2月22日 曇り にゃんにゃんにゃんで猫の日。 福岡から台北へ
初めての福岡国際空港からのフライトで台湾に向っています。
今年になって初めてと、少し久しぶりとなる台湾、今回も良いご縁が有ります様にと願いつつ、暖かい国に行けるのを楽しみにして機上の人となりました。
北九州マラソン参戦
珍しく福岡国際空港から出国したのは、昨日参戦した北九州マラソンの流れから。
このところ予定が詰まり、たった3日間の訪台の日程をなかなか取れず、関西に一度帰るくらいならそのまま出張に出かけてしまえば、いっそ移動時間を短縮できるのではないか、と思いつき(笑)大きなスーツケースを転がしながら小倉にやって来ておりました。
神戸、大阪、姫路、東京と、あちこちエントリーすれども全て落選しまくって今シーズンは結局、唯一の出走となった北九州マラソン。昨年、水栓メーカーのtakagi社に企業訪問に伺った際、冗談半分でスポンサー枠をお持ちなら、分けてもらえませんか?とお願いしていたら、タカギ社の方々がちゃんと覚えてくれており、貴重な出走枠を提供して下さいました。
T専務、H課長、F主任、この度は本当にありがとうございました。
心より感謝申し上げます。
その北九州マラソンの結果はと言うと、非常に残念ながら掲げていた目標を達成する事が出来ませんでした。悔しい気持ちを抱えながらも、自分の脚で走るだけというシンプルな競技は自分自身の実力をまざまざと見せつけられ、なんの言い訳も無く、単に力不足と、身の程知らずを思い知らされました。とにかく、来シーズンに向けて精進したいと思います。
以下に目標未達成の反省を込めて、今シーズンのマラソンの振り返りをしておきたいと思います。
A目標
今回のフルマラソンで掲げた目標時間は4時間30分。
その為に1キロを6分から7分で走る練習をこの一ヶ月続けてきました。
6分×42キロ=252分=4時間12分 最期に少しペースダウンしてもなんとかなるか、というかこれ以上早く走る事は今の私には到底ムリなんですが、とにかく目標を小割りにして10km、20kmと距離を伸ばして、3週間前には30kmまで距離を伸ばして手応えを感じておりました。あとは、火事場の馬鹿力、本番で気合いと根性でなんとかしてみようという作戦です。
昨日のレースでは折り返しまで予定通りのペース、20km地点を2時間で通り過ぎ、これはいける!と自信を深めましたが、なんと、30km手前になって太ももの筋肉が攣ってしまい、走るどころか歩く事さえままならない状態に。。。
立ち止まり、ストレッチをしてなんとか走り出すも、そこからはペースはガタガタ、スピードを戻そうとするとまた筋肉が痙攣を繰り返し、目標達成を諦める事になりました。
B目標
実は自分ながらも4時間30分の目標は厳しいというか、背伸びし過ぎというか、勢いで言っちゃったというか、(笑)出来ればいいな。的なA目標で、実は絶対に達成すべきB目標をもっておりました。それは、5時間切り。
友達のN須社長が2回目のフルマラソンチャレンジで(無謀にも)5時間切りを宣言されたことも有り、ここは絶対に負けられない、譲れないと、男のプライド(笑)を密かに賭けておりました。
30km手前でのハムストリング(太ももの裏の筋肉)の痙攣でA目標はさっぱりと諦めましたが、30km時点で3時間半弱くらいで走れていたので、このままなんとか凌げば4時間台はイケルと思い、7分/kmのペースに戻して41km地点を過ぎて4時間52分!なんとかなった!と思った瞬間、またもや太ももの筋肉が硬直、脚を曲げれなくなってしまいました。(涙)
結局、手元の時計では5時間6分と非常に悔しい結果となり、まさかのB目標さえ達成出来ない結果に。それでもなんとか、一応は、自己ベストの記録で完走。考えても見れば、フルマラソン3戦目、しかも今シーズン一回きりのキャリアならこんなもんかと妙に納得してしまいました。己を知らず、高すぎる目標を掲げ過ぎたのだと反省しきりです。(苦笑)
目標(目的)と課題(問題)の関係
マラソンなどの競技に限らず、目標(目的)を掲げる事で課題(問題)が発生します。目標が大きければ大きい程、課題も増えて、それを乗り越える為の問題解決が必要となります。
