志を買う時代。

10月14日 快晴

水曜日。スミレ事務所は定休日。

いい天気やし、私も日曜日にランニング出来なかったツケを返すため、午前中は休みを取って、、
などと、頭をよぎりましたが、昼からの予定も詰まっていた事もあり、そこはグッと堪えてデスクワークに勤しみました。

去年の今頃は大阪マラソン出場を控えて必死になって長時間走の自主トレに躍起になっていましたが、今年は結局、神戸マラソン、大阪マラソン、姫路マラソン、東京マラソンと立て続けに落選、全滅の憂き目に会いちょっとテンションが下がっているのが正直なところ。
とは言え、フルマラソンより厳しいという噂もチラホラの六甲全山縦走だけはエントリー出来ちゃった(苦笑)ので、そろそろ本気でトレーニングに励まないといけないのですが、、、

昼からは三宮にて神戸最大のランチ会、『神戸パワーランチ』に出席の後、三宮、元町界隈を廻って来年着工予定の案件の現地調査を2件、打ち合せをこなしました。
それにしても、10月の半ばから来年のお仕事のお声掛けを次々頂けるとは、本当に嬉しい限りです。スタッフ共々気合いを入れてご期待に応えたいと思います。

 

さて、お題目

最近話題騒然?のクラウドファウンディング。

クラウドファンディング英語:Crowdfunding)とは、不特定多数の人が通常インターネット経由で他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うことを指す、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語である[1][2]。ソーシャルファンディングとも呼ばれる
出典:Wikipedia

今日も、大阪の農家さんのプロジェクトに甚く共感して支援と言う名で野菜をどっさり購入してしまいました。そのプロジェクトはこちら、

*****以下転載(抜粋)*****

悪天候でも援農活動が出来るビニールハウス建築プロジェクト

このプロジェクトについて

土日に雨が降っても農作業体験ができるように、ビニールハウスを建て、食料自給率2%の大阪府で活動!未来の農業を担う農家の卵も応援!

みなさんはじめまして、くじらのペンギンハウスの花野眞典と申します。

私は大阪府の岸和田市在住で、6年前に会社員から独立し専業農家として働いています。地域の若手農家を応援するための団体「くじらのペンギンハウス」を立ち上げ、農業ボランティアを募り近隣の若手農家さんへの紹介等も行っています。

今回、さらに多くの方に気軽に農作業を体験してもらえるように、ビニールハウスの建築を検討しています。しかし、建築に必要な費用の一部150万円が足りていません。どうか皆様のお力を貸していただけないでしょうか。

全国的に、農業従事者は高齢化。後継者は全国的に不足しています。

みなさんご存知の通り、農業従事者は全国的に高齢化しています。農家の平均年齢は66才。会社員ならとっくに定年退職を迎えています。今後、遊休農地や耕作放棄地が増加することは容易に想像できると思います。

日本の食糧自給率39%に対して、大阪府の食料自給率はたったの2%!
足りない若手農業者。日本の農地はどうなる?!

私が暮らす大阪府下においても、次世代の農業を担う若手農業者に対して、円滑に農地管理の世代交代を行っていかなくてはなりません。しかしながら、若手農業者の絶対数が少なく、引き継ぎが間に合っていません。

そこで、次世代の農業者が育つまでの間、農業サポーターを募って共に農地管理を手伝ってくださる方を広く募集しています。

しかし、この現状に賛同いただいて、興味を持っていただいた方がいたとしても、普段会社員や学生をされている参加希望者がほとんどです。土日祝日等の決まった曜日にしか参加できません。更に言うと、天気が悪かったりすると参加することも難しくなります。

本業として農作物の栽培を行っている農家は、大雨など関係無しに毎日収穫作業をして出荷作業を行いますが、悪天候のなか、貴重な休みを使っていただいている一般の皆様に、負担が多い作業をお願いできないのが現状です。

ビニールハウスを新設!天候に左右されずに農業体験を!

そこで、天候に左右されずに、一般の方の農作業ができるようにするために、ビニールハウスをつくりたいと思っています。ビニールハウスがあれば、雨の日でも室内で野菜の栽培から、収穫作業までの農作業のお手伝いをいただけるようになります。

土日祝日、という参加日時に制限のある一般の皆様にも、農業体験をしていただける機会を安定して提供するためには必要不可欠です。

*****転載ここまで*****

私たちすみれも会社を挙げて近所の農家さんとコラボして農業研修を受けて、自分達で育てた安心できる安全な野菜を食せる様に農業に取り組んでいるのですが、実際、天候が悪いときは延期にします。

この若い農家さんが訴えている事が自分の事の様に良く理解出来ましたし、若手の入職者が激減して作り手の引き継ぎが行なえていない現状は私たち建築業界でも全く同じ悩みを抱えており、何とかせんといかん、と言う気持ちも痛い程分かります。

その志に、微力ながらも応援したい!と素直に思ってしまいました。

プロジェクトの成功を祈りたいと思います。

 

キャルファームさんがニュース番組で特集

若者が魅力を感じなくなってしまった職業は職人や農家は、指をくわえたまま現状に流されていては近い将来本当に供給する力を失ってしまいます。

衣食住と言われる人が暮らして行く為の必要な3大要素の二つが崩れるというのは、国として存亡の危機を迎えると言っても過言ではないと思います。

私も自分の出来る範囲で様々な取り組みをして、若手の職人を育てる努力を続けているのですが、同じ様な志を持つ人が徐々に増えて来ていることも肌で感じています。
その一人が農業研修でお世話になっているキャルファームの大西雅彦氏で、今日のサンテレビの夜のニュース番組で特集を組まれて紹介されていました。

ニュースポート キャルファーム特集
ニュースポート キャルファーム特集

今までの農家の様に作物を栽培して出荷するというスタイルを根本から覆し、私たちにしてくれている企業向け研修事業や畑で婚活や、子供向けの収穫体験など、畑の楽しさ、土に触れる喜びを体験出来るビジネスとして展開されています。

たまたま、取材の日は私たちも畑にでておりまして、

ニュースポート キャルファーム特集
ニュースポート キャルファーム特集

私も少しだけインタビューに答えたりしましたが、

キャルファームにて取材
キャルファームにて取材

さとーくんやリカちゃんの話している方が多く使われておりました。。(苦笑)

キャルファームにて取材
キャルファームにて取材

マーケティングは『志』の時代へ。

今までのマーケティングの世界ではとにかくバリュー(顧客に渡せる価値)を高める事がマストだったのが、社会問題を解決する志を持った人を支援する風潮の高まりで、志に共感出来るビジネスが市場に受け入れられ、消費者は単に良いものだから、安いから購入するという購買活動ではなく、この事業の社会的使命に支援したい、この人達の志を応援したいから費用を拠出する様になって来ている様に思います。

ちなみに、最近、私がクラウドファウンディングで支援した3つのプロジェクトは全て目標金額を達成している事から、その大きな流れが垣間見える様に思います。

志を買ってもらえる時代。

本物の時代はすぐそこまで来ているようです。

オレもガンバロ。(笑)

キャルファームにて取材
キャルファームにて取材

「志を買う時代。」への2件のフィードバック

  1. 素晴らしいブログを拝見させていただきました。ありがとうございます。
    陰ながら応援しています。
    ヾ(@⌒ー⌒@)ノ

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