2月10日 晴れ
職人起業塾@京阪神木造住宅協議会【第二期】締め切り間近。
今日は朝から京阪神木造住宅協議会の事務局中村氏とすみれ顧問社会労務士であり、研修講師の川西先生と連れ立って、五月から開講予定の職人起業塾【第二期】の参画希望企業へのご説明の旅へ。
高砂市、たつの市、加東市、西脇市と兵庫県の西エリアをぐるっと4件、丸一日かけて廻らせて頂きました。皆さんすばらしい企業、経営者さんばかりで、職人起業塾の取り組みに諸手を上げて賛同して下さりました。
お陰さまで明後日もう一度、姫路から宍粟周辺の企業を廻ると、今回の募集人員はほぼ満員御礼、募集からひと月も経たずに締めきりになりそうです。(笑)
お申し込みはこちら、http://keihanshin-mokuzou.jp/shokunin/index.html
早々にお申し込みを頂きました皆様、ご理解、ご賛同を頂きまして本当にありがとうございます。
研修では結果を叩き出せる様に精一杯張り切りますので、宜しくお願い致します。
職人起業塾とは、
職人起業塾の講座への申し込みを検討されているお会社にまず質問されるのは、「この研修は職人向けですよね、」もしくは、「受講させるのは良いんだけど、起業されるのはちょっと、、」ってコトです。
講座のタイトルがそんな風になっておるのでそのように取られるもしょうがない事だとは思いますが、私の回答は、
「この講座は顧客接点にある実務者の意識改革のプログラムなので、職人に限ったものではありません、実際、職人以外にも現場監理や設計、営業の方もおられます。」
そして、
「もちろん、安易な起業を奨めるものでもなく、起業するくらいの意気込みで経営者感覚を身につけて、顧客接点で活躍してもらう講座です。」
「要はマーケティング(=売り込まなくても自然と売上げ、利益が上がるしくみ)の構築を社員さん自らに行なって頂くプログラムで、社長はオブザーバーとして参加して頂き、社に帰って研修内容を実践する社員さんのバックアップをしてもらいたいのです。」
と、お答えしています。
それを聞いて、「なんや、それなら、」と、受講させる社員さんの人数を増やされる企業が今日も相次いで、ネーミングの難しさと共に、説明の重要さを改めて実感しました。(苦笑)
書籍『職人起業塾』本日発売開始!
本日、正式に発売となった書籍『職人起業塾』もその意味では同じで、タイトルを見ると独立志向の建築職人向けの本にしか見えませんが、実は7つの習慣のスティーブン・R・コヴィー博士とハイパワー・マーケティングのジェイ・エイブラハム氏のマーケティング理論を分かりやすく実例を交えて解説したテキスト本です。
なので、すみれで毎月開催している勉強会の様に、どの様な業種、業態の方に読んで頂いてもそれなりに使える様になっています。
全国の書店にも並びますし、またはAmazonでもそろそろ買える様になりますので、是非手に取ってみて頂ければと思います。ちなみに、送料、手数料無料キャンペーンも継続中です!
http://www.mediasion.co.jp/?cn=100171
あ、事前予約の申し込みを頂いた皆様にはお手元に届きましたでしょうか?
既にずいぶんとたくさんの方からご購入を頂いたようです。本当にありがとうございました!
読み終えた感想等をコメント欄に頂ければ幸いです!
中身検索!的、書籍の要約、頂きました!
タイトルを見てピンと来ない、というのは当初から問題だと思っておりましたが、なんと!発売に先駆けて読んで頂いた方から、本の要約とレビューを頂きました!
そのあたりの問題を解消しご理解頂けるかと思い、転載をさせて頂きたいと思います。
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*****ここから書籍の要約の転載 S様、ありがとうございます!*****
職人起業塾 〜企業の未来は現場で作る〜 著者:高橋剛志
序章 新時代で生き抜くために 〜地盤づくり〜
【職人にこそマーケティングが必要】
お客様にとって一番身近である職人の言葉遣い、行動、対応、モノの質が未来の売上げを左右するから。
【マーケティングとは?】
《ドラッガー》マーケティングの究極の目標は、セリング(売り込み)を不要にすること。
《職人起業塾》自然と売上げ・利益が上がるシクミ(ビジネスモデル)。
【なぜマーケティングが必要?】
未来に対する不安を払拭して、明るい希望を持ちながら日々過ごすため。
分かっていても何もしない人がほとんど。
自分の力で何とかしなければ、未来は誰も変えてくれない。
自分の人生においては誰もが『人生の経営者』。
まずは個人的なシクミづくりから取り掛かってみてはどうか。
【マーケティングを学ぶ前にコミットすべきこと】
・知識として得たことを行動に移すこと。
・行動が定着するまで持続継続すること。
【工務店が抱える問題】
①集客
②収益
③人材育成
④職人不足
⑤事業継承
※ ①集客を根本的に解決すれば、その他も連鎖的に解決する。
では、集客の問題を解決するいい方法とは?