逆に言うと、目標も目的も無ければ課題に取り組む事も、問題意識もないままとなり、成長する事なく、何もしないでも現状維持でいられるという錯覚に陥りがちです。
趣味で走る範疇であれば楽しければいい、という価値観も確かにあるのでそれも悪くは無いと思いますが、ドラッカー博士が言った通り、「全てのものは陳腐化する」と考えると、現状維持は常に少しの成長が有ればこそ、と考える事も出来ます。成長に背を向けると落ちて行くばかりになってしまいます。その点、体力、脚力等は特にその傾向が顕著であり、特に私達オッサン世代になると、『何もしないで現状維持』がいかに幻想かを日々身を以て実感しています。(笑)
『成長』は人間の根源的な欲求である。と言った心理学者の大家がおられましたが、それにまつわる課題克服、問題解決も実はセットであり、それらに取り組む事も潜在的な欲求として存在しているのかも知れません。
目的、目標、課題克服、問題解決はワンセット
私が主宰している職人起業塾では、マーケティング構築の為の入口は、『在り方』を見直す事から始めてもらっています。まずは自分の存在意義を考え、世の中や会社に対してどの様なスタンスを持って、どのようにアプローチするのか、したいのか。
それが明らかになった後に「なんのために?」という問いを繰返して、目的を明確にしてもらい、その後は「どうやって?」という問いから、目標、それに対する課題、問題を洗い出し、1つずつを克服して全体的なマーケティングの構築を目指します。
前述した通り、本質的な議論を繰返し、大きな目的、高い目標を設定すれば、その実現に向けて実際に取り組むべき行動は非常にややこしく、困難を極めて行きます。当然、「大変や、」「しんどいなー」「めんどくさい」というマイナスの感情も現れてくるのですが、それをやり遂げた、乗り越えた達成感は何物にも代え難い喜びや嬉しさを与えてくれます。以前から、塾生さん達が意識を変え、足を一歩踏み出す姿を見るにつけ、成長は(それに付随する課題克服、問題解決も)人間の根源的な欲求なんだと実感する事しきりです。
大目標のススメ
目標達成力は目標を出来るだけ小割りにして小さな成功体験を繰り返し積み重ねるコトが重要。と、良く言われますが、私が今回の北九州マラソンで身を以て学んだ事は、『達成出来るか、出来ないかのギリギリの目標こそが面白い』ってこと。出来ればいいな、的な大きな目標を掲げること、それを口に出してアウトプットする事で、モチベーションを保たずにはいられなくなりますし、それによって自然に自分自身の発揮する能力が大きく変わります。
そんな大目標が万が一達成してしまった時の充実感は目標を掲げずにたまたま出来てしまった時とは比べ物にならないと思います。
塾の主催者としては、今回の自分自身の体験を通して学んだことを元に、周りの人達には(スポーツ、仕事を問わず、笑)出来るだけ大きな目標設定をする様におススメしたいと思います。
塾生として足繁く通われている田中さんは昨日の京都マラソンで5時間切りを宣言されて見事達成!との事。優秀な営業マンの目標達成能力をまざまざと見せつけて下さいました。(笑)
ただ、密かに私と同じ4時間30分切りを本当は目論んでおられた様で、少しだけ届かなかったと悔しがっておられましたが、彼の目標達成能力からすると、初めから高い目標設定を口に出してコミットしておけば、達成出来たと思うのです。非常にもったいない。(笑)
悲喜こもごものマラソンシーズンもそろそろ終盤戦、あとは来週の姫路マラソンで大きな大会も一区切りです。
N須社長、(無謀にも見える)大目標に向って突き進んで勝利の美酒を口にして下さい。
キヨちゃんも是非5時間はさっくり切っての完走をお祈りしています。
私は残念ながら叶いませんでしたが、(しかもなんのお手伝いも出来ませんが、笑)心から応援しております。てか、(天気が良くて)時間が有れば姫路まで応援に行きますので。
オッサンに取って、フルマラソンは甘いものではないのは十二分に理解していますし、今回もやっぱり「なんでこんなことやっとんや、」と走りながら後悔するくらいキツいと思いますが、頑張って下さい。(笑)
好天を祈る!