12月10日 雨 チャック5歳の誕生日。
チャックの5歳の誕生日を祝って、妹?お姉さん?がサプライズで遊びに来てくれました。
何年か振りの再会なのに、あんまり、親しそうにしてませんでしたが。。
Macトラブルのその後
昨日に引き続きパソコントラブルに四苦八苦しながらも、Macサポートの優秀な技術者のおかげで、なんとか当面必要なファイルぐらいは復活させることができて少しは落ち着きを取り戻しました。
とは言え、この忙しい年末にずいぶん無駄な時間を過ごしてしまったと、反省しきりです。(泣)
そんなワサワサした状態ながらも、午前中は今月からいよいよ本格的にスタートする研修事業の来年のスケジュール固めなど、すっかりビジネスパートナー(笑)となってしまっている社労士の川西先生と京阪神木造住宅協議会の中村事務局とのミーティング。
夕方からは毎月通い続けている「理念と経営」を考える勉強会に大阪へ。
トラブルが起きようと起きまいと、やらなあかん事はやる、行くとこには行く。と粛々と1日を過ごしました。
ヘビーな設問に答える勉強会
夕方からの勉強会で、設問の中に「あなたが経験した挫折とそれを糧に成長した事はなんですか?」という(普段聞かれる事はまず無い)ヘビーなものがありました。(笑)
私は物心がついた時から、『ノリと勢い』だけで生きてきた人間で、しかも学校では落ちこぼれ、社会に出てからは体が丈夫なだけが取り柄の、全くの無一文からのゼロベースでのスタートということで、挫折するほど大したセルフイメージを持っていなかったというのが正直なところです。
挫折。
そんな私ですが、一度、大きく心を折ったことがあります。
それは10年前、今のすみれ本社社屋を新築した時のことです。建設業にありがちなことですが、自社物件というのはとにかく工事が遅れがち、どうしてもお客様先を優先に工事をしてしまうものです。すみれの本社ビルを建てる際も自社工事であるが故、工事は遅れに遅れて事務所移転の2月前まで全く内装どころか外部の仕舞いさえできていないという厳しい状態でした。
ちょうど今頃、年末この季節、いよいよケツに火がついてすべての工事をストップさせて自社の建築だけに注力せざるを得なくなったのです。全ての工事を止めた事と、スタッフ皆のがんばりで、なんとか年末に竣工を迎えることができ、事務所の移転をすることができました。
ホッとしたのも束の間、年明けすぐに待っていたのは厳しいキャッシュの枯渇でした。
2か月間自社物件だけの工事をしていたので、売り上げが一切なくなっていたのです。
10年経った今でも人に話す、いや、思い出すだけでも恥ずかしい思い出ですが、あま〜い見通し、適当な計画だけでノリと勢いのみで突っ走ってきた自分の馬鹿さ加減に呆れるとともに、月末にキャッシュが焦げ付くことを目の当たりにして絶望的な気持ちになりました。
追い打ち、ではありませんが、そのタイミングで新社屋建設のために借り入れした銀行への返済もスタート、空っぽの銀行通帳を見てどうすることもできないと打ちひしがれ、「もうあかん、」と覚悟を決めたのです。
挫折からの成長。
「せっかく悲願だった自社ビルを建てて、これからという時に残念やけど、人様に迷惑をかけられへんからオレにかかっている保険で後なんとか処理してくれへん。」
と、妻にお願いをしました。
その時、妻から帰ってきた言葉は、
「あほやなぁ、今まで何とかなってんから、これからも何とかなるに決まっとうやん」
その一言で私ははっ!と目を覚まし、ボッキリと折れていた心をもう一度つなぎ合わせて、今できる事を精一杯やろうと誓って、新社屋竣工記念のオープニングイベントを開催、年明け早々、今まで体験したことがないほどたくさんのお客さんにお越しいただいて、次々とリフォーム工事の注文を頂く事が出来ました。
結局、本社ビル竣工を機に、その年から売り上げを大きく伸ばし、今のすみれの基礎を作ることができたのです。
引き寄せの法則ではなく、単なる偶然のラッキー。
結果としては、当初の私の計画通りとなったのですが(苦笑)、それにしても私の立てた計画のずさんさ、甘さは半端なく、私が経営者として全く能力がないということをはっきりと露呈させた出来事でした。
そんな体験を下に、経営者としての最低限の知識とスキルを身につけようとこの10年間必死になって学び続け、ここ最近になってやっと人並みになってきたのではないかな、なんて思っています。
今日の「理念と経営」の勉強会も参加し始めて8年になるようなのですが、今まで私が休んだ事はたったの1回きり。
毎月理念と経営について考え続けてきた事は共に学ぶ同志である真田社長が言われるように自分自身の血となり、肉となり、今のすみれに必要なことを作ってくれた源泉になっている気がします。
結局、自分の力なんかじゃない。(涙)
これが私の挫折とそれを元にした成長の体験です。こんな大失敗を経験してきたからこそ、今までいろんなことがあっても前向きにポジティブに乗り越えることができたのだと思っています。
まぁ、要するに、私がいくら偉そうなことを言っても、会社も家庭もすみれママ☆でもっているということ。(笑)
一生、感謝し続けたいと思っています。
心謝。