今年もやります。施設の子供達への直接支援、『三匹の羊の物語』

2月15日晴れ

ジョブカード活用のキャリアコンサルティングへの付き添い。

今日は朝1番から久しぶりとなるスタッフのジョブカード作成のキャリアコンサルタント面談に付き合って神戸商工会議所内にあるジョブカードセンターへ。
今年の春の新入社員の時は確か同行しなかったし、昨年設計アシスタントのジョブカードを作った時は、同行しましたがあまり意味がないような気がしながら帰ってきた覚えがあります。

今回は、関西で初めてとなる「ものづくり人材育成補助金」の活用ということでなにか必要性があるのかと思い行ってみましたが、別にそうでもないような…
まぁ、個人のキャリアアップのための仕組みとは言え経営者がしっかりとその事業目的を理解をしているかどうかの確認は必要なのでしょう。

ポートアイランド
ポートアイランド

 

毎年恒例、子供達への年末助け合い運動。

話しは変わって。。

気付けばもう12月も半ば。年末までもう2週間と言うことで、毎年恒例の年末助け合い運動、施設に暮らす子供たちの直接支援の募金活動を始めたいと思います。

毎年ご協力いただいております皆様、今年もよろしくお願いいたします。

改めて内容ご紹介しますと、毎年年末に神戸と東北の施設に住んでいる子供たちに暖かな、そして幸せな気分で新年を迎えてもらえるようにと『カニ』を送っています。

皆さんからお預かりした募金ができるだけそのまま子供たちに届くように、一切の事務経費等はかけず、水産会社や運送会社の経営者さんにご協力いただいて大量にカニを発送しています。

ほんのお気持ち程度で構いませんので、日本の未来を担う子供たちに少しの愛情を注いでいただけないでしょうか。

募金受付は銀行振り込みと現金で行っています。
現金の場合は私まで、銀行振込の場合もご一報頂けましたら、銀行口座番号をお知らせします。
子供たちからのお礼状の転送をさせていただきますので必ず住所が分かるように連絡先をお知らせください。

 

三匹の羊の物語

もう6年目となるこの募金活動を始めるきっかけとなったのは1人のオッサンの怒りにも似たやるせなさからでした。

以下は以前の私のブログからの転載です。

*****ここから転載*****(一部修正)

年がら年中、まだ日も昇らない早朝から起きて、中央卸売り市場で鮮魚のセリに参加、午前中は買い付けた魚を配達するのに市内を走り回り、夕方からは飲食店のオーナーとして店に立つ。

「一体何時寝ているのですか?」

と、問うてみると、何も言わずに笑ってました。
少しの時間を見つけては睡眠時間を繋ぎ合わしている様な生活を長い間されているといいます。

そんな働き詰めに働くMさんの、普段に出来る手軽な息抜きというと週末の中央競馬。
決してたくさんのお金を賭ける訳ではないですが、ギャンブル特有のドキドキ、ハラハラ感を味わうために毎週馬券を買うといいます。

「ギャンブルなんて、負けてアタリマエ、勝ったところでどうせ悪銭、身にはつかないもの」

と、割り切った楽しみとして続けられているのですが、
(たまに)勝って手にした配当は、誰かが負けた悔しさが染み付いた、悪い念のこもったいわゆるゲンの悪いお金。
なので、ゲン直しの為に、手にした配当の1割程度をいつも「少しでも誰かのためになれば、」と、寄付金の募金箱に入れるように心がけ、三宮のお店の近くのコンビ二のレジ横にある募金箱に入れ続けていたとのコトです。

7年前のある日、その募金箱の中身が寄付金として回収され、集計された金額を書いた紙がお礼の言葉と共に張り出されていたのだそうです。

「皆様のご厚意に感謝いたします。おかげさまで募金額は1万●千●百円となっておりました」

のような文面だったのですが、Mさんはその張り紙を見て愕然としました!

「あほらしい、、なんや、これは!」

その前の週には万馬券を当てて、1万円札をその募金箱に入れたところだったし、近々の結果も良かったのでこのところ結構な金額をその募金箱に入れた覚えがあったのです。
こんな、ささやかな募金さえもそれを必要としている人のところに届かずに、賽銭泥棒のような(泥棒そのものか、、)心無い人の小遣いになってしまっているとは、、、

「一体この世の中はどうなってしまっとんや、、」

と怒りに震えたというよりも、情けなくなってきたそうです。
そして、調べてみるとこのような話は結構何処にでもある話で、海外への緊急支援物資などが被災者の手元に届かずに役人の利権となってしまうことがある。というのも常識のようになってしまっているとか、、、

しかし、募金や寄付の団体が信じられなくなったMさんは腐ることなく前向きに考えました。
「こんなことやったら、どうせ身につかん悪銭があるねんから、まとめて直接渡したらええんや、」
そして、
「直接渡すんやったら、やっぱりこれからの神戸を背負って立つ、恵まれていない子供達や、
お金もええけど、自分が得意なことですこしぽっちのお金よりももっと価値を上げて喜んでもらえるものにできへんやろか、、」
と、悩みながら、神戸市の窓口に行って、相談を重ねたといいます。
その結果、神戸市内の児童養護施設全てに年末に鍋を囲んで明るい食事をしてもらえたら、との願いをこめて、大量のカニを送ることにしました。
志を同じくする、昭和42年生まれ、未年生まれの友達2匹といっしょに。
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震災から20年が経ち、神戸の震災孤児はもうすぐ全員が社会に飛び立ちました。
しかし、その他家庭の事情で親と別れたり、事故、病気などで親をなくした子供達はまだまだたくさんいます。
そして、それらの子供達はやはり厳しく貧しい暮らしを営んでいる現実があります。

その3匹の羊達は全員、普段は自分の生活に必死になって日々を駆け抜けるような暮らしをして、寝る間も無いほど働き続けています。
人様のことをかまっていられる時間もお金も持っているわけではないのです。
たしかに、決して人様よりも裕福とは言えない身分ではありますが、ほんの少し、少しだけの気持ちをカタチにするだけで、そこから広がる喜びは無限大でした。
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お礼の手紙の中に入っていた子供達の喜んでいる写真や、手作りの貼り絵つきの感謝の手紙をみて、少しの勇気で行ったこの些細な行動を
「やってよかった。」と心底思ったといいます。

*****転載ここまで*****

 

温かなお志お待ちしております。

この活動を始めた当初は神戸の児童養護施設のみでしたが、東日本大震災が起こってからは、東北の子供達にも送っています。

1人でもたくさんの方の暖かなご支援、心よりお待ち申し上げております。

メール、電話、メッセージ、何でも構いませんので、高橋までご一報下さいませ。

宜しくお願い致します。

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