俺たちのがちょうってなんだ?

1月5日曇りのち雨

2016年仕事始め
  

    今日がすみれでは仕事始め。
    朝から会社のセミナールームに社員全員が集合して昨年1年間の業績の振り返りと、今年の経営方針の説明、共有を行いました。


    まずは2015年の振り返り、そして感謝。

    昨年の業績はまずまず目標設定通り、毎年の事ですが、別段大きく売り上げを伸ばすわけではなく、同じ規模の売り上げをキープしながら無理無駄を削減して適正なコスト圧縮で利益を最大化していくという目標は中期計画の伸び率通り達成することができました。

    それもこれもご贔屓にしてくださるお客様のお陰様、お客様と工事に携わってくれる協力業者様、取引先に感謝しながら、さらなる進化、変容を今季目指そうと昨年のデータを示しながら話しました。


    2016年経営方針はやっぱりがちょうを育てること。

    去年に引き続き、経営方針説明の冒頭に皆に問いかけるのは、イソップ物語の寓話から、金の卵を産むがちょうの話。

    我々にとって重要なのは金の卵ではなく、あくまでも金の卵を産むがちょうであるという話です。
    日常の業務において、規模の大小はあるにしても、銀の卵とがちょうのどちらを選択するかという選択肢は常に存在しています。

    意識しなければ、そんな事を考える事はあまりないかもしれませんが、1年間の冒頭に皆で常にそこに意識をおくことを繰り返し訴え続けるようにしています。

    金の卵とは目先の利益。

    がちょうは目先の利益ではないかもしれないが将来において利益をもたらしてくれる存在。

    目先の利益を捨ててでも、お客様や取引先、協力業者さんとの信頼関係をがっちりと守ればいつかきっとそこから利益をもたらしてくれるようになるという考え方です。


    経営者感覚を全員が共有する意味。

    経営者にとっては当たり前の選択となる、がちょうを大切にするという意識は、目先の利益を捨てられる決裁権を持つ者のみができる選択であり、なかなか一般のスタッフにとってはそれを自分1人で判断するのは難しかったりします。

    もちろん、利益を残すことは重要です。利益を生まない事業はすぐに破綻してしまいますし、存続できなければ未来の売り上げも利益も何の意味もなくなるわけですから利益確保の意識とともにそのバランス感覚をなくしてしまうと全て成り立たなくなってしまいます。

    それでも、基本的な判断基準をおくべきは、われわれは目先の金儲けのために仕事をしているのではなく、建築と言う仕事を通して関わる全ての人からの信頼を築きあげ、「これからもずっとあなたの会社にお願いするわ」と言われるようになること。


    信頼はそんなに簡単に手に入らない。

    そして、信頼とはどのようにして築きあげるべきなのかを毎年繰り返し説明するようにしています。

    まず誠実であること、意図をしっかりと思っている事、そしてお客様の要望に応えられる実力を兼ね備えており、結果を出せること。その全てを兼ね備えて初めて信頼は得られるのだと。


    我々にとっての『がちょう』ってなんだ?

    我々が大事に育てるべき「がちょう」とはお客様であり、取引先であり、協力業者さんであり、そしてスタッフ全員である。

    そのことをまずは年頭にあたって頭にたたきこんでから業務に取りかかってほしいと熱く語っておきました。

    何といっても『企業は人なり』全員が目先のことに囚われず、本質に目を向けて誠実な判断できるようになることが我々が社会に必要だと認められる企業になる為には最も重要であり、それができて初めて信頼を積み重ね、未来を作っていけるのです。みんな、頼んまっせ!


    2016年もよろしくお願い申し上げます。

    とにかく、今年も1年、すみれスタッフ一同、一致団結して誠心誠意、納得、安心していただける物づくりに励んでまいります。

    皆皆様よろしくお願いいたします。

      

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