Amazonキャンペーンをしなかった理由。

2月20日 雨

研修、講演に明け暮れた一週間の締めくくりは雨。

小雨の中、午前中は店舗付き住宅の新築をご検討されているお客様と一緒に候補地巡りに向いました。「不動産に当たり外れ無し、」と良く耳にしますし、アタリマエの話では有りますが「いいな、」と思う土地は値段が高く、広告を見て「おっ安い!」と思う土地は却って建築費が高くついたりするもの。なかなか思うようにはうまく行きません。

お客様には「まずは資金計画と一緒に候補地の絞り込みをしながらムリの無い計画を立てる事が出来る様にしましょう、」と、あまり慌てずにじっくりと計画を進めるご提案をして現地を後にしました。

 

 

不動産の知られざる?常識

知られている様であまり知られていないのが、土地を探すのにはコツが有り、ネット上で広告されている土地をそのまますんなりと購入するのはあまりおススメをしておりません。

というのも、いい物件は得てして表には出て来ないもので、地元の不動産屋さんが大事に抱えていたりするからです。それは、不動産流通の制度に起因するもので、通常、不動産取引は買い手側と売り手側の両方の仲介をそれぞれ違う不動産業者さんが行なうからです。この場合、売り手買い手とそれぞれの業者さんがそれぞれに仲介手数料を得る訳ですが、売り手側の不動産業者さんが買い手も見つける事が出来れば、売り手と買い手の両方から仲介手数料が入ります。

専門用語で言うところの両手の取引、というヤツです。

そのような理由で、誰もが欲しがる?いい物件はネット等、表に出さなくても直ぐに買い手がつく可能性が高いので、販売を依頼された不動産業者さんは自社で情報を抱えて、自力で買い手を捜すという訳です。

お客様にもそのあたりのシクミをご説明して、地場の不動産ネットワークに加盟している良心的な不動産業者さんに声を掛けて近隣の物件を洗い出してみる旨伝えて、早速、仲良くしてもらっている不動産事業者にお願いをしておきました。

 

 

どたばたと小倉へ。

昼前に帰社して(少しだけ、)実務をこなした後は、明日の北九州マラソン参戦とそのまま福岡空港から台湾へと出張に向かう準備。
連続出張?にも拘らず、相変わらず直前までなんの用意もせず、ギリギリになって慌てて用意をする癖はどうにも直りません。今回もドタバタのうちの出発となりました。

只今、荒れ模様の天気の下、新幹線で小倉に向う道中でこのブログを書いています。(笑)

 

 

書籍『職人起業塾』一般発売開始!

話は変わって、、

実は昨日から、昨年末に上梓した書籍、『職人起業塾』が一般流通での販売が始まりました。
出版社のメディアジョンから直接発送する先行販売で既に多くの方にご購入頂いておりますが、やっと書店流通、そしてAmazonでもご購入頂ける様になりました。

こちらです
スクリーンショット 2016-02-20 16.07.17

いつも散々御世話になっているAmazonに自分が上梓した本が売ってあるのは何か不思議な感じがしますね。

残念なのは、(発売したところなのでアタリマエですが、)レビューが全く書かれていないこと。親切な方が書き込んで下さるのを心待ちに、楽しみに待ちたいと思います。宜しくお願い致します!(笑)

 

 

Amazonキャンペーンを行なわなかった理由

友達や知り合いが書籍を出版した際、必ずと言っていい程行なわれていたAmazonキャンペーン。
今回、私もやろうかと思っていたのですが、出版社の担当者さんとも相談して、散々考えた挙げ句、取りやめました。その理由はというと、至って個人的な心情によるものですが、多くの方に「Amazonキャンペーンやるんでしょ?応援するからね♡」と言って頂いていたのに取りやめてしまったのでその理由を書いておきたいと思います。

 

1.出来るだけ早く届けたかった。

書籍を書上げたのは、ほぼ昨年末で、書籍化が決定してから半年近くなっています。職人起業塾の塾生さんをはじめ、「楽しみにしてますよー」と言って下さる方が多くおられた事で、出来るだけ多くの方に一般販売に先行して少しでも早くお届けしたかったというのがまず一番です。その後、Amazonキャンペーンでまた同じ本をご購入頂く訳にも行きませんので、キャンペーンをやめました。

 

