ユザワヤで見つけた真理の話

12月21日 雨のち曇り

気付けば今年も残り10日余り、あっという間に今年も終わりを迎えそうです。

先週は研修会、会合、そして怒濤の忘年会のピークで、胃腸をはじめ(笑)ずいぶん体力を消耗した感も否めませんが、それも大まか終わり、今週からずいぶんと落ち着く筈ですので体調を整えつつ、新年を迎える準備を粛々と進めたいと思います。
と、思いつつも今日は夕方からNPO活動の実行委員会、『ひょうご安心リフォーム推進委員会』の定例会に出席&忘年会。(苦笑)整えるのは明日以降にしたいと思います。

 

 

生まれて初めての体験。

会合の前に、クライアントの店舗で相談を頂いていた案件の調査に行ったついでに、立ち寄った先で生まれて初めての体験をしました。

それは、『ボタン』の購入です。

今年は暖冬とのことで、比較的暖かい日が続いていましたが、先週中から急に冷え込み、冬物の厚手のジャケットを引っ張り出してみたところ、ボタンが1つ取れてなくなっていることに気付きました。いつもは妻にお願いするのですが、金色のボタンで、近場で購入するのも難しそうだという事で、自分で探してみることにして、神戸最大の手芸材料の品揃えを誇る(と、教えてもらった)ユザワヤに行ってみました。私にとっては未知の世界です。(笑)

6階にも渡る広大な店舗の中をうろうろして、やっと見つけたボタン売り場をみて、少しばかりの衝撃を受けました。思っていたよりも、ボタン売り場に割かれているスペースが小さかったのです。
壁に高さ60cm、幅7.2m程のボタンの見本が張り付けた引き出しが並んでいるだけでした。その引き出しの中に、同じデザインのボタンがサイズごとに小分けされてありました。

yuzawaya
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期待はずれのラインナップ

妻には、「ユザワヤにいったらどんなボタンでもおいてるわよ」と聞いていて、ずいぶん広いスペースに棚がズラーっと並んでいるのを想像していただけに若干の拍子抜け、「こんな少ない展示で世の中の全てのボタンを網羅しているわけないやん、ひょっとしてオレの探している金ボタンはないんちゃうの」等と自分が勝手にイメージしていたのと違うことに不満を呟きながら近づいてみると、探しているソレはあっという間に見つかりました。
あと、気付いたのは、ボタンのバリエーションってせいぜいこんなくらいしかないんやってこと。
冷静に考えても見たら、自分の着ている服についているボタンってあまり主張しないなんの変哲もないモノばかりです。「なるほどなー」と思いました。(特殊なものはあるとは思いますが、)

 

 

向き合うだけで見えて来るもの

普段、全く意識をせず、ただ漠然とスゴくたくさんあるんやろな、と思っているものも、しっかりと向き合って、細かく見てみると大まかに分類することが出来るし、サイズの大きさなんてバリエーションとして揃えればなんてことない些細なこと。

振り返って自分達のビジネスを考えてみれば、社内の問題、業界の問題、対顧客との問題、環境の問題と山の様に問題が積み上がっており、なにから手を付けて良いのかさえ分からなくなるように感じますが、冷静に正面から向き合ってみると、実はボタンの様に、種類が無限にあるわけではなく、根本的な問題の数は知れれて、サイズにバリエーションがある様に、程度の問題が多くあるのだな、なんて考えてしまいました。そして、その問題を大きな枠組で分類して、共通項を見いだすことで、まず一番始めに取り組まなければならない問題=自分自身の在り方に焦点があって来るのではないかと思うのです。

 

ボタンの掛け違いを無くすと言う真理(笑)

昨年からずいぶんと『嫌われる勇気』という書籍が流行し、なんと!ジャニーズの手越君の愛読書でも有名になった心理学者のアドラーは人間が抱える全ての問題は、『人(人間関係)の問題』だと言い切りました。
人と人とのコミュニケーションを正しく、真理に基づくものにすることで全ての問題を解決することが出来る、と考えると、『ボタンの掛け違えを正すこと』に真理があるんやなーなんて。

ユザワヤで見つけたボタン真理の話でした。(笑)

 

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