目の前、来月、半年先まで忙しかったとしても常に漠然とした不安から逃れられないと言います。
真面目に将来の事を考えれば考える程不安が増すのが今の建築業界の現状と言っても過言では有りません。そんな多くの職人さん達と協力して、一件ずつキッチリと顧客満足を勝ち取って、お施主様に「これから一生、工事の事はあんたらに頼むわな、」と言われる件数を重ねて行けば、自ずと将来の受注が見えて来るはず。
それをなんとかすみれのスタッフを含めた関係者全員で作り上げようと、プロジェクトを組んで会議を積み重ねています。
問題解決は対処ではなく、根本から。
モグラたたきはモグラを叩くのではなく、コンセントを抜いちゃう。(笑)
我々はただ単に工事をするのではなく、安心と安全、そして快適で健康な暮らしを提供するのだと言う使命感を共有しつつ、多くの職方とガッチリスクラムを組んで進んで行きたいと思います。
大西委員長、宜しくお願いします!(笑)
おまけ、
10月21日は第3回目となる『すみれゴルフコンペ』
いつも御世話になっているお客様、協力会社様、職人起業塾にご参加頂いている皆様、たまには暫し仕事を離れて気持ちのいいベストシーズンの秋空の下、一緒にゴルフを楽しみに行きませんか?
参加表明がまだの方はそろそろ参加の表明をお願いします!
イベントページはこちら、多数のご参加お待ちしております!