2.Amazonのマージンが結構高い

今回の出版は自費出版ではなく、出版社メディアジョン社の多大なる御協力を頂いて商業出版として頂きました。なので、世界的大企業のAmazonのシステムは非常に便利では有りますが、出来るだけ出版社から直接販売をしていただいて、少しでも出版社に利益を残してもらいたいというのが正直な気持ちです。簡単なカード決済ではなく、代引きでの郵送となり受け取る側も面倒な配送なので購入者には面倒をかける事になり、顧客目線から外れた中小企業経営者のセコい囚われと捉われるかも知れませんが、やっぱり、というかどうしても、どうせ販売するなら日本の中小企業の利益に寄与したいと考えました。
ちなみに、出版社からの販売はこちらです。【送料、手数料無料キャンペーン中!】
http://www.mediasion.co.jp/?cn=100171

 

3.本当は、書店で買ってもらいたい。

私自身、Amazonさんには非常に御世話になっておりますし、忙しい毎日を過ごしながら書店に出向いて本を購入するのはなかなかのハードルが有るのは良く分かっております。
しかし、出来る事なら少しでも多く書店で買って頂ける事を祈っています。

というのも、実はワタクシ、書店経営者の息子でして、二十歳を過ぎた頃、父親に「書店を継がないか?」と問われた事が有ります。その時は即答で断りましたが、ろくに学校に通っていない私が、ガラにもなく本を出版出来たりしたのは、ひとえに書店を経営していた父親から膨大な量の本をプレゼントされ、また父親の書斎に有った本を片っ端から読みふけっていたからだと思っています。とにかく、本好きの子供に育ててもらった事は心から感謝しています。

結局、父親の経営していた書店は倒産の憂き目にあい無くなってしまいました。
その理由は大手書店のチェーン店に押されたのも有りますが、若者を始めとした本離れが進んだ事が大きな要因ではなかったと私なりに思っています。

すみれのスタッフにも、職人起業塾の塾生さんにも、娘にも、私がよく読書のススメをするのは、読書で得る事が出来る『間接体験』の素晴らしさを伝えたいのも有りますが、街の書店に生き残ってもらいたいというノスタルジックな想いも少なからず有るのかもしれません。

 

 

とにかく、是非一度手に取ってみて下さい。

そんな訳で、あまり大々的にAmazonからの書籍の購入を奨めなかったのですが、そんな事より大事なことは、本を少しでも多くの方に読んで頂く事です。

本のタイトルに、『職人起業塾―目先のノウハウに別れを告げて会社本来の力で稼ぐ仕組』と書いてあります通り、この本は原理原則に基づいたマーケティング理論構築の為のテキスト本であり、決して職人向けにだけ書いた本ではありません。私が長年学び続けて来たスティーブン・R・コヴィー博士やジェイ・エイブラハム氏が提唱され、体系立てられた理論を分かりやすく解説した指南書でもあります。「『7つの習慣』や『ハイパワーマーケティング』を読んでみたけど、イマイチ実務に落とし切れんよな、」と思われている方にはうってつけだと思っておりますので、(売り込みばかりで恐縮ですが)是非一度、手に取って頂ければ幸いです。(笑)

ちなみに、こんな嬉しいレビューも頂いております!

大工と共に、会社を成長させていく!by藤本謙二様

 

その他の告知

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【職人起業塾通信】https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=ylTbGxqzg

 

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職人起業塾@京阪神木造住宅協議会 二期生(姫路)募集終了、三期生(神戸、大阪)の募集も開始しておりますよ。【二期生定員になり締め切りました】【三期生残席少まだ募集しています!】
http://keihanshin-mokuzou.jp/shokunin/index.html

 

■直近のセミナーのご案内

 

来週、2月26日(金)は13時から兵庫県行政書士会明石支部にて知的資産経営についてのプチ講演を依頼されております。一般参加の可否は分かりませんが、すみれで昨年度から後継者育成の取り組みの一環として始めた知的資産経営報告書の作成についてのスペシャリストが集まっておられますのでご興味がある方はお声掛け下さい。

 

3月11日は京阪神木造住宅協議会にてJBNの青木会長とご一緒させて頂き、経営者の為の職人起業塾のワークショップを行ないます。JBNの会員以外の方のオブザーバー参加も受け付けてくれると思いますので、ご興味があれば問い合わせを頂ければ幸いです。
お問い合せはこちら→http://keihanshin-mokuzou.jp/news/2015.html#n160311

京阪神木造住宅協議会 第24回研修会
京阪神木造住宅協議会 第24回研修会

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