マークトウェインはかつてこういました。
「厄介なのは何も知らない事ではない。実際は知らないのに知っていると思い込んでいることだ。」
3連休の最終日
午前中は休みをとって海岸線を15キロラン。来月の北九州マラソン出場に向けて少しずつランニングの距離を伸ばしています。
夏の間、ランニングの代わりにサイクリングに切り替えてみたら、あっという間に走る体力が落ちていることに最近やっと気づき、改めて決めたことをコツコツと積み重ねることの重要性を体感している次第です。(苦笑)
昼からは出社して、飲食事業部のミーティングと月に2回の工程会議。2本のミーティングを済ましてから夕方はお客様先へ店舗改装の打ち合わせに出かけたりとあまり休日を感じることのない1日となりました。
今日は成人の日。
SNSを覗いてみると、晴れ着を着た娘さんと一緒に満面の笑みで写真におさまるお父さんの投稿が数多く見られ、幸せな気分をおすそ分けしていただきました。
これからの日本の未来を背負って立つ新成人には、自分たちが社会を作っていくんだと言う自覚と意気込みを持って主体性を発揮して人生に取り組んでもらいたいと思います。
ブロガーとしての講演依頼。
そんなドタバタとした合間を縫って片付けたのは、再来週に迫った建築会社の団体、FPの会なる団体の経営者向けにお話をさせていただく講演で使うパワーポイントデータです。
いつも、自社で実践してきたマーケティング理論を切り口に話をさせていただくのですが、今回は工務店ランキングナンバーワンブロガーとしてブログに特化した講演してもらいたい、との依頼をいただきました。
このブログの更新を始めた9年前と違って、今はブログもすっかり一般化して工務店やリフォーム会社でブログに取り組んでない会社の方が少ない位になりました。しかしその効果を実感できていない方も多いようで、やり始めてはみたけれど、こんなことを続けている意味があるのか?と悩まれている経営者やスタッフの方は少なくないとよく耳にします。
そんな中、今更ブログのビジネス活用の話をするのも聞くのも何となく気が進まないのが正直なところですが、すみれでは自社のマーケティングの構築にあたりブログの更新は非常に重要な位置づけとなっています。
すみれのブログへの取り組み。
私だけでなく、毎日更新の設計スタッフブログや、
すみれ日記
メンテナンスブログ、
すみれメンテナンスブログ
工事の施工内容が分かるブログ、
sumire works 工事日誌
今年からリニューアルした工務部によるこれも毎日更新の工事ブログ、
すみれ施工ブログ
おまけに歴史マニアの和田さんの歴史ブログ、
歴史浪漫
などなど、毎日ホームページ上でたくさんのブログの更新を行っています。
時代はインバウンド
「思考は現実化する」とナポレオンヒルはいいましたが、理想とする現実を手に入れるにはまず思考、理論構築をする必要があるという意味でもあると思っています。
ブログが効果を発揮するとかしないとかよりもまず初めに、何のために、誰に対して、どのようなことを書くのかということを整理しなければならないと思っていて、そのためには、インバウンドマーケティングの全体像をしっかりと把握して、自分たちが必要なこと、取り組んでいくことにしっかりとフォーカスするべきです。
ちなみに、インバウンドマーケティングとは、スティーブン・コヴィー博士が推奨した、インサイドアウトの考え方に沿った、自ら内面を磨き価値のある情報発信することで、顧客に見つけてもらうことによって信頼関係を構築しビジネスに繋げようと言う考え方です。インバウンドマーケティングの理論から見るとブログの使い方、その硬化性は非常に多岐に渡ります。1つだけを目的にする必要もなく、広い範囲でその効果を求められるものです。
自省録としてのブログ
ただ、8年半の長きにわたりほぼ毎日のようにブログを更新し続けた私の感想としては、「ブログは自省録となる」という一面が自分自身の成長を促す意味で最も大きな役割を果たしてきたように思います。
「自らを省みるしか成長は無い。」
とはメンターとして慕っていた先輩経営者が遺してくれた言葉です。
尊敬してやまない田坂広志先生もその著書の中で言葉は違いますが同じようなことを繰り返し書かれていて、自省録を書き綴ることを強く推奨されておりました。
毎日ブログを更新することで、1日の行動や思考を振り返り反省するべき点を反省し、改善することをコミットし続けることで自分自身の内面をずいぶんと鍛えられたような気がします。
厄介なのは何も知らない事ではない。 実際は知らないのに知っていると思い込んでいることだ。
身に余る重責をいただいたこのたびのFPの会の研修会での基調講演では、ブログをインバウンドマーケティングの要と位置づけて、その全体像と理論構築の整理をして、受講者が取り組まれているブログをコンテンツマーケティングのレベルに引き上げるお手伝いをできればと思っています。
マークトゥエインが言っていた厄介な事が少しでも解決れば幸いです。(笑)
FPの会の皆様、一生懸命務めさせて頂きますので、よろしくお願いいたします。