12月28日 曇りのち晴れ
すっかり年末行事として定着した工務部スタッフと強力業者さんとのバスツアーの帰り、今年も北陸芦原温泉へ一年間の慰労を兼ねて行ってきました。

温泉につかって、卓球をして、景勝地を巡って、蕎麦打ちをしてと、毎年同じパターンにすっかり落ち着いておりますが、発案から企画運営まで全てスタッフに任せきりで、私としてはバスに乗り込むだけでお気楽に連れて行ってもらえる良い旅行です。(笑)
人知れず、密かな悩み
実は、昨年の年末の旅行から密かにずーーーっと悩んでいたことがありまして、それは初めて蕎麦打ち体験をして思いの外ハマって帰ったからなのですが、やってみたら面白いし、打ってみたそばはうまいし、オッサンの趣味としてはシブい蕎麦打ちを自宅でやろうかどうしようかと考え続けておりました。
ちなみに、Amazonのカートの中には蕎麦打ち道具一式のセットが入っていて、何度も買いかけてはチョットまてよ、と現在も崖っぷちで踏みとどまっている状態です。
私はそもそも大工出身だけに道具好きという厄介な嗜好があり、中途半端な安物の道具を買うと使っているうちに満足出来ずに買い直すのは火を見るより明らか、しかし、ロクに蕎麦打ちを習った訳でも無いのに、高額な道具を買うのもどうかと思うし、、
妻に相談してみたら、「どうせそんな時間ないやろ、絶対あかんて、やめとき」と一蹴されるしで、諦めかけておりましたが、知り合いの経営者の方の中にも趣味が蕎麦打ちで、蕎麦の栽培までやってるというカッコいい強者がおられたり、年末が近づいてくると、自宅で蕎麦打ちをしてこの時期活躍してるという人のことをチラホラ耳にしたりでして、やっぱりやりたいなー、としつこく思い悩んでおりました。(笑)
もう一度、プロに聞いてみたい
今回の旅行ではホテルを後にして東尋坊に言った後のプランがはっきりと決まっていなかったこともあり、私のリクエストで昨年に引き続き蕎麦打ち道場に立ち寄ってもらいました。
大工、左官、水道設備、電気設備、と全員が職人の団体だけに私の「昼メシがてら、蕎麦打ちにいこうよー」との提案に皆さんまんざらでもなく、素直に2年連続となる蕎麦打ちに快く付き合ってくれました。(笑)
ふるさと道場へ
今回お邪魔した蕎麦道場は、観光客向けでは無く、本気でそば屋を開業する人が通う、ずいぶんと本格的な道場で、私としてはここぞとばかり質問攻め、質問達磨となって気にかかっていたことを聞きまくり。(笑)
やっぱり、餅は餅屋、いや、蕎麦はそば屋と言うのでしょうか、もやもや不安に思い、判断がつかなかったことが全てスッキリと解消させてもらうことができました。
蕎麦打ちを(趣味に)しようかなーと思われているおっさんへ
結論。まずはテキトーな道具を買わない。で、本当にやりたいのならば時間を取って蕎麦道場に通い教えを乞う、その上で続ける事ができそうなら、まずは麺棒を買うところから(プロにアドバイスをもらいながら)適切な道具を1つずつ買いそろえていく。このプロセスが踏めないのなら、蕎麦打ちを趣味の1つに加えるのはキッパリと諦める。と、なりました。
来年は永平寺に座禅修行に行く予定もあることですし、仲良くして下さる先輩経営者も多いこともあり、何かと福井県には縁もあるので、来年以降取り組むタスクの1つに加えたいと思います。
あー、スッキリした。(笑)
悩んだときはやっぱりプロに聞く、
それにしても、情報化革命が起こり、インターネットの検索エンジンをたたけばどんな情報でも直ぐに手に入ると言われる今の時代、私の様に逆に情報があり過ぎて、判断がつかなくなることって少なく無いと思います。情報が多すぎることによって一層、『本物』は何かが問われる時代です。そんなときはやっぱり、プロフェッショナルに直接会って教えを乞うに限る訳で。
私たちも建築の道を歩むものとして、これからやって来る『本物の時代』に対応して、そんなプロになることを目指さなければならんのだという事を改めて考えさせられる出来事でした。
そんなこんなで、今回も非常に良い旅行となりました。幹事のスタッフ、毎年バスの運転をかってでてくれる江見さん、そして忙しい年末に参加してくれる協力業者の皆様に心から感謝したいと思います。
ありがとうございました。
心謝。