自己信頼からはじめよう!

3月18日  晴れ
春分の日を間近に控えてさすがに春らしくなって来ました。

去り行く冬の心残り

春本番になり、暖かい事は非常に嬉しい事ですが、唯一の心残りというか、暖かくなって残念なのは、今シーズン、オッさんスキー部の活動が出来なかった事。

ま、その気になればGWまで営業しているスキー場はありますが、暖かくなったらロードバイクにも乗らんとあかんし、ゴルフのお誘いも頻繁になるし、季節なりの楽しみも多く、春スキーに行くほどのテンションを保てそうにありません。

残念ながら、また来年までさようなら。ですね。(^_^;)

 

 

新たなステージへ

今日は大阪のTOTOショールームにて職人起業塾の講師を務めました。
いよいよ塾生の皆さんのアクションプランの発表とその内容の検証のステージに進んでいます。

マーケティングの基本的な理論を参加者の実務に落とし込んで結果を出す、出なければその原因を取り除く、そして再度検証を行なう、最終的にはそのアクションを塾生の習慣、もしくは参加企業のシクミにまで落とし込んで継続的に結果を出せるところに焦点を合わせ始めました。

行動に結びつかない知識なんか、犬の糞よりも意味が無い。

そして、行動に移したとしても一回こっきり、3日坊主は単なる暇つぶし。と研修にこられた方には繰返し伝えております。とは言え、すっかりやる気になられている皆さまなので、なんとかモチベーションを結果に結びつけてもらいたいと思いますし、出来る限りのサポートをさせて頂きたいと思います。

 

 

質問しか無い研修。

(昨日も散々塾生さん達に喋くりましたが、)職人起業塾で行なっているマーケティングの研修は技術的な事、売るテクニック等全くお教えする事はありません。

ドラッカー博士が定義した「マーケティングの目標は全てのセリング(売り込み)を無くすること」という言葉を体現すべく、とにかく顧客に信頼を得るにはどうしたらいいか、どうあるべきかを塾生さん達に繰返し問い続けています。はっきりと言ってしまうと、唯それだけです。(笑)

とにかく、質問しか無く、答えは参加者がご自分で、もしくは会社に持ち帰って出されます。
そして、その質問を突き詰めて絞り出される答えは個人も事業所も顧客からの信頼を得る事、その一点に集中しています。

  

信用と信頼。

つい先日読み終えた、アドラーの『幸せになる勇気』という書籍の中にも、信用と信頼についての言及がありました。

私の持論、「マーケティングは在り方から始まる。」という考え方から鑑みると、人のすべての問題は人間関係であり、その人間関係の悩みを解消する指針を示すアドラーの理論はマーケティングの書といえると思っています。(あくまで私見です)

その中に、

信用とは、条件を満たした人に与えるもの。

信頼とは無条件で人に寄せるもの。

というくだりがありました。

なるほどなー、と唸ったのですが、この考え方は非常に奥が深く、そしてじっくりと考えてみるべきだと思いましたので、昨日に引き続きアドラーネタを書き残しておきます。

アドラーの言うところの信頼の根本は、『まず自らはじめよ。』です。自分から信頼せずして、人からの信頼を得る事等ない。と、なるほどそれはその通りと納得ですし、わざわざ口に出して言わずともがな、な気も若干します。

その理論をもう少し掘り下げて、信頼して、信頼されるという理論(原理)から考えると、自分を信頼出来無い人間は他人を信頼出来ない。=他人から信頼されないとなってしまいます。

 

 

自分を信頼する。

これがなかなか難しい。(苦笑)
アドラーは無条件で寄せる、と言っておりますが、得られるとは言っておらず、自分が他者に信頼を寄せるのは、何でも受け入れる決意があれば出来るかも知れません。しかし、他者から信頼を得られるのは全く話が変わります。そのひとつの側面として、信頼は約束を守る事で得られるという事があります。約束さえ守れない人間をどうして信頼しろと言うのか?と。

コーチングを行なっていて思うのは他人との約束、会社との約束はなんとか守れても、自分との約束を守れる人は非常に少ないのが現実だと感じています。

 

 

単純な三段論法の説得力

仕事でやるべき事は出来る、結果も出す。しかし、自分との約束を蔑ろにして本当に重要な事を守り切れない人が(私を含めて、)この世の中に如何に多くいる事か!
アドラー心理学が絶対の解だとは思ってはいませんが、単純な三段論法は(どちらかというと)好きな方なので、信頼の重要性を正面から捉えたとき、

自分自身への信頼→他人への信頼→他人からの信頼

という構図は素直に受け入れてしまいます。(笑)

 

信頼が成功の入口。

とにかく、非常に分かりやすいアドラーの考え方(=原則論)に基づくと、自分への信頼を持てる様になる事が、信頼ベースのマーケティングを構築するには不可欠という事になります。
簡単な様で非常に難しい、自分との約束を守る『習慣』を職人起業塾に御参加頂いている塾生さん達にはなんとか手に入れてもらいたいと思いますし、出来る限りそのサポートをさせて頂きたいと思っています。

『信頼』、気軽に使う何気ない言葉ではありますが、実はそれを得る事ができればもの凄い影響力を持てて、未来の自分が発揮できる価値を確信出来たり、その事自体に幸せを感じる事が出来たりと、アドターの言うところの人生に於ける幸せ、成功の扉を叩く事が出来るのでは無いのかと。

 

 

信頼の4つの核

私が敬愛してやまないスティーブン・R・コヴィー博士の提唱された理論を日本に広める為に設立されたフランクリン・コヴィー・ジャパンが公開されている資料に、信頼を構築する4つの核という考え方があります。

職人起業塾の塾生さん達にはセルフチェックをして頂くその4つのファクターとは、『誠実さ』『意図』『力量』『結果』でそれぞれについて満足出来る回答を持ててこそ、信頼に値すると厳しく伝えています。
今日の講座では、塾生の皆様にその信頼の核についてセルフチェックをして貰って最も改善するべき所を発表して頂きました。

 

 

信頼から生涯顧客の創造へ!

多かったのは力量と結果が欠けていると言う意見。弱い部分を炙り出されたところで自分自身に対する信頼性の問題点を細分化して、その一つずつに取り組む事で、信頼の核を作り上げ、まずは自分自身を信頼できる様になる事から、会社からの信頼、取引先からの信頼、ひいては顧客からの絶対的な信頼を得られる様になってもらいたいと思います。

それが出来れば、ドラッカー博士が言われた『事業の目的は(生涯)顧客の創造である』を次々と叶える力を手に入れてもらえると思うのです。

塾生の皆様、取り組むべきは明らかになったことやし、後はやるだけ!
気張って参りましょー!

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