【工務店の本業はモノづくり】
販促活動が「モノづくり=人づくり」の妨げになっている。
販促活動をなくし、「モノづくり」と「人づくり」に時間とお金とエネルギーを集中させる。
「マーケティングの構築」を目指すべき。
【マーケティングの構築は全員で!】
工務店の全員で『何のためにこの工事をしているのか?』を深く理解し、自分のやるべき行動を決める。全員が経営者意識を持たないと構築はできない。
第1部 在り方がマーケティングの出発点 〜基礎づくり〜
マーケティングは「人としての在り方」を見つけることからスタートする。
第1章 意識を変えること
【自分の人生をマネジメントする】
自分という会社の経営者となり「自分の人生をマネジメントする」。
決して簡単ではないが、「できない」では何も始まらない。「何度失敗しても、できるまで挑戦し続ける」
【「できること」と「できないこと」を知る】
『7つの習慣』著者:フランクリン・コヴィー
・自分が変えられないこと、できないこと「関心の輪」
・自分が変えれること、できること「影響の輪」
「できること」に集中・実践すれば「影響の輪」が広がり、「できないこと」が「できること」に変わる。
※自分の「影響の輪」を紙に書いてみる
【「影響の輪」を広げる】
必ず「できること」にしないといけないものがたくさんある。
・家族を幸せにすること
・子どもを大学に進学させること
・死ぬまでご飯が食べれること
これらを確固たるものにするには「影響の輪」を広げる必要がある。
どうすればいいのか?
「影響の輪」のファクター(要素)をグレードアップさせる。
人望・人脈・スキル・経験・知識・発想力・直感力・企画力・行動力・責任感・印象・理解力・説明力・判断力・解決力・情熱
重要なことは「影響の輪」を広げる活動を繰り返し実行し、定着させていくこと。
《コラム1》「憤の力」
憤慨すること、すなわち「憤の力」は時として、素晴らしい原動力になる。
第2章 人生の目的とは
【死ぬまでにしたい10のこと】
人生の目的をはっきりさせましょう。
はっきりさせるにはどうすればいいか?
「死ぬまでにしたい10のこと」を書き出す。
次に締め切りを設定する。
「やりたいこと」「やるべきこと」の2つに分けてみる。
「やるべきこと」は、それを成し遂げるために人生がある(使命=ミッション)。
4つの役割でミッションを考える。
「①経営者として、②夫として、③父親として、④子どもとして」などなど。
《コラム2》一年の計、十年の計、百年の計
一年の計(短期)ーーー穀物を植えるーーー日々の行動、在り方
十年の計(中期)ーーー木を植えるーーーシクミづくり
百年の計(長期)ーーー人を育てるーーー人生をかけて為すべきこと
長期から逆算する。
メモをとり、普段から目につく場所に張り付ける。
とはいえ、誰しも理解できることを的確にできるのは神の領域。
私たちは困難だと知りながらも、それでも、当たり前のことに取り組み続け、遥か雲の彼方にある、神の領域を目指さなければならない。
第3章 緊急性の低い重要なことへのアプローチ
【かけた時間と成果は比例する】
目的地に辿り着くように「時間をかければいい」だけのこと。
【緊急ではないけど重要なこと】
コヴィー博士の『7つの習慣』
人の活動は4つに分類される。
①緊急で重要
②緊急ではないけど重要
③重要ではないけど緊急
④重要でも緊急でもない
多くの人は①と③に1日のほとんどの時間を費やす。
それは人生の目的に対してではなく、手段に直結しているにすぎない。
②が重要。②にしっかり時間を費やせば10年後に大きな変化と成長が手に入る。
例えば『読書』。
「知識」が豊富になれば、話す内容や考え方、立ち居振る舞いも変わる。
例えば『ブログ』
継続すれば、周りから一目置かれる。
印象、説明力、責任感、行動力、発想力、スキルが向上する。
※第1部のまとめ※
3つの在り方がマーケティングの出発点
①「想い」は叶うことを信じて、行動を起こす勇気を持つ。
②時間がかかってもやりたいこと、やるべきことを見定める。
③「継続こそが力なり」未来をつくる習慣を身に付ける。
《コラム3》アマゾン赤字の裏側
あなたは自分の大切な時間を何に投資しますか?
