12月29日 晴れ
『御用納め』もふつーに師走
世間様は今日で御用納め、仕事納めのお会社も多いと思います。
すみれ事務所も一応、今日で年内の業務は終了とさせて頂いて明日からお休みに入ります。
今日は掃除や片付けをして社員全員で終礼をしてチャンチャン、と終えたいところですが、、
私はまだまだ年内にやり残したタスクを抱えていたり、スタッフの親族に突然の不幸があったり、夕方になってマンションにお住まいのお客さんが水漏れSOSの連絡をして来られたり、とまだまだドタバタとしています。(笑)
今も、漏水調査、応急処置に向ったメンテナンス担当、和田さんの帰社を待ってます。
やれる時があることの幸せ
そもそも、今日は朝早くから来年着工の工事の打ち合せに名古屋への弾丸出張に行ってきました。(毎年のことですが、)29日では全くもって年末の風情を感じることのないままとなっております。。
ま、年末一杯まで来年の仕込みの行動をとれること自体、非常にありがたいことですし、世間がお休みに入るとか、そもそも私には別に関係のないことで、明日もガンガンと予定が入っております。
やれる時にやる!のスタンスで今年も最後まで走り抜ける所存です。(笑)
クライアントの皆様には感謝するばかりです。
ありがとうございます!
今年も800人前のカニ、無事発送出来ました!
名古屋までの新幹線の移動中に、三宮の人気海鮮居酒屋『魚匠 隆明』の社長から、「今年も800人前の年越しかに鍋用の『カニ』を施設の子供達に無事発送したよー」と連絡がありました。
毎年すっかり恒例となっているこの年末助け合い運動が私の中では1つの区切りの様になっており、楽しみにしてくれている子供達の笑顔を想像しながら「今年もなんとか出来た。」と、少しだけホッとする瞬間です。
それもこれも、御協力頂く皆様のお陰です。
このブログでも毎年皆様に募金のお願いをして、今年も多くの方にご賛同頂き、多額の募金を頂きました。
毎年、毎年、無理なお願いを致しまして申し訳ありません。本当に心から御礼申し上げます。
子供達から帰ってきた便りは必ず皆様のお手元に転送する様に致しますので、施設に住まう子供達が幸せな年末、年始を送った喜びの声をお待ち頂ければと存じます。
子供達への年末助け合い運動の発端は、
元々、一人のおっさんが、コンビニの募金箱に入れたお金が寄付に行かずにちょろまかされていることに気付き、許せん!と憤りを感じ、それなら直接支援をする!と勢いずいたのがきっかけで始まったのがこの子供達への年末助け合い運動です。
私はそのおっさんに「手伝ってくれへん?」と誘われて、毎年参画して、このブログを覗いて下さる皆さんにも御協力をお願いをしている次第ですが、私がこの取り組みに賛同しているには、他にも少し訳があります。
それは、施設に住まう子供達への思い入れ、というか、何らかの理由があって家族と一緒に住めなくなっている子供達に、味方の大人がいることを知ってもらいたいという想いです。
不良少年の後悔と反省
(あまり胸を張って言うことではありませんが、)わたくし、子供の頃、ロクでもないことばかりしておりました。所謂、不良少年の部類と言っても過言ではない、というか多分そのまんま(汗)もう少し、あと一歩足を踏み外すと、家族と一緒に住めなくなってもおかしく無い様な状態で、世間様にご迷惑ばかりかけていました。
今、思い返すのも恥ずかしいというか、申し訳ないというか、後悔と反省には事欠かない少年時代を送ったのですが、自分自身がそんな状態ということは、仲間もやっぱり同じ様なもので、ロクでもないヤツばっかりでして、、
今では立派な経営者となってガンバっている友人もおりますが、ロクでもないまま人生を終えた親友もおります、当然の様に施設に住んでいる友達も、施設に住む様になった友達もおりました。
味方の大人の存在
私は運良く?施設系にはあまりお世話になりませんでしたが、それでもずいぶん若くして親元を離れ社会に飛び出して、なんの取り柄も無かった当然の流れで身体を張った仕事を転々として今に至ります。
そのスタートは社会と切り離された自己重要感の欠片もない暮らしで、まさに、『今だけ、金だけ、自分だけ』を追い求める毎日でした。
そんな中、仕事が出来ないどころか社会的な常識さえ持っていなかった、なんにも出来ない私を優しく包み込んで仕事を教えてくれた大人達と出会うことが出来て私の人生は大きく変わります。「一生懸命に働いたら、喜んでくれる人がいる。」その気付きを頂けて、働く意味を考え直すきっかけを得て、私は真っ当な道に戻って来ることが出来たのだと思っています。
誰もが重要な役割を担う
子供に毛が生えた程度の時から働き始め、優しい大人、先輩方とのふれあいを通して、私はどんな人でも、絶対に社会に必要であり、重要な役目を担うという事を自分自身の身体を通して胸に刻み込みました。職人という厳しい仕事はバカみたいに丈夫な身体を持っていたからこそ出来た訳ですし。
そして、私たちが生業としている職人の世界は学生生活に適合出来ない、家庭の事情が複雑、勉強が苦手、等々、私と同じ様に学歴社会からドロップアウトしてしまう若者達が選択する訳でも無く、しょうがなく働き始める職業でもあります。(モチロン、全員がそんな訳ではありませんが、、)
とにかく、どんな事情にせよ、施設に住まう様になった子供達に、(私がそうしてもらった様に)応援している大人がいるんだ!という事を伝えたいのです。
未来はとにかく子供達にかかっている!
甚だ個人的な、私情を挟みまくった上での私の呼びかけに賛同して下さり、貴重な寄付金を送って下さる皆様には全くもって関係ない話で誠に恐縮ではありますが、ひょっとするとそんな子供達が若者の入職率が激減し、絶滅危惧種とまで言われる日本のモノづくりの担い手となり、建築業界の将来を背負うかもしれないと大らかな目で見守って頂けるとありがたく存じます。
今年も多くの方の暖かなご支援、本当にありがとうございました。
出来れば、来年もまた、宜しくお願い致します。
心謝。