2月12日 晴れのち曇
職人起業塾【第二期】定員に達しました!募集締め切ります。
今日も朝からオッサン3人で車に乗り込んで職人起業塾【第二期】の参画の手を上げて下さった企業への訪問へ、姫路、宍粟。加古川と兵庫県の西地区をぐるっと一回り、4件廻って経営者さんに研修の詳細や厚生労働省認定の助成金の受給資格等のご説明を行なって、研修講座の申し込みを約15名も頂いてきました。企業訪問をする度に参加者の人数を増やされる企業が多く、移動の道すがら受講希望者を計算してみると、なんともう既に定員をオーバーしてしまっている事が発覚。(笑)
正式な受付を集計して、本日付けで今回の募集を締め切る事になりそうです。
高い志を持つ、同業の経営者さんのご理解とご賛同に厚く御礼申し上げると共に、現場で働く、もしくは建築業界でモノづくりに関わる人達の意識改革への大きな期待に応えれる様に私も気張っていきたいと思います。皆様、精一杯頑張りますので、皆様宜しくお願い致します。
ちなみに、秋口から開講予定の第三期はまだまだ絶賛募集中ですので、ご興味がある方は早めのお問い合せをお願いします!
ご縁と輪に感謝します。
朝から晩まで企業訪問を繰り替えしていろんな経営者さんと、様々な話をして来て、私自身もハッと気付かされる事や、「なるほどなー、」と勉強させて頂く事も少なからずあります。
意識の高い経営者さんとのご縁を頂き、輪が広がる事がひょっとしたら今回の研修事業の最も大きなメリットではないか、なんて思ったり。
これから講座が始まるとそんな企業の社員さん、経営者さんと毎月二回以上と頻繁に接触させて頂く訳ですから、(我ながら)なんていい環境が出来ているんだと喜んでしまいました。
職人は機械やないねんから・・・
そんな中、とある経営者さんが口にされた言葉が胸にぐさっと刺さりました。それは、
「大工や現場監督も機械やないねんから、教育の場を与えて、育てんとアカンと前から思っていたんです。でも、なかなか自分ではやりきれんし、高橋さんの話を聞いてこれや!と思いまして。」
という言葉、姫路を中心に高い人気を博しているすばらしい企業の有名な経営者の言葉に、胸が熱くなりました。『機械やない』というのは、大工を始めとする職人に対する雇用をせずに外注先として必要な時にだけ使い、要らなくなれば使い捨てる単なる道具の様な扱いが定着してしまっている今の建築業界を如実に表した言葉です。
本来、モノづくりをするべき会社がその担い手を守り、育てる事無しにどうやって未来をイメージするのか、強い経営体質という見せかけのかけ声のもと、工務店は目先の売上げ、利益にのみ血道をあげてきた結果、今の職人不足が起こっているのではないか、と10年前から職人の社会的地位の向上を訴え続けて来た私たちと完全に方向性を同じくする発言に小躍りしてしまう位、喜ぶと共に志を同じくする同志の言葉に心強い想いを胸に抱く事が出来ました。
認めて頂いた『職人起業塾』の特異性と希少性
兵庫県の西地区でカリスマと呼ばれる程、卓越した経営手腕を発揮して、地元の木材を活用する地域密着と、木の家の佇まいを大事にした丁寧なデザインで好評を博されており、素晴らしい業績を上げられておられるそのM社長曰く、
「営業スキルも設計スキルも研修を行なって社員をブラッシュアップする事が出来るし、実際なんとかして来た。しかし、大工の意識改革はやっぱり大工の気持ちを良く分かった現場叩き上げの人しかできへん。それが以前からずっと気になっていました。」
とのことで、『職人起業塾』の特異性と希少性について大いに認めて頂けました。
期待を裏切る事が無い様に精一杯の努力をしなければ、と思ったのはモチロンですが、もう1つは結局、研修事業を通して結果を出すのは私ではなく、参加して頂く従業員さんです。このような理解を示されている経営者の元から送り出されたら、その結果も出やすいのはアタリマエやな、と思ったのです。
利益が上がる状態を整える。
私たちが研修事業を通して受講生に伝えるのは、意識を変えることです。