第2部 スモールビジネスの鉄則 〜骨組みを組み立てる〜
第4章 自分の強みを明らかにする
自分の強みが見つけられなかったときは「人との違い」を考えることから始める。
《コラム4》ハーレーに学ぶポジショニングとコア
ライバル不在のポジショニングを築くにはコアにフォーカスすることが大事であり、さらに、コアに惚れている顧客に、コアにもっと惚れてもらえるように不純物ゼロのビジネスをしなければならない。
第5章 ご縁を紡ぐ
【売上げはご縁から生まれる】
ご縁は、信用まで持っていかないと「売上げ」にはならない。
「恋人に接するように顧客に接する」。
《コラム5》一期一会の心
生涯に一回しかないと考えて、そのことに専念し誠意を尽くす。
あらゆるものをその一瞬のために何年もかけて準備し、全身全霊でおもてなしをする。
第6章 大福帳こそ未来の鍵
お金よりも信頼関係の方が大事ということ。
売上げはご縁を紡ぐことで生まれる。
既存顧客と交流できているかが重要。
自社の強みを発揮して、お客様にとってかけがえのない存在になっていくようなシクミを考える。
顧客名簿は、ご縁を紡いできた顧客との綿密なやり取りや、顧客のライフスタイルなど全てが備わっているべきである。
《コラム6》すみれ建築工房の無料メンテナンス巡回サービス
「人とは忘れやすいもの」「人とは新しいものが好き」
ご縁を紡ぎ続けるアイデアが自社の強みになり、将来の売上げが自然と発生するシクミとなる。
※第2部のまとめ※
①特定の相手に対する誰にも負けない強みを持つ。⇨信頼を勝ち取る。
あなたの強みをどのように磨きますか?
②一期一会。出会いから繋がる一生の売上げを考える。⇨目先の利益ではなく将来の売上げを信じる。
ご縁を繋げ、広げるためにまず必要なことはどんなことですか?
③一度得た信頼関係を持続させる。⇨繋がり続ける努力とシクミを持つ。
今までの顧客に信頼され、繋がり続けるためのシクミとは?
第3部 信用と信頼で将来をつくる 〜屋根工事〜
第7章 弱みこそ胸を張って伝える
【本当に知りたいのは弱み】
お客様が気になるのは強みではなく弱み。
人は楽しさや嬉しさよりも、まずは痛みを回避する方を優先する生き物。
弱み(デメリット)をきちんと理解して、大丈夫だと確信が持てた上で購入する。
【デメリットをメリットが凌駕するには】
小さな会社がおこなうべきは「人としての信頼を勝ち取る」こと。
【人としての信頼を勝ち取るには】
真摯さが最も重要(=嘘をつかない、誠実な人)。
自社の弱みも全部さらけ出すことから始まる。
失敗を正直に公表し、そのフォローの方法も伝えることで、信用を保持する。
《コラム7》隆祥館書店に学ぶ弱者の戦略
15坪という小さな店舗で、全国的に有名なほど売れている書店。
2000人近くの常連客の顔を覚えていて、その人の好みも記憶した上で、心のこもったコミュニケーションをとっている。
小さな店舗なりの強みを発揮している。
第8章 win・winと三方よし
【三方よし】
「売り手よし、買い手よし、世間よし(協力業者も含む)」
win・win 止まりではいつか何かの形となってツケが回ってくる。
「赤字工事をさせない最低金額保証」
マーケティングの根本にあるものは『人としての在り方』。
釘一本、ゴミ1つ、心ない一言など、たった一人の意識の薄い些細な言動が、会社全体の将来の売上げを大きく左右すると自覚する。
《コラム8》信頼税と信頼配当
信頼がないことを「低信頼」。
低信頼がもたらす損失を「信頼税」。
高信頼がもたらす利益を「信頼配当」。
無駄な時間や経費は、信頼関係を認め合うことで、大きく削減できる。
今まで自分が払った信頼税と、受け取った信頼配当に思いを巡らせる。
どうすれば無駄な信頼税を支払わず、大きな信頼配当を得れるか考える。
第9章 なんのために、を考える
【売上げは最大の問題】
安定したビジネスを実現するために『売上げ』を確保する。
売上げ=顧客数単価購入頻度
売上げ=大福帳三方よしの適正価格ご縁を紡ぐ
【導きの星】
海に出たら北極星を目指すように、問題解決をするために「導きの星」を定める。
「なんのために働くのか?」
「なんのために会社はあるのか?」
個人や会社の定義づけをする。
※第3部のまとめ※
①弱みこそ胸を張って伝える⇨自らの弱みに立ち向かい、消し去る努力を惜しまない。
②三方よし。⇨「先義後利」の日本的価値観を守ることが信頼を築く。
③なんのために、を考える。⇨事業の方向性と日々の行動の整合性を見直す機会、習慣を持つことで、信頼を高めていく。
