脱!茹でガエルへの5つの注意点。

9月30日 曇り時々晴れ

 

第3四半期終了。

夏が漸く終わりを告げた、と思ったら気付いた時には9月もおしまい、今年も早、3/4が終わってしまった計算になります。生きて来た年数に対しての今年一年という風に考えると、1年の時間的な比重は軽くなるし、速く感じるのも致し方無いかも知れませんが、それにしても、早過ぎる、と感じてしまう今日この頃、アタリマエですが、一日いちにちと人生の終わりに近づいて来ている事実を無意識の内に感じているのかも知れません。

 

 

直感に従っての出張。

今日は新幹線に乗って5時間の移動、那須塩原へと向っています。先日、このブログで紹介した書籍、”『職人』を教え・鍛え・育てる しつけはこうしなさい!”の著者であり、左官職人を育てる職人会社の経営者でもある阿久津社長にお招き頂き、創立45周年の式典に参加させて頂きます。

私と全く同じ問題意識を持ち、同じ解決方法を模索し、同じ様に職人を育て、守る事を実践されているお会社の記念式典ということで非常に楽しみにしておりまして、これからの建築業界を襲う超職人不足の激震に備えて私達が行なうべき事、目指す方向性を再確認させてもらうヒントを頂けるのではないか、と直感的に思い、大きく期待しております。詳しくは、明日のブログにて、笑

 

 

茹でガエルの法則

未来への危機感、問題意識を持たず、生ぬるい現状に満足してなんら新しい行動を起さない人、気付いた時には取り返しのつかない状態に陥った人の事を、よく『茹でガエル』と揶揄されます。私もそうなってはいけないと、常々意識して問題の掘り起こしや気になる事に対して積極的なアクションを起す様にしています。

元々、一文無しの職人からスタートした私は創業からの16年を振り返って、順風満帆に事業を進めた事等殆ど無く、うまくいき出した!と思った後は大体大きなしっぺ返しを食らったり、もうあかん、、と心が折れそうになった時程、救いの手を差し伸べてくれる人が現れたりと、いつも大きな振り子に必死で掴まって、良かったり、悪かったりを繰返しながらここまで来ました。

http://matome.naver.jp/odai/2145234898470481301より拝借。
http://matome.naver.jp/odai/2145234898470481301より拝借。

茹でガエル

茹でガエル(ゆでガエル)、茹でガエル現象(ゆでガエルげんしょう)、茹でガエルの法則(ゆでガエルのほうそく)とは、ビジネス環境の変化に対応する事の重要性、困難性を指摘するために用いられる警句のひとつ。

多くのコンサルタント活動家などによって[1][2]自然科学上の実験結果であるかのように語られているが、実際には、カエルは温度が上がるほど激しく逃げようとするため[2][3]疑似科学的な作り話[4]が広まったものである。

出典:Wikipedia

 

振り子を俯瞰する。

人生訓、というと大げさかも知れませんが、これまでの経験則で良い時の後には大変な事が、悪いことの後には感謝すべき事がセットでやって来るものという認識が有り、どちらの出来事が起こった時も少し俯瞰して見る様な癖がついています。

人生を俯瞰して見ると悲観と楽観が同居しており、喜ぶ時は危機感を、悲しむ時は希望を持つ様にしている、そしてそれぞれに対してアクションを起す事を考えると、茹でガエルになりにくい体質を持っていると言えるかも知れません。

 

 

それでも茹でガエルになる。(涙、)

そんな(ハングリー且つ行動派の)私でも、茹でガエル的な失敗をする事が無いかというと決してそんな事はなく、「もっと早くに手を付けておくべきだった、」と後悔する事が少なくありません。何でも手を付ければ解決する訳ではありませんが、潜在的な問題を薄々感じながら、放置して来た事に対しては自責の念に駆られずにはおられません。

ごく最近にも、社内で大きな問題が起こり、経営者の責任と判断を厳しく問われる出来事がありました。まさに茹でガエルだったと大きく反省する事しきりですが、大きく振れる振り子はきっと次の展開の呼び水になる筈だと、前向きに捉えることに今は開き直っております。。大変ですが、、

 

 

時間の絶大な解決力

常々意識して、気をつけている、もっと言うと毎月ビジネスコーチングのセッションを受けて、問題点や気になる事の洗い出しを定期的に行なう習慣まで持っているにも拘らず、それでも『茹でガエル』になってしまう理由を考えて見ました。

この答え、原因の1つに、「時間が解決してくれる」という誰が言い出したか分からない、真理か嘘かも分からない概念が、さも真実の様に自分の中に棲み続けていることが浮かび上がってきました。

これまでの人生で、絶対に許せない程の憎しみ、忘れる事が出来ない悲しみ、爆発しそうな怒りを閉じ込め、抑え、コントロールして来たのは正直、自分の意識ではなく『時間』とそれによる忘却の力でした。その絶大な力に私には抗う事が出来なかった事を経験しているからこそ、時間の力に依存する気持ちがあるのだと思うのです。

 

 

呪文は思考を停止する。

問題だと思う事、気掛かりな事、漠然とした不安に対してアクションを起して解決に向かう事はリスクマネジメントの観点からすると非常に重要ですが、潜在的な問題に対して全て手当てするなんてとてもじゃないけど出来る訳もなく、現実は優先順位をつけて、緊急度の高いモノから順番に手をかけるしかありません。

その選択の際に、先送りするモノに対して呪文の様に唱えるのが、「時間が解決してくれる(かも)」という短絡的かつ安直な言葉であり思考です。しかし、実際を見てみると、時間が解決してくれるにはそれなりの素地なり方向性が示されておらねばならず、その部分さえも目をつぶってしまうと、「後は野となれ山となれ」と単なるほったらかし状態にしかなりません。

 

 

まとめ。

そんなこんなで、自分への備忘録として、脱!茹でガエルへの留意点をまとめて以下におきたいと思います。

  • 確かに、時間の力は偉大ですし、その解決力は人智を遥かに超え、何にも代え難いほど威力を発揮します。しかし、無条件で依存してしまうと、時間が経つに従って酷くなることも少なくありません。まさに両刃の剣であり、注意が必要。
  • 時間の過ぎ行くままに身を任せる癖がついてしまうことは即ち、茹でガエルへの入口で有り、気付いた時には取り返しがつかない事になってしまいがち。
  • 潜在的な問題、気になる事、未来の漠然としたリスクに対して、解決を図るのは出来ないとしても最低限、解決への方向づけと素地を整える程度の努力を怠ってはならない。
  • 時間が解決してくれる。と思った時は単なる先送りへの誘惑であり、両刃の剣を抜くとき。そんな時程、方向性、状態をしっかりと確認すべきであり、状態管理への意識を強く持つ絶好の機会である。
  • チャンスくんは前髪しか生えていない故事に則り、絶対にその機を逃してはならない。

以上。反省と自戒を込めて、、

 

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