技術的な事や営業スキルと言われる様な事は一切カリキュラムに入っていません。いわば、目に見えない部分ばかりで、これが一体いつ、どんな成果を生み出すのか?と言われると、その答えは「わかりません」としかいえません。しかし、イソップ物語のガチョウの寓話にある通り、金の卵(利益)を生み出す為には元気なガチョウを育てるべきで、それは取りも直さず状態を整える事に他なりません。要は、社内整備と従業員教育に集約されると思っています。
半年振り?にドーナツを食べた理由
話は全く変わりますが、今日久しぶりにドーナツを食べました。
二週間後に控えた北九州マラソン参戦の準備として、なんとかあと3kg痩せる事を(なんの努力も節制もしておりませんが、笑)目標にしているので、出来るだけ間食を口にするのは控えているのですが、すこし気が変わって。
それは、一日中車で移動しながら、あちこちの企業を廻るという慣れないコトをやりながら、コンビニエンスストアのありがたさ、というかトイレを気持ちよく貸してくれる事に本当に感謝をしていた事に端を発します。
申し合わせた様にドーナツを買うオッサン達(笑)
あるコンビニでいつもの様にトイレを借りて便座に座ると、正面の壁にドーナツのセールをやってます!という告知のチラシが張ってありました。その後に訪問した先は、先日すみれの若衆が墨付けと刻みの研修にお邪魔してお世話になった先ということで、手みやげにそのチラシをきっかけにお店に売ってあるドーナツを在庫全て大人買い。洋菓子屋さんに行くのをやめました。(笑)
その後、またまたトイレ休憩に立ち寄ったコンビニでは示し合わした訳ではないのに川西先生がドーナツを差し入れに買って下さって、それを私も珍しく頂いた。と、こんな流れです。
コンビニはオッサンの救世主
何が言いたいかというと、すっかりアタリマエの様になっていますが、お店のトイレをきれいに掃除して、無料で貸し出すコンビニエンスストアは、感謝され、(売り込まなくても)売上げを上げることが出来る状態を作っているという事です。
多分、というか絶対、トイレを開放する事によって毎日の売上げがいくら変わるか、などと試算したりしていないと思うし、したところで計算は立ちません。しかし、数年前からきれいに整備されたトイレを提供するコンビニが増えて来て、(ウオッシュレット完備やし!)私たち外回りをするオッサンにとっては、それはある意味救世主。(笑)
はっきり言って、(あくまで私見ですが、)コンビニに対する意識が好意的になっています。
顧客の潜在的なニーズに向き合うこと。
これって、マーケティング的に見ると、顧客の潜在的なニーズを汲み取り、目先の利益に囚われずに対応することで、信頼を得て売れるインフラを整える取り組みではないかと思うのです。意図的にか、無意識の下の意識かは分かりませんが、人の為になる事を真摯に向き合うと、いつかきっとその振り子は自分にプラスになる様に振れて来る。
そして、その取り組みもやれば良いってもんではなく、マメなチェックをして、きれいに掃除をしているという細部への姿勢が見れてこそ。要は、見せかけだけか、おざなりか、そうではなく本気だと感じる事が出来てこそ、好感を持って、財布の紐を緩めるのだと思います。
目先に振り回されず、状態を整える事の重要性を改めて感じる出来事でした。(笑)
コンビニ各店様、いつも御世話になり、ありがとうございます。これからも快適なトイレ宜しくお願い致します!(笑)
おまけ
ドーナツ話の様な日常の暮らしの中で気付いたマーケティングについての解説や実践するためのヒントを(不定期&低頻度ですが、、)メールマガジンでも配信しています。
決して建築業界だけに当てはまる理論ではありませんので、良ければ登録してみて下さい。モチロン、登録は無料です。
【職人起業塾通信】→https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=ylTbGxqzg
その他の告知です。
平成28年2月18 日(木) 神戸市農業共済会館にてJBN主宰のセミナー講師を務めます。
職人起業塾の全体像、総論をお話しします。
広島、岡山、徳島、京都、大阪と他府県からも多くの申し込みを頂いておりますよ。【残席有り】
http://keihanshin-mokuzou.jp/pdf/JBN160218.pdf
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