※信頼を得るための『信頼性の4つの核』※
①誠実
②意図
③力量
④結果
この4つを磨き続ける。
備えていても、その精度をさらに向上させる意識がなければ、すぐに陳腐化する。
※まとめのワーク※
私は
( )なビジネスモデルの構築を目指して、
( )の習慣を持って、
( )における影響力を強め、
( )することによって消費者の不安を解消し、
( )をもって市場から選ばれ、
( )を行うことで顧客との繋がりを深め、
顧客、ステークホルダーとの間で( )を行って、
三方よしの関係を構築し( )のために存在する。
大事なことは「学びを実践できるか否か」。
【さいごに】
職人は、技術+αの高い付加価値を提供する意識を。
設計者は、暮らし始めてから感謝される提案を。
事業者は、顧客への価値の最大化と作り手を守り育てる意識を。
顧客は質の高い工事に適正なコストを負担する意識を。
意識を変えれば必ず結果は変わる。
心が変われば、態度が変わる。
態度が変われば、行動が変わる。
行動が変われば、習慣が変わる。
習慣が変われば、人格が変わる。
人格が変われば、運命が変わる。
運命が変われば、人生が変わる。
*****転載ここまで、Sさん、長文の要約、ありがとうございました!*****
長くなりますが、レビューも頂きましたので、続いて紹介をさせて頂きます。
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*****ここから転載*****
感想。
まずは、本の内容以前に、高橋社長の職人さんや顧客との関わりの歴史に感銘を受けました。
最初は果てしないところからのスタートだっただろうなぁと。
内容として、
まずは、影響の輪のファクターをグレードアップさせるですが、個々の単語を見ると、意識できているのと意識できていないのが明確になりました。
次に、死ぬまでにしたい10のことですが、書き出してはなかったので書いて締め切りを設定しようと思います。
いい機会をありがとうございました。
次に、緊急ではないけど重要なこと。
一週間の中に、自分が思う所定の時間をしっかり費やして、将来の成長を手に入れたいです。
そして何より
私が出来ていなくて衝撃を受けたのは、ご縁を紡ぐです。
既存顧客との交流できているか?
お客様にとってかけがえのない存在になるシクミはあるか?
ご縁を紡いできた綿密なやり取りがあるか?
どれも答えはNOでした。
これを機に、シクミを考え、しっかり紡いでいきたいと思います。
まだまだ、気付き、学び、反省はたくさんありますが、まずは一つひとつ実践に移していきたいです。
本当にありがとうございました。
*****転載ここまで、Sさん、レビューまでありがとうございました!*****
以上は書籍の要約ですが、この本はテキスト本ですので、このような内容を研修では1つずつ順を追ってワークを交えながら従業員さん向けに(経営者はオブザーバー参加で)グループコーチング形式で行なっています。
そんなこんなで、宜しくお願いします。(笑)
長文にお付き合い頂きまして、誠にありがとうございました!
おまけ
マーケティングについての解説や実践するためのヒントを(不定期&低頻度ですが、、)メールマガジンでも配信しています。決して建築業界だけに当てはまる理論ではありませんので、良ければ登録してみて下さい。モチロン、登録は無料です。
【職人起業塾通信】→https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=ylTbGxqzg
その他の告知です。
平成28年2月18 日(木) 神戸市農業共済会館にてJBN主宰のセミナー講師を務めます。
広島、岡山、徳島、京都、大阪と他府県からも多くの申し込みを頂いておりますよ。【残席有り】
http://keihanshin-mokuzou.jp/pdf/JBN160218.pdf
職人起業塾@京阪神木造住宅協議会 二期生(姫路)残数若干名、三期生(神戸、大阪)の募集も開始しておりますよ。【二期生残席少々のみ】
http://keihanshin-mokuzou.jp/shokunin/index.html
繰り返しになりますが、本日発売の書籍『職人起業塾』のメールフォームでの先行予約はこちら、【送料、手数料無料キャンペーン中!】
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