11月23日 曇りのち雨
三連休最終日。昨日は茶の湯のお稽古があり、週に一度の習慣であるランニングが出来ずだったので今日の午前中は代わりに60km弱のサイクリングで汗を流しました。
今日は勤労感謝の日、祭日ではありますが、昔からの慣習?で建築屋に祭日はあまり関係がなく、事務所も現場も全くの通常営業でした。そんな訳で、トレーニングを兼ねて現場周りをしてみました。
サイクリング現場リポート(笑)
まずは、ハーバーランドのひょうご木づかい王国で開催していたちびっ子向けワークショップの会場に。クリスマスシーズンが近づいてきたので、今回はクリスマスリースづくりでした。
開始前の準備で若干のトラブル?ポカ?もありましたが、ちびっ子が嬉しそうにモノづくりに励んでいる姿はとても微笑ましく、これをきっかけに将来ものを作る仕事に興味を持つ様になってくれたらいいなーなんて、勝手なことを妄想してきました。(笑)
来月は12月12日、お正月の準備にミニ門松を作ってもらうことになっておりますので、ハーバーランドにお越しの方はお気軽に立ち寄って下さいね。
続いては、お引き渡しを間近に控えた新築現場へ。
もう軽く10年以上の付き合いの職人さん、年を取られてすっかり角が取れていい雰囲気を醸しながら黙々と作業をされていました。腕のいいタイル職人も減って来ているのでなんとかもう十年、頑張ってもらいたいと思います。(笑)
お次はオープン間近の店舗工事の現場に、
内装仕上げの追い込み中、皆さん勤労感謝の日もなんのその、馬力あげてがんばってくれてました。
担当の大ちゃんはというと、太極拳の型をしながら、太陽のパワーを身体に取り入れる儀式に夢中になっており、、
嘘です。(笑)私に一生懸命ファザード周りの納まりを説明してくれてました。
大ちゃん、担当者として最後までバッチリとお願いします。
あちこちの現場をチャリンコで廻ってトータル58km、現場での打ち合せも出来たし、良い運動になったーと昼過ぎに帰って来て、出社、私も皆に負けじと昼からはガッツリとデスクに向かいました。
とにかく、世間様は3連休で行楽や旅行を楽しんでいる中、しかも、勤労感謝の日にも拘らず、皆さんガンガン働いてくれて本当にありがとうございます。ご苦労様でした、と引き続き宜しくお願い致します!
内なるアウトプット?こそ最大の学び
昼からはPCに向って、締め切りが刻々と迫る、研修事業のテキスト本の原稿執筆の続き、運動して脳が活性化していたのか、かなり集中して進めることが出来ました、この調子で行けば、なんとかギリギリ間に合いそうです。
ひたすらキーボードを叩いて文章を書きながら思ったのは、これって究極のアウトプットやな、ってこと。考えを文章に表す、というのは一見単なるアウトプットの様ですが、自分の内面に暗黙知として持っているものを文章にしていつでも見える様にする作業というのは、もっと内に、更に奥に、と自分の内面の奥深くを探検して確認作業を繰り返す行為です。アウトプットとは全く逆の方向性を感じながら文章を吐き出し続けました。
量は質に転換、習慣は精度を転換。
最近、めっきり頻繁になって来た人前で話す機会を頂いた際、事前に話す内容をまとめたりすることは頭の中の整理になり、また自分の行なっている事業を論理的に検証する稀な機会であり、気付くことも学ぶことも多いと常日頃思っているのですが、それが話すのではなく、文章として残し、人の手に渡るとなるとその精度はもうひとランク上がらなければなりません。サイヤ人が、スーパーサイヤ人になる様なイメージ(古っ)でしょうか。(笑)
そんな風に考えると、毎日書き続けているこのブログも実は『内なるアウトプット』と言っても良いかも知れません、8年以上、毎日書き続けてきたことでとりあえず圧倒的な量をアウトプットしたのはその結果、かけた年月なりに蓄積され、圧倒的な量は自然な流れで徐々に質がついて来る様になり、その一連の流れは、内面を深く掘り下げることに繋がって来た様に思います。それはあらゆることに対して自ずと精度をあげる方向へと自分を導く(というより追いやる?)ことには間違いないと思うのです。
ブログの効果性
先日、販促メディアの取材を受けた際、ブログの効果性について、つい、(検索エンジンに見つけられやすいといった)外部への影響が拡大する、といった表面的なことを申し上げてしまいましたが、実はそんなことよりも、自分の内へと潜り込んでいくアウトプットの習慣がもたらす精度への意識の高まりが自分の中で行動を起こし続けるエンジンの役割をしてくれていて、そのことの方がずっと大きな効果の元になっているとあらためて思いました。
うすっぺらーい、耳障りのいいこと言っちゃって申し訳なかったな、と反省しております。(笑)
とにかく、答えは(問題も)全て自分の中に有ることをよーーーーく認識して、自分自身に真摯に向き合うことをこれからも習慣として持ち続けたいと思います。
今はまだまだ、その尻尾さえもつかめてない感じですが、そのうちきっと人生の大命題に対する答えが見つかるのだと思います。
ガンバロ。。。
おまけ
テキスト本に引用しているコラム、昔を思い出しながら書いてたら懐かしさが込み上げてきました。佐藤君の物語、転載しちゃいます。
大福帳=顧客名簿に無限の売上げが隠されてあり、その掘り起こし?は誠実な姿勢で既存の顧客に向き合い、積極的に交流を深めることで未来の売上げが創って行ける、と言う話しです。
*****ここから転載******
実際にあった例をご紹介すると、大工のS君が巡回訪問に言った先で、「キッチンパネルがちょっとだけめくれて来たのよ、」とお客様に相談されました。工事を行なったのは2年以上前でしたが、おかしいと思い、調べてみると製品自体の不具合だという事が分かりました。メーカーに代替品の手配をしてもらい、キッチンを外して不具合が出ていないところも全て張替えの工事を行ないました。
それから数ヶ月後、そのお客様に内装のリフォームを注文され、工事の完成の際に私も立ち寄って見ました。すると、そのお客様は私の顔を見るなり、「あの時はありがとう!本当に嬉しかったわ!」と手放しで歓迎してくれ、たまたま居合わせた近隣の方に、「ちょっと聞いて、この工務店さんは自分がやった仕事を何年経っても勝手に来て調べて、不具合を見つけたら全部やりかえてくれるんよ!」と猛アピールをしてくれて、「リフォームするんやったら絶対にここでやってもらい!」と未来に向けてクロージングをして下さいました。
自社の強みを生かし、このようなお客様を増やし続けることで、将来の売上げが自然と発生するシクミが出来ていくことがお分かり頂けたと思います。
*****転載ここまで*****
要するに、真面目が一番!(笑)